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第17回 ビジネス性能を極めたジェルジェットプリンター「IPSiO GXシリーズ」 [企画編]「ジェルジェット」という名のプリンターはなぜ生まれたのか?

IPSiOラインナップにジェルジェットプリンターを

西岡伸一郎
「ビジネスで使えるインクジェットプリンターを
つくろうと考えました」(西岡伸一郎)

リコーのプリンターブランド「IPSiO」は、毎分156ページ*の高速印刷を誇る大型の基幹プリンターから、カラーレーザープリンターやコンパクトなモノクロレーザープリンターまで、充実したラインナップでお客様の業務に合ったプリント環境をご提供している。企画スタッフの西岡伸一郎は「インクジェット方式のプリンターには、本体価格が安価、消費電力が少ないなど、電子写真方式のレーザープリンターにはないメリットがあります。そこでIPSiOのラインナップにビジネスで使えるインクジェット方式のプリンターを加えれば、今まで以上にお客様のニーズに応えることができると考え、開発に着手しました」と言う。

  • * A4横送り印刷の場合

「目標は、『ビジネスで快適に使えるプリンターをインクジェットでつくる』ことでした」と西岡が言うように、いかにビジネスで使える仕様にするか、そのために何が必要なのかを明らかにするのが課題だった。企画スタッフはどのような仕事をされているお客様がインクジェットプリンターをお使いなのか、どのようなご要望をお持ちなのかリサーチをした。カラー出力したいが、カラーレーザープリンターは、高すぎるというお客様、設置スペースが限られており、大きなカラーレーザープリンターを置く場所がないというお客様がインクジェットプリンターを多くご利用だった。そして、「プリントスピードが速いものが良い」「インクがすぐになくなり、ランニングコストが高い」「普通紙だとにじむ」「両面印刷できるといい」――さまざまな声が聞かれた。それは、コンシューマー用のインクジェットプリンターをビジネスで使っているお客様の切実な声だった。

リコーの持つインクジェットの技術で

西岡は考えた。「インクジェット方式のプリンターをビジネス仕様にするには、コピー用の普通紙に高画質で出力できること、高速であること、両面印刷ができること、インクや紙の補給頻度が少ない、またコンパクトであることが欠かせない」と。「中でも大きな課題は、普通紙でもにじまない、乾燥時間を設けずに自動両面印刷してもこすれないインクにすることでした」。リコーは長期にわたりインクジェット技術に取り組んできた歴史があり、「ビジネスインクジェットプリンターに対するこだわりと技術」があった。その技術をさらに進化させればビジネスを強力にバックアップするインクジェットプリンターができる――企画スタッフは確信していた。しかし、まだ「ジェルジェット」という名前は生まれていなかった。

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