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お客様事例 はるやま商事株式会社 様

はるやま商事株式会社様 お客様にアピールする様々なPOPの作成に、A3カラープリンターが大活躍。メンテナンスはすべておまかせの「M-PaC保守」で本来業務に集中!

メンズ・レディススーツ専門店を全国展開する「はるやま商事様」は、リコーのカラープリンター「IPSiO SP C721M」をほぼ全店に導入して様々な種類のPOPを作成し、店頭での販売促進に利用しています。印刷が速くてきれいなカラープリンターは、各店舗の業績アップに貢献しているのはもちろん、トナー、消耗品、メンテナンスパーツ、保守の全てを含んだサービスである。使用量によって保守サービスを行う「M-PaC保守」の契約によって、本社の管理業務負担が大幅に軽減されました。

お客様の取り組み/導入の背景

プリンターの性能が業務にマッチせず、大きな負担に。

岡山県岡山市に本社を置く、はるやま商事株式会社様は、「お客様第一主義」を経営方針に掲げて、「紳士服はるやま」や「紳士服マスカット」などの郊外型服飾販売チェーンを全国展開している。「創業以来の経営理念である“より良いものをより安く”をモットーに、お客様のニーズに応えるため、全社員が日々努力を重ねています」と、同社 社長室 室長の横山 健一郎 様は強調する。
郊外型服飾販売チェーン業界は「リーマンショック」後、厳しい状態が続いているという。さらに、「クールビズ」に代表されるドレスコードの変化や大量定年時代の到来など、業界を取り巻く環境の変化も激しくなっている。こうした状況の中にあっても、はるやま商事様は様々な事業拡大のアイデアを練っている。「いま、新たな展開を模索しているところです。これからの当社にご期待ください」と、横山氏は自信を見せる。
そのはるやま商事様では、POP作成をはじめとする各店舗の業務を支えるインクジェットプリンターの耐久性やインクの消費量、出力速度などの性能が業務とマッチしていなかったため、店舗スタッフや同社のシステム課に大きな負担をかけていた。

横山 健一郎 様
社長室 室長
横山 健一郎 様

課題

日々、プリンターのトラブル対応に追われ、本業のシステム開発に支障。

藤田 宏伸 様
財務部システム課
課長 藤田 宏伸 様

各店舗のインクジェットプリンターのトラブル対応は本社システム課の仕事であり、そのシステム課には全国の店舗から毎日、修理や保守を求める電話がかかってきていた。店舗数が多いため、その回数はまさに「ひっきりなし」の状態だったという。しかも、システム課には6人のスタッフしかいないため、本業であるシステム開発に支障が出かねないほどの大きな負担にもなっていた。また、インクジェットプリンターでは、本社では出力枚数が把握できず、店舗の使用状況が分からないという問題もあった。
このような問題を抱えて悩んでいたはるやま商事様に対して、リコーはA3カラープリンター「SP C721M」の導入をご提案した。リコーの提案を受けた財務部システム課 課長の藤田 宏伸 様は、当時を振り返りながらこのように語る。
「インクジェットに比べてレーザーは本体が高価なので初期投資がかかるし、トナーの単価も高い。最初は正直言って、導入に乗り気ではありませんでした。しかし、ランニングコストと保守料金を含めたトータルコストで見れば、レーザープリンターは決して高くないという説明だったので、それなら具体的に示してほしいとリクエストしました」。

インクジェットプリンターは、店舗スタッフにも大きな負担をかけていた。

はるやま商事様の各店舗では、「セール」などの目を引く大きなPOPや、新製品の機能をわかりやすく説明する比較的小さなPOPなど、大小様々な種類のPOPが店内を飾っている。POPは、来店していただいたお客様に商品をアピールする重要な販促ツールである。横山様によると、「以前はこれらのPOPを本社が一括して外注で作成し、週に1度、定期的に各店舗へ配送していました」という。
その後、本社の事務負担を軽減するため、POPのデータを各店舗へ送信し、店舗ごとに印刷する運用に切り替えた。こうしたPOP作成のために、各店舗では他社製のインクジェットプリンターを使っていた。しかし、このプリンターが、店舗の従業員に大きな負担をかけていたのである。
POPは背景に色ベタを使ったりするため、インクジェットプリンターではすぐにインクがなくなってしまう。また各店舗では、1カ月に500~1,000枚のPOPを印刷しているため、半年か1年でプリンターのパーツ交換が必要になった。「その度に代替機を用意してパーツを交換していました。しかも、本体の故障による買い替えも頻繁でした」(財務部システム課 係長 多田 浩嘉 様)。
一方、交換用のインクは本社から支給していたので、どうしても配送に時間がかかってしまう。配送が間に合わない場合の緊急対応として各店舗では、スタッフが近所の家電量販店にインクを買いに行くこともしばしばだった。また、インクジェットは印刷スピードが遅く、必要なPOPの枚数にもよるが、出力に1時間以上かかることもあり、「印刷待ち」のせいで残業になることもあったという。

多田 浩嘉 様
財務部システム課
係長 多田 浩嘉 様

解決

コスト削減と手離れのよいサポートを実現する「M-PaC保守」。

はるやま商事様のシステム課とリコーの営業マンが協力して調査を行ったところ、例えば、各店舗で購入していたインクジェットのインク代は、かなりの金額になることが判明した。そして、カラープリンターのトナー代とインクジェットのインク代を比較すると、トナー代の方が3割ほど安くなることが分かったという。
「コスト削減効果もさることながら、SP C721Mが対応していた『M-PaC保守』も魅力でした」と、藤田様。M-PaC保守とは、リコーが提供するサポートサービスのこと。プリンターに取り付けられたカウンターに基づいて毎月の印刷枚数を計算し、その枚数に応じてサービス料金を支払う仕組みだ。サービス料金にトナーや消耗品、メンテナンスパーツ、保守などの代金が含まれている。つまり、印刷枚数に応じたサービス料金さえ支払えば、面倒な保守はすべてリコーが行ってくれるわけだ。出力枚数が正確に把握できるうえ、毎月の管理費用を平準化できるメリットもある。
導入メリットがはっきりしたことで、はるやま商事様はSP C721Mのテスト導入を経て、2010年2月に30店舗へ先行導入した。「先行導入店での評判がとてもよかったので、本格導入に踏み切りました。スペースの制約などで設置できない一部の店舗を除いて、2010年夏にほぼ全店に導入しました」(多田様)。
多田様にはM-PaC保守の手離れのよさと、SP C721Mの耐久性の良さも十分に評価いただいている。「M-PaC保守により、故障した場合はリコーのサポートセンターに店舗から直接連絡できるようになったので、システム課の負担は大きく減りました。もっとも、大きな故障自体がまだありませんが…」。

速くてきれいな印刷が可能になり、店舗では大幅な業務の効率化を実現。

導入した店舗での評価は、「速い! きれい!!」という声が圧倒的だった。旗艦店の一つである「紳士服はるやま岡山青江本店」の栢野 晃二 様からは、次のような評価をいただいた。
「印刷がきれいなので、写真を入れたり背景にグラデーションをつけたりして、お客様によりアピールできるPOPを作成できるようになりました。POPはお客様のお買い上げにつながる重要なアイテムなので、私たちにとってその作成は大切な仕事の一つです。よりわかりやすくお客様に訴えかけるPOP作りに、SP C721Mは大活躍しています。A3対応なので、大型のPOPも作成できるのはありがたいです」。
導入メリットは、POP作成のクオリティアップだけにとどまらない。「先行導入して半年ちょっとになりますが、大きな故障はありません。トナーの『もち』もいいですし、入れ替えも簡単です。印刷待ちによる残業もなくなりました。POPのほかに、社内用資料なども印刷しています。このプリンターがなくては仕事にならないぐらいフル活用しています」(栢野様)。

今後の展望

@Remoteと組み合わせることで、さらに便利に活用できる。

このようにSP C721Mの導入により、高品質なPOPが短時間で出力できるようになったうえ、店舗スタッフがインクを買いに走らなくてもすむようになるなど、各店舗の業務は飛躍的に改善された。さらに、システム課の負荷軽減やコストダウンにも役立っている。しかし多田様はこうした成果に満足せず、次の展開を見据えている。
「M-PaC保守の導入によって、印刷枚数が正確に把握できるようになったので、今後は本社から各店舗への業務改善指導などにも役立てたいと思っています。また、SP C721Mは2色印刷や長尺紙の印刷にも対応しています。2色で印刷したほうが印刷コストは安くなるので、2色でも遜色のないものは2色刷りを徹底するなどで、もっとコストダウンを図りたい。もちろん長尺紙の出力にも、今後は取り組んでいきたいと考えています」。
さらに藤田様は、リコーのリモートサービス「@Remote」も活用したいという。現在、各店舗のネットワークシステムは外部に接続できない環境となっているため、@Remoteは使えない。しかし、@Remoteを使うことで、修理やトナー補充を依頼する際の電話やFAXでの連絡が不要になる。「近いうちに全店舗で、@Remoteに対応する予定です。メンテナンスの手間がさらにかからなくなるはずなので、大いに期待しています」(藤田様)。
このように同社では、リコーのプリンティングソリューションを活用してPOPのクオリティアップや業務の効率化、コストダウンを積極的に進めている。リコーは今後も、同社の業務改善のために、よりよい提案・サポート活動を行っていく。

お客様の声

「これからもリコーの提案力に期待しています」

はるやま商事株式会社
財務部システム課 課長 藤田 宏伸 様

最初はカラープリンターの導入に消極的でしたが、様々なメリットが得られた今では、導入してよかったと思っています。大きな故障もないですし、安心して使っていられます。これからも、業務改善につながるリコーからの提案に期待しています。

「手間いらずのM-PaCにかなり助けられています」

はるやま商事株式会社
財務部システム課 係長 多田 浩嘉 様

M-PaC保守にはいろいろなメリットがありますが、私としては、保守をお任せできる点が何よりうれしいです。システム課の業務負担をさらに減らすためにも、当社の別ブランドである『P.S.FA』などの店舗にも導入したいですね。

お客様プロフィール

はるやま商事株式会社

  • 事業内容:紳士服(一部婦人服含む)と紳士服関連商品販売
  • 設立:昭和49年11月6日
  • 社員数:1220名(単体)
  • 本社所在地:岡山県岡山市北区表町1丁目2番3号
  • 導入機器:サービス:IPSiO SP C721M(193台)、M-PaC保守

本ページに掲載されている情報は、2010年10月1日現在のものです。

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