設計・製造ソリューション展
(於 大阪 2017年10月4日〜6日)

設計・製造ソリューション展 in 東京(2017年6月21日〜23日)

1,226社が出展した西日本最大のものづくり展示会
来場者は3日間で36,936人に!

インテックス大阪を舞台に、1,226社のブースがずらりと並んだ「関西ものづくりワールド」。
5つの専門展が併催されるなか「第20回 関西 設計・製造ソリューション展」には240社が出展し、充実した内容に。
「3Dプリンター」をはじめ「CAD、CAM、CAE」「PLM、PDM、BOM」「生産管理システム」「ERP、SCM」「IoT/AI活用」といったコーナーが、それぞれ初日から熱気に包まれました。

※リードエグジビジョンジャパンより抜粋

新商品となる3Dプリンターをはじめ充実のラインナップ

「3Dプリンターゾーン」に出展したリコーブースの目玉は、公の場では関西初公開となるHP Jet Fusion 3D 4200/3200プリンティングソリューション、そしてEnvisionTEC(エンビジョンテック)社製3Dプリンターです。
さらにエントリーモデルとして3機種を展示するとともに、名古屋、東京における設計・製造ソリューション展でもご好評いただいた「3Dプリンター出力サービス」コーナーを設けました。
メーカー、造形方式、サイズ・材料など一層充実したラインナップをそろえ、3日間通じて5,700名様にお越しいただいたリコーブースの様子をお届けします。

画像1:関西初公開となる3Dプリンターをはじめ充実のラインナップ
画像2:関西初公開となる3Dプリンターをはじめ充実のラインナップ
画像3:関西初公開となる3Dプリンターをはじめ充実のラインナップ
画像4:関西初公開となる3Dプリンターをはじめ充実のラインナップ
画像5:関西初公開となる3Dプリンターをはじめ充実のラインナップ
画像6:関西初公開となる3Dプリンターをはじめ充実のラインナップ

日本初上陸の3Dプリンターを展示!
新製品紹介コーナー

今回、新商品コーナーでは日本での発売を控えたアメリカHP社製の3Dプリンター1機種、世界的に高いシェアを有するドイツEnvisionTEC社製の3Dプリンター2機種を出展。
それぞれの特性を本レポートでもご紹介しましょう。

ものづくりの新しい形を模索する大手メーカーからも熱視線!
HP Jet Fusion 3D 4200/3200プリンティングソリューション

画像:ものづくりの新しい形を模索する大手メーカーからも熱視線!HP Jet Fusion 3D 4200/3200プリンティングソリューション

HP JetFusion 4200

「これだけを見に来ました」というお客様もいらしたほど、特別な関心を寄せられたのが、このHP社製3Dプリンター。独自のテクノロジーにより、試作から最終製品までの造形を実現できるため、『最終製品として出荷できる品質のものをハイスピードで生産できる出力性能、そして材料の再利用率が80%という効率性を活かし、これまでにない「ものづくり」を実現したい』というお声をいただきました。単に出力装置としてではなく、業務フローに変革をもたらすソリューションとしての導入を考えていらっしゃるのです。
リコーでは長きにわたり3Dプリントを手がけて得たノウハウをもとに、お客様のニーズに合わして、品質、スピード、コストの面からお客様へ最適なものづくりを提案しています。この新しいHP Jet Fusion 3D 4200/3200プリンティングソリューションの導入をお考えの皆さまからも多くのご質問・ご相談をいただき、技術員のアドバイスに耳を傾けていました。
なお同機の造形サンプルはすべてナイロン12(PA12)によるものですが、今後はナイロン11(PA11)、ガラスビーズ入りのナイロン12GBなど素材も続々リリース予定となっています。

> HP社の商品詳細

画像1:日本初上陸の3Dプリンターを展示!新製品紹介コーナー
画像2:日本初上陸の3Dプリンターを展示!新製品紹介コーナー
画像3:日本初上陸の3Dプリンターを展示!新製品紹介コーナー
画像4:日本初上陸の3Dプリンターを展示!新製品紹介コーナー
画像5:日本初上陸の3Dプリンターを展示!新製品紹介コーナー
画像6:日本初上陸の3Dプリンターを展示!新製品紹介コーナー

高精細で滑らかな造形品質と、高い生産性の両立
EnvisionTECが打ち出す光造形の新しいカタチ

1980年代からある光造形方式を採用し、高精細かつ表面の滑らかな造形を得意とするドイツEnvisionTECの3Dプリンター。100件以上の特許に基づく独自技術により、高品質と高生産性を両立しています。今回は2機種を展示し、その造形品質を実感していただきました。

> Envision TEC社の商品詳細

最小積層ピッチ25μmを誇る
EnvisionTECのPerfactory 4 Standard XL

積層ピッチ最高25μmを誇るEnvisionTECのPerfactory 4 Standard XL

EnvisionTEC Perfactory 4 Standard XL

光造形方式の中でも、最先端のダイレクトライトプロジェクション(DLP)方式を採用しているのがPerfactory 4 Standard XL。最小積層ピッチ25μm、XY解像度(平面)も50μmという超高精細な出力性能が最大の特徴です。もともと光造形方式は高精細で表面が滑らかな造形を得意としていますが、DLP方式を採用したPerfactory 4 Standard XLによる造形サンプルは、その美しさにお客様も驚くほどでした。「後仕上げなしでここまでできるとは…」とのご感想も。
ABSライクやクリア素材などさまざまな材料が扱えるという利点もあり、なおかつ素材の交換も手軽に行うことができます。その手軽さは「光造形方式は素材の交換が大変だから…」という概念を払拭するでしょう。

EnvisionTECのULTRA 3SPは安定性と低コストが魅力

EnvisionTECのULTRA 3SPは安定性と低コストが魅力

EnvisionTEC ULTRA 3SP

EnvisionTEC のスタンダードモデルともいえるULTRA 3SPは、光造形のSLA方式を採用。安定した精度で滑らか、そして高品質な造形をこなす1台です。また稼働部品の点数を少なくすることで耐久性を確保し、材料消費を最小限に抑えるなど低ランニングコストが魅力となっています。
コンセプトモデルから機能パーツに至るまでのあらゆる造形に対応できるULTRA 3SPにも、多くのお客様が関心を寄せられていました。

画像1:高精細で滑らかな造形品質と、高い生産性の両立 EnvisionTECが打ち出す光造形の新しいカタチ
画像2:高精細で滑らかな造形品質と、高い生産性の両立 EnvisionTECが打ち出す光造形の新しいカタチ
画像3:高精細で滑らかな造形品質と、高い生産性の両立 EnvisionTECが打ち出す光造形の新しいカタチ
画像4:高精細で滑らかな造形品質と、高い生産性の両立 EnvisionTECが打ち出す光造形の新しいカタチ

エントリーモデルとして注目を集めた
韓国MOMENT社による3Dプリンターコーナー

画像:エントリーモデルとして数多くの引き合いがあった韓国MOMENT社による3Dプリンターコーナー

左からMOMENT 2,MOMENT JUNIOR,MOMENT S

材料押出堆積法(FDM)方式を採用したMOMENTシリーズは、韓国で人気を博しているエントリーモデルです。3Dプリンターを初めて使用される方や、2台目としての使用を検討される方など、幅広いお客様から注目を集めました。

コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルを3機種展示

韓国製3Dプリンター『MOMENT』。
中でもお客様の興味を引いたのが、エントリーモデルでありながら310×295×320mmの大型造形を実現する『MOMENT 2』。WEBカメラを搭載し出力の進捗状況を外出先からでも確認できる機能を装備し、また、使用できる素材も汎用性の高いPLA、ABSに加え、ゴムのような柔ら内素材にも対応し、幅広い用途にも適用します。

同時に展示しました『MOMENT S』はMOMENT2と同等の機能を備え、試作はもちろん教育機関での使用ニーズにも応える手軽なデスクトップ型です。

さらに、『MOMENT JUNIOR』では、250×260×290mmという省スペース、かつ100μmの高精細積層ピッチにも対応しています。スライサーソフトは「Cure」を採用しています。

このコーナーでは、実機に加え造形サンプルを手に取ってご確認いただくお客様が多く、価格に対する品質に評価をいただいておりました。

画像1:コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルを3機種展示
画像2:コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルを3機種展示
画像3:コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルを3機種展示
画像4:コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルを3機種展示

20年以上にわたり培った3Dプリントのノウハウを活用!
用途に応じてものづくりを支援する出力サービス

「3Dプリンター出力サービス」コーナーには、長年培った技術を注いだ造形サンプルを多数展示。多くのお客様が、ひとつひとつ手に取ってその用途を確認し、その精度の高さを体感いただきました。そして、特にお伝えしたいことが、ただ出力を代行するだけのサービスではないということ。お客様の用途や目的をじっくりお伺いし、造形方式から素材までを検討した上で、最適な造形物をお届けいたします。

造形サンプルを通じて新たなものづくりの話を

お客様のデータをお預かりし、リコーの技術者が3Dプリンターで造形する「3Dプリンター出力サービス」をご紹介したこのコーナー。数多くのお客様から多様なお問合せを頂戴しました。
初めてのご利用を検討されているお客様からは、後工程の充実に興味をもっていただきました。
何度かご利用いただいているお客様からは『お礼のお言葉』をいただくとともに、新製品の出力サービスに関心を寄せていただきました。
お客様の用途が意匠確認か、機能検証か、あるいは小ロットの製品生産か。それをきめ細かく伺い、最適な造形方式や素材を選ぶのがリコーの出力サービスです。
展示した造形サンプルのひとつひとつにあるストーリーを通じ、今回も数多くのお客様とものづくりを交わすことができました。
ご関心のある方はぜひ一度、ご相談下さい。

> 3Dプリンター出力サービスの詳細

画像1:20年以上にわたり培った3Dプリントのノウハウを活用!用途に応じてものづくりを支援する出力サービス
画像2:20年以上にわたり培った3Dプリントのノウハウを活用!用途に応じてものづくりを支援する出力サービス
画像3:20年以上にわたり培った3Dプリントのノウハウを活用!用途に応じてものづくりを支援する出力サービス
画像4:20年以上にわたり培った3Dプリントのノウハウを活用!用途に応じてものづくりを支援する出力サービス
画像5:20年以上にわたり培った3Dプリントのノウハウを活用!用途に応じてものづくりを支援する出力サービス
画像6:20年以上にわたり培った3Dプリントのノウハウを活用!用途に応じてものづくりを支援する出力サービス

3D CADデータの「内部に入る」感覚
デザインレビューシステムを参考出展

画像:3D CADデータの「内部に入る」感覚	デザインレビューシステムを参考出展

今回は製造業向けの新たなソリューションとして、デザインレビューシステム「pronoDR」も出展しました。
専用のVRヘッドマウントディスプレイで見えるリアルなCADデータに多くのお客様が興味を持たれました。

「その場にいるような」感覚だから
事前にムダを防げる

例えば、3D CADで設計されたプラントのCADデータを簡単操作でコンバートし、VRヘッドマウントディスプレイを通じて「その場にいるような」感覚でレビューできる「pronoDR」 。
設計情報を3D-CAD化することで、より現物に近いイメージを確認することができるようになりましたが、更にバーチャル空間にてCAD図面を確認することで、実寸大でのレビューを実現します。
これにより、試作を行う前にレビューを行うことで、試作回数を減らすことができるため、コスト削減に効果をもたらします。

展示ブースで体験されたお客様からは「本当にCADデータの中にいるようだ」といったお声を頂戴し、工法検討や配管工への事前レクチャーに有効であると実感していただきました。また大掛かりな設備を必要とせず導入コストが手軽で、「Solid Works」「CATIA」「PTC Creo」「NX」「ICAD」といった多くのCADソフトに対応することも利点となっています。

「幅広い商品ラインナップと豊富な造形経験があるので相談しやすい!」

画像:「幅広い商品ラインナップと豊富な造形経験があるので相談しやすい!」

今回の出展ブースでは、想定を大幅に超え約5300名ものお客様とコミュニケーションを取らせていただくことができました。上記でご紹介したお声の他にも、実にさまざまなご感想を頂戴しました。一部ご紹介しましょう。

購入前に必要なことをアドバイスしてもらえて感謝

「3Dプリンターは高額なため、購入にはなかなか踏み切れないと思っていましたが、今回いろいろなラインナップを紹介いただき、まず自社で利用する用途・目的をより明確にすることが必要とわかりました。そうしないと、どのようなプリンターが適しているのか決められないということですね。今まで、何百万円という高額なプリンターを薦められることが多かったのですが、もしかすると50万円程度のプリンターでも十分なのかもしれません。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」

満遍ない商品ラインナップで相談しがいがある

「リコーは造形方式の面でも価格帯の面でも充実した商品ラインナップでしたが、ついに満遍なく揃えたなという印象があります。これからもいろいろと相談しながらものづくりを進めていきたいですね」

経験豊富な技術者に出力を依頼できるのも頼もしい

「リコーはHP社を含め取り扱い機種が多いことに加え、『3Dプリンター出力サービス』を実施されているところが頼もしいですよね。出力を依頼すれば経験豊富な技術者の方が造形してくれるということで、安心だと感じました。3Dプリンターを今すぐ購入することはできないのですが、まず『3Dプリンター出力サービス』の利用を検討します」

RICOH Rapid Fabのご案内

展示会で出展した機器、造形物は
新横浜、名古屋、大阪でもご覧いただけます

今回の展示会で展示した機器、造形物は弊社の『RICOH RapidFab』でもその一部がご覧いただけます。
業務のなかで長年3Dプリンターを活用してきたリコーの技術者が、3Dプリンターの導入から運用までお客様のあらゆるご相談を承ります。
是非、ご来場ください。

詳細はこちら

画像:展示会で出展した機器、造形物は新横浜、名古屋、大阪でもご覧いただけます
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