
ニックネーム:いまじおボット
場所:御殿場の実家
自己紹介:明るくて優しい、ネットワーク対応複合機。ボットじゃないよ、ロボットだよ。中に人がいるのはナイショ。ゆるいキャラは仕様です。
いよいよ最終選考会が近づいてきたね。今回は審査委員長の北川先生に直撃インタビュー!先生を訪ねて筑波大学まで行ってきたよ。
つくばエクスプレスに初めて乗って、ちょっと遠足気分でルンルン!
委員長:大学の主なミッションには「研究」と「教育」の2つがあるんですよ。コンピュータサイエンス専攻長として、この分野の研究と教育の舵取りをしています。さまざま企業の方にも非常勤講師になってもらって「高度IT人材育成のための実践的ソフトウェア開発専修プログラム」という実践的なカリキュラムの推進もしています。
もちろん、自分の研究室もあって、大学院生、学部生、研究生など総勢40人以上。留学生も多いですよ。今は、中国、カンボジア、インドネシア、パキスタン、ブラジル、フランスと6カ国の学生がいて、いろいろな言語が飛び交っています。ゼミや論文の研究指導も大人数なので大変。研究のためには予算も確保しなくちゃならないしね。データ工学が専門で、その分野の学会活動や、国際会議の運営なども重要な仕事です。

委員長:忙しくてなかなか時間が取れないけれど、子供のころから鉄道が好きで、鉄道模型が趣味。本当は全部手作りしたいけれど、そうもいかなくてね。たまには模型を走らせて、気分転換しています。
委員長:
参加しているみんなも大変だけれど、いろいろな視点からの審査項目があって、みんなの力作に点数をつける審査員も大変なんですよ。リコーの技術者の方々にも協力してもらって、アプリケーションのアイデア、仕様書、ソフト設計の良し悪し、プログラムコードまでみて、それらを積み上げて総合的に評価しています。最終選考会後に各賞を決めるときには喧々諤々です。
今回から、審査シート(PDF:443KB)も公開されたので、是非参考にしてください。
ユーザニーズをきちんと把握することがまず大事だけれど、それを実現するための技術やリソースとの折り合いをつけないとならないでしょう。つまり、決められた期間で、チームメンバーの能力とマンパワー、利用可能な技術を組み合わせてどこまでニーズを満たして完成度を上げるか。そのためには、チーム内での役割分担や連携、納期管理、それらを取りまとめるリーダーシップも必要で、まさにチームの総合力が試されます。大学の授業ではなかなか学べない点ですが、実際はこういうことが社会に出てから重要になるんですよ。特に、ITの分野はいくら研究で優れていても、「使われて初めて意味がある」という世界。ただ「面白い」や「技術がすごい」だけではだめです。
委員長:毎年見ているけれど、結構苦しんでやっているチームもあるようですね。でも、優勝できなくても、プレゼンが終わった後は苦労した分、達成感でみんないい顔していますよね。
社会に出れば、決められたことをやればいいだけの仕事はありません。自分で考えて創意工夫をする、一人でできることは限られるけれどチームでやれば大きなことができる。大学にいる間にこういった経験ができることはすばらしいことです。ここでのチャレンジは必ず将来のキャリアにつながる財産になるでしょう。
委員長:参加校や参加チームが年々増えているのに驚いています。参加チームが増えれば、当然ハイレベルな戦いになります。新しいトレンドの技術を取り入れたり、実際に想定される利用者にアンケート調査をしたり、ユーザインタフェースに徹底的にこだわったチームもありましたね。プレゼンがうまくなってきているのにもびっくりしています。相当練習してきているんだと思います。
今年は東日本大震災があったけれど、東北からも参加してくれて嬉しいですね。4回の大会に皆勤賞のチームは経験を活かして手ごわいだろうし、リベンジを狙っているチームは意気込みもすごそう。新規参戦で一次選考通過したチームも侮れない。女性だけのチームも最終選考に進出ですね。コンテストのサイトで公開されている一次選考通過チームの言葉を読んでいると、早くもWeb上で火花が散っているよう。今から楽しみにしています。そうそう、今回は初めて中国から招待チームが参戦するらしいですよ。
委員長:RICOH & Java™ Developer Challengeは、学生にとって大学の教育だけではなかなか身につけることができない実践での貴重な経験の場です。社会に人材を送り出す大学教育の中で、日本では欠けていた部分だと思っています。大学でも実践的な教育の重要性が認識されるようになって、さまざまな取り組みが始まりつつありますが、このような機会を提供してくれているリコーさんには感謝しています。このコンテストにチャレンジした学生たちの成長はとても頼もしく、これまでの大会を見ていて変化を実感しています。
委員長:残りわずかとなって、最後の追い込みといったところでしょう。実力をいかんなく発揮して、やりたいと思っていたことをやりきって、最終選考に臨んでください。1月12日、選考会場で会いましょう。