植林作業はキナバタンガン川流域にある敬虔(けいけん)な イスラム教徒の村、バツプテ村の青年達と
WWF
との共同作業で行われています。
ここには、フタバガキ科に代表される、典型的な熱帯雨林の原生林が残っています。
植林作業はバツプテ村から8キロ離れたところにある「復元サイト」と呼ばれる場所で行われています。バツプテ村から「復元サイト」まではボートで移動するのですが, 乾季で水が少ないときは途中でボートをとめて歩くこともあります。ボートを降りて歩くときは普段人が通っていない道を切り開きながら進まなければなりません。
ここは植林活動のベースになっているキャンプサイト。
バツプテ村からの移動が困難な時期にはここに泊まり込んで
作業をすることもあります。
植林に大切な苗木は、雨季の増水で冠水(かんすい)した時に、苗が水没しないようにおよそ1mぐらいの高さにまで、バツプテ村で育てられています。
植林作業で最初に行うのは草刈り。ここは数年前に熱帯林を伐採したため日差しが直接地面に当たるようになり、本来育たないはずの雑草が伸びていました。このままでは肝心の苗木が育たないのです。
次に穴を掘ります。苗の根がちょうどはいる大きよりも少し大き目に掘るのですが、これは慣れないと大変な作業です。
掘った穴に細かくした土をかぶせ、苗をのせます。
苗の根のまわりに、細かくした土をかけ、うめます。
細かくしないと、空気が入り、根が腐ってしまうからです。
たっぷりと水をかけた後に、刈り取った雑草を苗木の根元にかぶせるように巻いて乾燥を防ぎます。
このように厳しい環境に合わせて植林していくのです。 植えたままにしておくと木がつるにまかれてしまうこともあります。丁寧につるをとってあげるなど細やかに気を配ることも必要なのです。一度失ってしまった自然を取り戻すには大変多くの努力が必要です。
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