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お客様事例 株式会社アイ・シー・ティー様

RICOH Pro C900 活用事例

PODには、小ロット印刷機という側面があるのは事実である。だが、バリアブル印刷というデジタルならではの高付加価値に着目し、新たなビジネス展開に積極的に活用しようとしている事例がある。株式会社アイ・シー・ティー様(以下ICT)の社名はInfinitely Create Thinktankの略称。名前のとおり、無限の創造性を生み出す頭脳集団は、なぜC900に注目し、どのようなビジネスを展開しているのだろうか。

よりカスタム化し、より高付加価値を生み出す。

1990年に設立されたICTは、さまざまな業種・業態の企業の営業・販売・顧客管理などのソフトウェア・システム・インテグレータとして幅広い実績を蓄積してきた。中でも、大手音楽・芸能プロダクションのイベント、ファンクラブのチケット・会員管理などのユニークな分野で15年以上にわたる経験を積み上げている。
そのICTが、どうしてPODを本格的に業務の中に位置づけ、C900導入を決定したのか。清水知幸氏(常務取締役ビジネス・サポート・サービス事業部事業部長)は、経緯をこう語る。
「音楽・芸能やプロスポーツのイベント、ファンクラブの会員管理などのノウハウは、一朝一夕で身につけられるものではありません。この分野で培ってきた実績は、当社の大切なリソースです。これを最大限に生かしきる新たなビジネスモデルとは何か、と模索しているとき、PODによるバリアブル(可変)印刷こそ、まさにぴったりだと考えたのです」
音楽・芸能やスポーツのチケットなどには、もともと開催日、プログラム、指定席の座席番号その他、可変部分が多く、また常にJust in Timeと言う制約がついてくる。
その煩雑さは見方を変えればビジネスチャンスそのものである。ICTは、そこに顧客特性や嗜好などを加え、よりカスタム度の高いプレミアムチケットの分野を切り開くことで、従来は商売になりにくいと思われていた多品種・小ロットの領域を新たなビジネスチャンスに変えたのだ。

よりカスタム化し、より高付加価値を生み出す

ユーザー情報をOne to Oneの鍵としてどう取り扱うか。

プレミアムチケットとは、ユーザーごとに細分化されたニーズに応える高付加価値のチケットである。たとえばサッカーやプロ野球観戦の入場券として機能するだけでなく、試合が終わった後も記念として取っておきたくなるようなデザインであったり、企画と密接に結びついている。
「経済状況が停滞しているときこそ、こうしたOne to Oneがビジネスの鍵となり、突破口となります。よりきめ細かく顧客のニーズを掘り起こし、先取りしていくことが、つねにチャンスと成功に結びつきます」
このためには、ユーザーごとに異なる情報を可変データとして取り扱うことが必要となる。ICTの原点はシステム開発だと語る清水氏は、このような可変データを扱うバリアブル印刷のデータ処理は、得意中の得意分野だという。その意味で、リコーがPOD分野で目指しているひとつの方向性(トランスプロモーション・バリアブル印刷)と、ICTが目指すOne to Oneビジネスの進化は、息がぴったりと合っている。
「以前は外注していたバリアブル印刷も、これからは基本的に内製化します。たんにコスト削減だけでなく、ノウハウを蓄積し、次のビジネス展開に備えたいと考えています」

経験と実績を重ね合わせ、パートナーシップを築く。

ではPOD機の中から、なぜICTはC900を選択し、リコーをビジネスパートナーとしたのか。
「バリアブル印刷そのものは4年前から手掛けており、どういう印刷機があるのか予備知識は十分ありました。C900は、品質が十分に要求を満たしていることはもちろん、コストパフォーマンスで他の追随を許さないものがありました。現状維持の受注ペースでもたった1年で元がとれてしまいます」
しかし決定的な要素は、コスト面でのアドバンテージだけではない。ICTのビジネスマインドは、あくまでもクリエイティブにある。「顧客にどう感動してもらえるかが、One to Oneだ」と信じる清水氏は、「PODによる印刷はあくまでもその手段であり、最も重要なのは技術力を背景にした企画」だと言い切る。
「その点リコーさんは、たんなるハードウェアベンダーではなく、PODをどう使うのか、アプリケーションソフト面でも高い経験と実績があり、当社にとって今後も心強いパートナーだと思っています」
POD機を導入してまだ日は浅いが、さまざまな企業を訪れてプレゼンテーションする際に、「具体的に事例を示せば、必ず会ってもらえる。企画コンセプトにも関心をもっていただける」そこからも、ICTが目指すビジネス展開に、ますます自信を深めている。

プレミアムチケットの持つ機能性を、さらに拡張するバリアブル印刷。

バリアブル(可変)印刷の特色を積極的に生かしたプレミアムチケットは、実際にどのように企画され、どのような成果を上げているのだろうか。現在ICTが手掛けているうち、サッカーJリーグの東京ヴェルディと、プロ野球の千葉ロッテマリーンズの事例を見てみることにしよう。

チケットの持つ機能を見直し、新しい価値創造に発展させる。

長年芸能イベントやプロスポーツ関連のデータ管理・処理を手掛けてきたICTが、チケット印刷まで手掛けようと考えるきっかけは、10年前にさかのぼる。
ある大手芸能プロダクション関連のコンサート予約申し込みシステムを導入した際、その運用も任されることになったのだ。従来はチケットになる直前までのデータ処理を担当していた。だがそのとき、チケットという媒体そのものがもつバリューに再度着目するチャンスに出会うことになる。

それは、チケットの機能性、デザイン性から封入などの効率化までトータルな視点で見直し、新しい価値を創造するアイデアにまで発展していった。それが一つの契機を生んだ。
「バリアブル印刷ができないかと考えるようになったのは、4年ほど前です。その後、事業計画をたてソフトウェアの導入などの準備を行い、古くからお付き合いのある大手芸能プロダクションへのプレゼンにこぎつけました」
その後、スポーツにも目を向け、昨年はJリーグの東京ヴェルディに企画チケットを提案した。3試合がパックとなったチケットで、ユーザーからは値引き感や記念品としてのプレミアム感が好評を得、チーム側には3試合分を先行して販売できるメリットをもたらした。
「PODを生かし、チケットデザインを複数準備し、お気に入りの選手がデザインされたものを選べるようにしたことがエンドユーザーから好評でした。その結果リピーターも増え、先行発売による前入金も増えるというビジネス上のメリットがクライアントに大変喜ばれました」

選手の人気データから、さらに新しいアイデアが生まれる。

実際に、東京ヴェルディや、同じくICTがプレミアムチケットを手がける千葉ロッテマリーンズと、そのサポータやファンとの窓口として活躍している土屋由佳さん(システム開発本部 ビジネス・サポート・サービス事業部)にも話を伺った。
電話問い合わせの対応から、メルマガの発行、入会案内、顧客データの管理など一人何役もこなす土屋さん。C900のオペレータとしてチケット印刷も担当する。「C900は発色がとてもきれいで、以前使っていたものとは全然違う印象をもちました」と感想を聞かせていただいた。
「どの選手が人気が高いか、チケットの注文データを見れば一目で分かります。それをさらに生かす方法はないかと考え、待ち受け画像としてプレゼントするなど、ファンと選手の距離を縮めることができました。中には、自分のブログにチケットを載せて自慢する人もいたりして、本当に喜んでいただいているのが分かり、うれしかった。今後もいろんな種類のチケットの開発にチャレンジして、そのスペシャリストになりたい」と語る。

クライアントに喜ばれ、新しい水平展開の可能性も。

「ヴェルディから、ホームでの観客動員を増やしたいという意向があり、そのためのツールとしてご提案しました」
再び清水氏に、この新しいスキームを提案したときの状況をうかがった。「新しい手法として注目していただき、コストもリーズナブルということで採用いただきました。ヴェルディ様でも、新しい試みとしてプレスリリースをしていただき、それが日経新聞(東京版)に掲載されて反響を呼び、他チームへの水平展開の道も開かれました」
プロ野球では、千葉ロッテマリーンズで今シーズンの開幕戦からの企画チケットを受注した。限定400席のインビテーションチケットで記念品的プレミアム効果を持ったものだったという。
「たんなる印刷とは異なり、企画内容が重要になります。クライアントとの意思疎通、打ち合わせが持つ比率が高くなりますが、逆にいえばそうしたノウハウを持っていれば、それをさらに生かし、新しい手法を生み出していくツールとして、C900を捉えなおすことが可能ではないでしょうか」

今後、ダイレクトメール系はすべてこうした新しいビジネスの対象だ、と清水氏は考えている。
「さまざまなビジネスでポイントサービスが展開されています。ポイントの残高をDMでお知らせし、その際にイベントや商品情報などを送っり、誕生日などにあわせて特別優待券をお送りしたり、ある地方だけの独自性を生かした展開を考えたり、いずれもOne to OneビジネスとPODというコンビネーションが可能にするビジネスです。これからはトランスプロモーション・バリアブル系こそが伸びていくと考えています。私たちはその先駆けを目指して行きます」

お客様プロフィール

株式会社アイ・シー・ティー

  • 設立 :1990年6月
  • 所在地 :〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-18 護国寺SIAビル
    Tel. 03-5940-3921(代表)
  • 事業内容 :システム運用支援サービス、ドキュメント入力・ 管理サービス、運用企画支援サービス、イベント管理運用支援サービス、販促物作成サービス・バリアブル印刷
  • 社員数 :120名(平成20年6月現在)
  • URL:http://www.ict-net.co.jp

本ページに掲載されている情報は、2009年10月2日時点のものです。

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