■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.10 ■□■      http://www.ibm.com/jp/printer/ ■■■============================================================■■■ <<< 目次 >>> 1. 値下げのお知らせ ★Infoprint20値下げのお知らせ 2. 研修のお知らせ ★AFPプリンター研修 3. AFPプリンターの基礎 ★連載第七回 ■====================================================================■ ■ Infoprint20値下げのお知らせ ■ ■====================================================================■ ●既に皆様ご存知とは思いますが、1月21日付で「Infoprint20」が、標準価格 \258,000から\198,000に値下げされ、よりお求め易くなりました。 ●「Infoprint20」は、A3用紙対応、紙送り速度20枚/分のレーザー・プリンターです。 PostScript3(日本語)を標準装備し、オプションの追加で「PAGES&ESC/P」も対応する 他、「IPDS」にも対応可能でAFPプリンターとしてもご使用いただけます。 ●今回の値下げにより、「PAGES&ESC/P」オプション付きでも\273,000と、同じA3/20 枚機でPAGES標準装備の「5589-K20(\238,000)」との価格差が縮まったため、 「どちらを選んだら良いか」というご質問をいただくようになりました。 違いは次の通りです。 ●耐久性 「5589-K20」の想定印刷枚数は、平均3,000枚/月ですが、「Infoprint20」では 平均7,500枚/月となっていて、Infoprint20の方が耐久性が高くなっています。 ●大量給紙 「5589-K20」では、給紙カセット(500枚)標準1段に対して、更に2段追加可能です。 その結果、前面トレイ(150枚)を併せると、最大で1,650枚の連続給紙が可能です。 「Infoprint20」では、同様に3段の給紙カセットとして1,650枚とできる他、1段 給紙カセットを追加して、その下に2,000枚給紙ユニットを取り付けると最大で 3,150枚(A4)の連続給紙が可能になります。「耐久性」の違いも関係していることが お分かりいただけると思います。 なお、2,000枚給紙ユニットを取り付けるとフロア・スタンド型になります。 ●消耗品コスト 「5589-K20」のEPカートリッジは、\50,000で寿命約1万枚(A4/5%原稿)ですので、 1枚当りの消耗品コストは、\5となります。 「Infoprint20」の消耗品にはEPカートリッジの他に「メンテナンス・キット」が あります。それぞれの価格と寿命から計算すると、\3.9となります。 (保守料金は、5589-K20は\50,000/年ですが、Infoprint20は\65,000/年です。) 「耐久性」「最大給紙容量」「消耗品コスト」からInfoprint20の方が「大量印刷向き」 と言えるかと思います。 ●解像度 「5589-K20」の解像度は、720DPI相当(360DPI+スムージング)ですが、 「Infoprint20」では、1,200DPIです。PostScript3とも相まって、Infoprint20では イメージ・データを非常に美しく印刷することができます。(以前お知らせしましたが、 PostScript3は印字速度も意外なほど速いです。) ■====================================================================■ ■ AFP研修のお知らせ ■ ■====================================================================■ ●毎回ご好評をいただいている、「AFP研修」を3月に開催いたします。皆様奮ってご参加 ください。 ●AFPに初めて携わる方のための基礎コース、及び既にご使用になっている方向けの 応用コースです。AFPプリンターを使って、印刷業務を行う方、業務管理者、開発者の ためのコースです。 ●AFP概説:3月8日 内容、お申し込みはこちらへ-> http://www.jes.co.jp/course/disp.cgi?course=bd015) ●AFP応用:帳票デザイン演習編:3月9日 内容、お申し込みはこちらへ-> http://www.jes.co.jp/course/disp.cgi?course=bd016 ●AFP応用:フォント編:3月10日 内容、お申し込みはこちらへ-> http://www.jes.co.jp/course/disp.cgi?course=bd017 ■====================================================================■ ■ AFPプリンターの基礎(第七回) ■ ■====================================================================■ ●前回まででは、 −AFPプリンターの「4つの特徴」 −基本の考え方である「物理ページ」と「論理ページ」 −物理ページに関する定義を行う「FORM定義」「PAGE定義」「フォント」 「オーバーレイ」「ページセグメント」 −AFPプリンターのドライバーに相当する「PSF」の特徴 −S/390系OS上で稼動するAFP関連ソフトウェア をご紹介してきました。 ●今回はAS/400上で稼動するものについてご紹介させていただきます。 ●(1)PAGE定義・FORM定義 これらの資源を作成するためには、AFPプリントスイート PPFAフィーチャーと 呼ばれるソフトウェアが必要です。あらかじめPAGE定義・FORM定義用ソースを コーディングしておき(あるいは、ツールを使用して作成)それをINPUTにします。 まずコンパイルを行い、その後AFP資源として登録します。 これらPAGE定義・FORM定義のソースはS/390系のものと互換性があります。 (AS/400の場合、PAGE定義、FORM定義を使用せずともAFP PRINTERに出力する いくつかの方法があります。これらについては、この先ご紹介していきたいと 思います。) ●(2)OVERLAY AFPユーティリティが必要です。これは独自のエディター画面上に罫線や文字列を 入力していきます。ソースを直接ブラウズしたり、修正したりすることは出来ません。 S/390系で作成したOVERLAYのソースとの互換性はありませんので、ソースをAS/400に 取り込みAFPユーティリティを使用してコンパイルすることは出来ません。 ●(3)FONT CGUで作成していた外字をもとに、AFP用の外字を含んだフォントを作成することが 可能です。これには、IPDSプリンター・サポートと呼ばれるソフトウエアが必要です。 S/390系と同様に簡単に資源を作成したい場合は、ISIS社のAFPデザイナーファミリー をご利用ください。 ●AFP資源は、OSに依存せず構造はすべて共通です。ですから、AFPデザイナーファミリー のみならず、他のOS上で作成済のAFP資源をAS/400に移植して使用することも可能です。 注意点としては、各OSごとにファイルの持ち方に違いがありますから、それらをよく 考慮した上で移植を行うことです。AFPデザイナーの場合、生成前にオブジェクトの タイプ(資源を使用するOSのタイプ)を予め選択するのはそのためです。 タイプとしてAS/400を選択した場合、オブジェクトは指定された長さの固定長レコード として生成されます。AS/400上では、このファイルを受信するための同じ長さ情報を もつ物理ファイルを準備しておけばよいわけです。 ●MVS上で作成済のAFP資源を、AS/400上でも使用したいという場合には、以下の手順が 一般的です。 MVS上では、AFP資源可変長のオブジェクトとして取り扱われていますが、AS/400に 取り込む際には、必ず固定長にする必要があります。 まず、MVS上で一旦固定長のデータ・セットにオブジェクトをコピーした後、AS/400に 転送します。その後はOS/400でAFP資源として認識させるためのコマンドを入力する だけです。 次回はAS/400上でのAFP PRINTERへの出力方法をご紹介します。 >>>次号に続く