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カメラ史に残る長寿命機 リコーオートハーフ (1962)

タバコのLMを大きさの目標に
 35mmハーフサイズのカメラは歴史的にいくつかの製品がありますが、戦後のカメラ普及時代に入ってハーフ判で成功したのは「オリンパスペン(1959)」です。ここで一般用ハーフサイズカメラが定着することになります。リコーは得意の自動化カメラの思想をさらに進め、画面サイズを小さくすることによってレンズの焦点距離が短くボディが薄くできることから、ハーフサイズで高度に自動化小型化したカメラを企画しました。フィルム巻上げはスプリング動力で自動とし、カメラの大きさはタバコのLMを目標にしました。

60万個以上の販売実績
 この目標を達成するには、動力用ゼンマイ材料の発掘、超薄型シャッターの開発など在来に無い考え方を、素材やコンポーネントのメーカーに説得する多大の努力が行われました。
 デザインも在来のカメラとは異次元の外観で「ものすごく売れるか、全然売れないかのどちらか」と激論の末、発売に踏み切りました。その結果、20年間に50万個以上の販売実績となりました。
 35枚撮りのフィルムでは72枚も写せるので、カメラの中で1年を越してしまうこともあり、DP屋さんの間に「カレンダーフィルム」という言葉ができました。
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