Last Update:2009/5/25 Japan Industrial Archaeology Society

産業遺産(産業技術の歴史を実証する遺跡・遺構・遺物の総称)は、人間の多面的な活動の歴史を構成する重要な史料の一つで、世界各国においてその調査・研究と保存活動が進められています。しかし一般には、まだ文化財としての認識も浅く、多くの価値あ る産業遺産が十分な検討を経ないまま失われていきます。
産業考古学会は、その状況を憂慮し、微力ながら日本の産業遺産の保存・活用に資する方策として、次のような二つの顕彰制度を設けています。
1.産業考古学会推薦産業遺産
産業遺産の多くが、文化財保護法などによる有効・安定な保存措置を受けていない現状を考慮し、「保存を必要とする重要な産業遺産のうち、国あるいは地方自治体による文化財指定を受けていないもの」について、本学会が独自に選定・推薦を行って発表しま す。それによって世論や関係諸機関の関心を呼び起こし、産業遺産の保存推進に役立てょうとするものです。この推薦産業遺産は、本学会が選定・発表するだけで(遺産の所有者・管理者から要望がある場合は認定証を発行します)、法的な保障もなく、また拘束力 もありません。しかし、とかく無視されがちな産業遺産に正しい評価を与えて世間に注 目させ、また所有者をはじめ関係者に、その重要性をあらためて認識していただくこと を目的としています。
この方針に基づき、全国の会員から寄せられる「推薦候補」の産業遺産について学会が審査し、毎年の総会で発表しています。1985年度を第1次とし、2009年度までに認定、発表された「推薦産業遺産」は81件にたっしました。
2.功労者表彰
産業考古学会では、産業考古学の普及・向上や、産業考古学会の発展に功績のあった方、また重要な産業遺産の調査・保存に功労のあった方(いずれも個人または団体)に対し、表彰を行っています。とくに後者の「産業遺産保存功労者」表彰は、本学会の特長を示すもので、わが国唯一の制度です。
産業遺産を調査研究し、その保存を目指す活動は、地味で労苦の多いものですが、とかく一般の理解が得にくく、さまざまな困難を伴います。このような活動に対し学会で顕彰することが、保存に努力された方々の精神的な支えとなり、産業遺産の保存・活用 を催進する一助となることを願って、ささやかながら表彰事業を実施しています。
表彰の手続きは、本学会の地域組織や会員が、該当する個人または団体を表彰者候補として推薦し、学会の審査を経て毎年の総会で発表します。1983年度の発表を第1回とし、2009年度までに合わせて79件の表彰を行いました。その大部分が産業遺産保存功労者に該当するものです。
産業考古学功労者調査票および推薦産業遺産申請用紙のダウンロード
下記の書式をダウンロードし、必要事項を漏れなく記入して担当理事宛にお送り下さい。なお、調査票・申請用紙の提出は、産業考古学会員に限ります。
MS−Word
| 産業考古学功労者調査票 |
| 推薦産業遺産申請用紙 |
PDF
| 産業考古学功労者調査票 |
| 推薦産業遺産申請用紙 |
This site is maintained by JIAS. For more information about this site, please write in Japanese, in english, auf Deutsch : iias@nifty.com
Copyright(c)2000 by JIAS. All rights reserved.
Update : 2009/5/25