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リコー製品のここが知りたい > 第37回 RING CUBE [“つくる”に挑む編編]

* リコー製品のここが知りたい
* 第37回 RING CUBE
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リコー製品のここが知りたい


 

「RING CUBE」の名前に込められたカメラと写真への想い

橋間章子
「銀座には、戦後のカメラブームのきっかけとなった”リコーフレックス”を求める人の列ができたという逸話もあります」(橋間章子)

リコーがこの土地を拝借する際のエピソードがある。地権者の老婦人が大雪の中、リコーに断りに出向いた時、彼女の濡れた足元を見た女性事務員が自分のスリッパを履かせ、抱きかかえるように3階までご案内したことに感激し、交渉がまとまったという話だ。

「このように、『相手の立場に立って行動する』というリコー精神の象徴であるこのビルで、お客様と接することに意味があると考える社員の声は以前から多くありました。そこで、まず3年前に広告塔を『RICOH』のロゴマークにし、そして今回、創業以来リコーとともに歩んできた事業であるカメラを通してお客様と交流できる場所を創る機会を得ることができました。また銀座は古くから、日本の写真文化を牽引してきた場所の1つであることも大きな後押しとなりました」とブランド戦略を練る総合経営企画室 戦略・統括室 シニアスペシャリストの橋間章子は言う。「そのような場所にどのようなギャラリーを『つくる』のかについて、社内外の多くの方の意見を聞き、話し合いを重ね、コンセプトを練り上げていきました」。

そうして練り上げられたコンセプトは『Candid Photo(キャンディッド・フォト)文化を育むためにお客様とリコー、そしてお客様とお客様が繋がり、共に成長していく場』。「有名な写真家の方々のネームバリューだけを頼りにしたギャラリーにはしたくない、という思いがありました」と橋間は言う。リコーはフィルムカメラの時代には「GR1」という名機で、デジタルカメラに変わっても「GR DIGITAL III」や「GX200」「CX2」など、ハイエンドコンパクトカメラで「Candid Photo文化」を支えてきた。野口は「『Candid Photo』とは心が動いた瞬間をすばやく写真に残すこと。観るだけでなく、撮ることも楽しめる空間にしたかったのです」と説明をする。それが「RING CUBE」という名前に表された。

* 三愛ドリームセンター 屋上のRICOH広告塔

* 「GR DIGITAL III」

* 「GX200」

* 「CX2」

「RING」とは「R-ing」を意味したもの。「R(リコー)の進行形=リコーが常に変化をし、刺激的な存在であること」という意味を持たせている。「その『RING』の3乗を『RING CUBE』と表現しました」と、野口。

 
RING CUBE ネーミングの由来
 

橋本は「建物の形そのものも『RING』形ですし、コンセプトも『RING CUBE』。この場所で、気軽に写真を楽しんでいただき、カメラや写真にかかわる人の輪(Ring)を大きく広げられたらと思います。そしてそれが可能となる空間を目指して、内部のデザインやレイアウトを考えました」と言う。

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