充実のオプション: 生産工程改善支援

概要

「生産プロセスの改善効果が頭打ちになってきた」「日々改善に取り組んでいるが目立った効果がない」といったお悩みはないでしょうか。製造現場ではコスト削減や品質向上が求められる一方、複雑化する生産工程や多品種少量生産等の理由で、生産プロセスの改善による大きな効果は得られにくくなっています。そのような中で、リコーは20年以上前から3Dプリンターの可能性に着目し、実際に製造現場では3Dプリンターで製作した独自の治工具等のツール活用しながら、生産プロセスの改善を進めてきました。3Dプリンターは切削など既存の加工法と比べて、型や治工具などのツールを小型化、軽量化、多機能化できるため、使い方次第で生産プロセスを変革する手段となり得ます。
本オプションサービスはリコーがこれまで培ってきた経験をもとに、お客様の生産工程を分析し、3Dプリンターを活用した改善ポイントと具体的なアクションプランを策定し、その実行を支援するものです。

画像:生産工程改善支援(オプション)

実施内容

生産プロセスのモニタリング・分析

リコーの製造現場で長年改善活動に携わってきた専任のコンサルタントが、お客様の生産プロセスをつぶさに観察します。お客様のプロジェクトチームと連携して、人の流れ、モノの流れ、作業の流れを調査分析することで、3Dプリンターの活用により実現可能な業務効率化、生産性の改善のポイントを洗い出していきます。

画像:生産プロセスのモニタリング・分析

現場ヒアリング・重点対策立案

事前に準備したヒアリング調査項目を元に、生産現場の管理者や技術担当者へのヒアリングを行います。ヒアリング結果と「生産プロセスのモニタリング・分析」の結果を元に、人的ミスの要因や作業のボトルネックになりうる工程を重点課題として抽出し、3Dプリンターの特長(小型化、軽量化、多機能化)を最大限に活用した型や治具等の改善ツール導入による作業品質、生産効率の改善や生産ラインの改善をご提案します。

画像:現場ヒアリング・重点対策立案

治具など生産改善ツールの設計・製作・導入

ヒアリングと分析により導いた改善提案内容に基づき、リコーの設計者が3Dプリンターならではの特徴(小型化、軽量化、多機能化)を活かした型や治具等の生産改善ツールの設計を行います。また強度や耐熱性などの要求特性に応じた材料を用いて、3Dプリンターにより製作します。さらに、お客様のプロジェクトチームと連携して、製作した型や治具の生産工程への投入と運用定着を図るとともに、継続的な改善活動を支援します。

お客様自身で治具等のツール設計を行いたいが、3DCADのご経験がないお客様へは、 『3DCADの早期使いこなしと治具設計のポイント』をパッケージとしてご提供することも可能です。

画像:治具など生産改善ツールの設計・製作・導入
画像:4面組立治具 画像:モーター組立治具 画像:モーター組立治具 画像:チャッキング治具
画像:部品配膳トレイ
画像:各種組立治具

※ 画像をクリックすると拡大します。

生産ライン・生産管理の最適化

3Dプリンターによる型や治工具を活用した生産プロセス改善の結果を、さらに生産ライン全体へ展開したり、ライン全体での効率化や管理コストの削減の取組みについてお客様を支援します。

リコーでは、最終製品も造形できる産業用の大型3Dプリンターを完備しており、ジャスト・イン・タイムで必要な型、治具、パーツをお届けする オンデマンド生産(別オプション)のサービスも提供可能なため、生産ツールやパーツの適切な在庫管理やリードタイムの短縮にお役立ちできます。

画像:生産ライン・生産管理の最適化

進め方

  • 01
  • 02
  • 03
  • 事前ヒアリング&概要提案

    本サービスがお客様の課題解決に貢献可能か、事前にヒアリングさせて頂き、概要についてご提案させて頂きます。ご提案内容に同意頂ければご契約手続きとなります。
    ※事前ヒアリングにあたっては、機密保持規約に合意の上、適切な情報管理を行います。

  • 本調査と改善提案

    専門のコンサルタントが製造現場にお伺いし、生産工程のモニタリングや現場ヒアリングなどを通して現状分析を行います。その結果をうけて、3Dプリンターによる改善効果が見込まれるポイントを洗い出し、改善に向けたアクションプランを策定していきます。

  • アクションプランの実行

    最適な3Dプリンターの導入から(出力サービスやオンデマンド生産も可能)造形した治具の配備とオペレーション改善などを行います。
    3Dプリンターや3DCADのご経験がないお客様でも、お客様ご自身で使いこなしていくための支援も、パッケージとして提供可能です。

期待される効果

  • ●  3Dプリンターで治工具などの生産ツールの小型化、軽量化、多機能化を図り、作業品質および生産効率の改善が期待できます。
  • ●  生産プロセスのボトルネックと、改善による効果を可視化し、新たな視点での生産プロセス全体の見直しが可能となります。
  • ●  作業改善だけでなく、治具/パーツ/最終製品のオンデマンド生産による在庫管理の手間やコストの削減効果も期待できます。

活用事例

組み立て作業品質の向上で「月間不具合件数」がゼロに

小ロット高付加価値の大型プリンターを製造するリコーインダストリー株式会社では、製品組立工程で一人の作業者が大量の類似パーツを扱うために、部品の取り間違えなどのミスが発生しやすく、作業品質の向上と生産効率化が大きな課題でした。 従来手法では改善が頭打ちになっていたが、「生産工程改善支援」によって3Dプリンターを活用した生産プロセス全体の見直しに成功。生産効率と作業品質の改善につながりました。

さらに詳しく

画像:組み立て作業品質の向上で「月間不具合件数」がゼロに