リコーは2002年からWWF(世界自然保護基金)と協同してウォロン自然保護区で、パンダ生息域回復プロジェクトの活動へ支援を始めました。このプロジェクトの主な活動は、傾斜度25度以上の畑に植林を行ない森を復元して、生き物が住める環境に戻すというものです。

ウォロン自然保護区やその周辺では、近年続く人口増加により、豊かな森の多くが畑に変えられてしまったために、森の中に住んでいたジャイアントパンダや、キンシコウ、レッサーパンダ、ユキヒョウなど多くの生き物が住みかを追われてしまい、絶滅の危機にあります。また森がなくなったせいで少しの雨でも土砂崩れが起きるようになり、ふもとに暮らす人々も被害を受けるようになりました。


こうした問題を解決するため、まず人工衛星を利用してウォロン自然保護区の正確な地図をつくり、次にどの場所の畑にどのような木を植えていくかという復元計画を地域の住民と一緒に立てていきます。住民は計画に沿って植林活動を進めます。




住民は計画に沿って植林活動を進めます。
一度作った畑を森に戻すという事は、ここに暮らす住民(農民)の収入が減ることになります。そこで「経済林(けいざいりん)」と呼ばれる金銭価値の高い作物(例えば茶やスモモ、ビワ、クリなど)を集落の近くに植えて住民の収入を確保します。



これにより、森が少しずつ回復して多くの生き物が戻るようになりました。土砂崩れも起きなくなり、今まで泥が流れこんでいた川もきれいで透明な水にかわりました。





この結果、住民の意識も変わり、ウォロンの自然環境を大切に守っていくという意識を持つようになりました。人々と自然がうまく共生できることができる良い事例になるように、WWFとリコーと中国が協力して進めています。





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