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![第39回 デジタルカメラの常識を変える ユニット交換式カメラシステム GXR [企画・デザイン編]常識を超えた、新発想のユニット交換式カメラシステム「GXR」とは?](/koko/img/gxr/cts_top_39_01.jpg)
世界最小・最軽量*ユニット交換式カメラシステム誕生!
まず、インターネットから「ユニット交換式カメラシステム GXR」のスペシャルサイトをご覧いただきたい。「GXR」がどんなカメラなのかが直感的にわかっていただけるだろう。登場するのはレンズのない「カメラの外側」。そこにレンズを中心としたユニットがスライドして合体する。何が起きたのか一瞬目を疑うかもしれない。確かに「組み合わさって」1台のカメラが完成しているのだ。
- * 世界最小・最軽量:フラッシュ内蔵レンズ交換タイプデジタルカメラ、レンズ装着時、2009年11月10日現在、リコー調べ


「カメラユニットを取り替えることで、すばやく
最適な撮影条件を生み出すことができます」
(岡本明彦)
カメラユニットとは何か
一眼レフカメラでは、こだわった作品づくりのためにレンズを交換する。風景写真や記念写真に最適な広角ズームレンズ、人物のポートレート撮影向きの標準ズームレンズ、天体写真では望遠ズームレンズ、虫や花などを接写するのに必要なマクロレンズなど、広く撮影するため、遠近感を出すため、周囲をぼかすためなど、焦点距離の異なるそれぞれのレンズの特徴を活かして写真を撮影する。
このとき交換するのはレンズのみ。ところが、GXRでは、レンズだけでなく、CCD*1やCMOS*2の撮像素子*3、画像処理エンジンまでを含めた「カメラユニット」ごと交換することができるのだ。現在は発売中の次の2種類のカメラユニットを使い分けることができる。今後は、様々なユニットを増やしていく予定だ。
- *1) CCD
Charge Coupled Device Image Sensorの略。
撮像素子のひとつで、ビデオカメラ、デジタルカメラなどに広く使用されている半導体素子。小型化に向く。
- *2) CMOS
Complementary Metal-Oxide Semiconductor の略。
デジタルカメラでは、CCDと並ぶ撮像素子のことを指す。高速化に向く。
- *3) 撮像素子
光を電気信号に変換するイメージセンサーで、フィルムカメラではフィルムに当たる部分。CCD方式とCMOS方式などがある。

もちろん、スライド機構には滑らかさと強さを併せ持つステンレスのガイドレールを採用。ハードな着脱試験を繰り返し、カメラシステムの着脱の信頼性は確認済みだ。
ではなぜ「ユニット交換式カメラシステム」の商品化を決断したのだろうか?――「それは、カメラユーザーの皆さまに、全く新しい撮影の楽しみ方をご提案したかったからです。そのためには、今までのコンパクトデジタルカメラの限界を超えて、撮影領域を飛躍的に拡大させる必要がありました。」と、岡本は言う。
「実際に、一部のユーザー様より、『一眼レフカメラはいい写真が撮れるけど、重くてかさばるので、結局持ち歩かなくなる、コンパクトカメラサイズで一眼レフに近いクオリティの写真が撮れればいいんだけど、』というご要望を伺っており、この構想は数年前からありました。リコーでは、『Candid Photo』(心が動いた瞬間にすばやく写真に残すこと)をコンセプトに、商品作りをしており、ぜひとも実現したかったのですが、当時はユーザーの皆様に受け入れていただけるだろうかと踏み切れませんでした。しかし、近年コンパクトデジタルカメラでは満足しきれない人たちが増えてきたことや、技術的な革新もあり、ようやく商品化に挑戦できる環境が整いました」。
- * 文章中のレンズ焦点距離は、すべて35mmフィルム換算です。