リコー製品のここが知りたい

譲らなかった「高画質」

善波英樹
「高画質の達成は譲れない、という気持ちで取り組み続けました。」
(善波英樹)

「コストを上げずに高画質?――大変な課題を突きつけられた、と思いました」と言うのは、作像プロセス全体を担当した善波英樹だ。企画サイドから「上位機種と同等の画質を追求する」という提案を受けたときの率直な感想だと言う。高画質達成のためには、当時、並行して開発が進んでいた『新カラーPxP(ピー・エックス・ピー)トナー』の採用が不可欠だった。「開発途中ということもあり、新しいトナーの詳細な仕様や特性が決まらないままでの取り組みは冒険のような感覚もありました」と善波。

「しかし、低価格だからといって、『こんな程度の画質?』という印象は持って欲しくない。複合機の命とも言える『画像品質の高さ』は譲れない、と思い、開発に取り組みました」と善波は言う。

低温定着と高画質を実現した新カラーPxPトナー

新トナーの特性を生かすために

「新カラーPxPトナーは、きめ細かな色再現性を持っています。しかし、きめ細かいがゆえに感光体上にくっつきやすく、次の像を描くために感光体をクリーニングするのがひと苦労でした」と善波。しかも、スペースとコストは限られ、従来以上にクリーニングのための部品を設置する余裕はない。「トナーの特性を見極め、最適な機構を生み出しました」と言う。

クリーニングだけではない。トナーを紙に載せる転写部や加熱・加圧によって紙上にトナーを固定する定着部などでも、新カラーPxPトナーの性能を十分に引き出しつつ省スペース化設計を実施した。これらの取り組みにより、imagio MP C2500との比較において作像部全体で約20%もの省スペース化に成功。マシントータルでのコンパクトに貢献している。

環境負荷軽減も追及

「コンパクトで部品数が少ないということは、材料が少ないということ。これは環境にもいいことです」と、渡瀬が言う。省資源を始め、消費電力削減などさまざまな面からも環境に配慮されているimagio MP C2200は、オフィスの環境負荷低減に貢献する。

コンパクト、低価格、安心、そして環境対応――小さなオフィスの「これから」を変えるimagio MP C2200は、こうした多くの設計スタッフのチャレンジと奮闘により生み出された。それは設計の領域を越えた広い「チームワーク」があったからだという。次回はプロダクトマネージメントを推進したチームワークについて探る。

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