■□■============================================================□■□ □■□    インフォプリント友の会からのお知らせ−Vol.101   ■□■ ■□■      http://www.infoprint.com/jp □■□ □■□============================================================■□■ 当メールは、インフォプリント友の会(旧称:IBMプリンター友の会)に ご登録いただいたお客様にお送りしております。 もし今後、友の会のお知らせの送信を希望されないお客様は、当メールの返信にて 「不要」とご連絡ください。お知らせの配信は、いつでも中止いたします。 <<< 目次 >>> 1. iSUC参加ご報告 2. WindowsVista用ドライバーの公開 3. System iの連続帳票をカット紙に移行するソリューション □====================================================================■ ■ iSUC参加ご報告 □ □====================================================================■ ●弊社は、10月24日から26日まで静岡のグランシップで行なわれた、第18回iSUCに いつものように、デモとセッションの2本立てで参加しました。今年のiSUCは 発祥の地である静岡県での開催となり、1,500名近くの参加者となったと 聞いています。 iSUCホームページ⇒http://www.uken.or.jp/isuc/isuc18/index.shtml ●iSUCモールと呼ばれるデモ会場で、弊社は下記のテーマのデモを行ないました。 ☆UT/400 iPDCから、InfoPrintColor 1664nと、参考出展の75枚/分の高速カット紙 プリンターへの、PDFダイレクト印刷。 詳しくは、下記の「System i(AS/400、iSeries)の連続帳票をカット紙に 移行するソリューション」で詳しくお話します。 ☆WPMの受信時印刷を使った、Windowsドライバー経由の印刷への移行と、ISecによる セキュリティ印刷。 WPMの受信時印刷は、連続用紙に印刷していたデータをカット紙対応のWindows用 レーザー・プリンターに、用紙サイズを自動調整して印刷させるソリューションの 一つです。またWindowsドライバー経由の印刷なので、ISecドライバーを経由 させることで、印刷時刻や担当者名等のウォーター・マークを背景に強制的に 印刷し、情報漏洩を未然に抑止することが可能です。印刷先のプリンターには InfoPrint1756Jを使用しました。 ☆ライン・プリンター5400-F06を使った、QRコードの分割モード印刷 お客様にインプットしていただいた会社名とお名前をデータとして入れた、 iSUC参加証明書を、今年は3つに分割したQRコードで印刷しました。他にも 9つあるQRコードから正しい3つのQRコードを読み込んだお客様にのみ、データが 表示されるというゲームも行い、好評をいただきました。5400-F06プリンターには 透過モードを使って、5577モードのQRコード・コマンドを送るように、プログラムを 作成しています。 ●セッションは、2日目の11時から「事例を使った System i プリンティング機能の Hints&Tips」と題して行ないました。中心は、連続帳票をカット紙に移行するための ソリューションとしての「UT/400 iPDC」のご紹介と、そこからのPDFダイレクト 印刷です。詳しくは下で述べますが、セッション資料をご要望の方は、このメールの 返信メールでご希望の旨お知らせください。PDFファイルをお送りします。 □====================================================================■ ■ WindowsVista用ドライバーの公開 □ □====================================================================■ ●公開の予定から遅れていたWindowsVista用のプリンター・ドライバーをやっと Webで公開することができました。今回公開できたのは、 ☆5579-N02用 ☆5577-D02、C02用 共にV1.50 ⇒ http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/dwin2k77.html ☆5573-W02、V02用 共にV1.50 ⇒ http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/dwin2k73.html ☆5589-L36 Windows専用モード用 V1.50 ⇒ http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/dwinxp89l36.html です。なお、5400用は既にV1.13(http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/dwin2k54.html) として公開済みです。また、5557用や558x用のPAGESモード・ドライバー、 InfoPrint1000J用のRPCSモード・ドライバーは、この後になります。 ●今回公開したドライバーは、Windows2000、XPと共用となっていて、従来同様 マイクロソフト社製のミニ・ドライバーを元にできています。WindowsVistaの 下でこのドライバーを使用すると、給紙方法を「自動選択」に指定した場合、 Windows XP/2000での印刷結果と印刷位置が異なったり、給紙方法(単票/ トラクター)の選択が正しく行なわれないことがあります。その問題を回避する ためには、「給紙方法」を「自動選択」以外の使用したい給紙方法を、明示的に 指定することが必要です。これはミニ・ドライバー自体が内包している問題です。 ●5577-D02用といったようにモデル名が明示されているのは、それらのモデルを 使ってドライバーの検証テストを行なったという意味で、実際には557xプリンター は互換にできていますので、古いモデルでも実際には使えます。また互換性の 観点からは、ドライバーとしては5579用も、5577-D02用も5577-C02用も実際には 同じものです。 ●PAGESモード用のドライバーがまだありませんが、プリンター・セッション経由の 印刷の場合には、一般のWindowsアプリケーションと異なり、印刷データを作るのは PDTになり、ドライバーはパススルーとなりますから、例えば5577用のドライバーを 使っても実使用上の問題は無いものと思います。WindowsVistaのPCのプリンター ・セッション経由で印刷されるなら、上記の5577用ドライバーをご使用いただいては 如何でしょうか? ■====================================================================□ □ System iの連続帳票をカット紙に移行するソリューション ■ ■====================================================================□ ●System i(AS/400、iSeries)から連続用紙の複写帳票に、ライン・プリンターや インパクト・ドット・プリンターを使って印刷している業務を、カット紙対応の レーザー・プリンターに移行する場合には、いくつかの考慮点があります。 ☆ご使用中の連続用紙は、事前印刷されたものが多いと思いますが、その場合 アプリケーションは、データのみをプリンターに送信するようにできています。 従って、それと同様のイメージで白紙のカット紙に印刷させるには、事前印刷の 部分もオーバーレイとして、新たに設計する必要があります。また、データと オーバーレイの色を変えるのなら、カラー・プリンターが必要になります。 ☆ご使用中の複写帳票なら、1ページのデータを1回印刷するだけで、複数枚の 印刷が同時にできますが、それをそのままレーザー・プリンターで印刷させる だけでは、1ページ分の印刷しかできません。また事前印刷された複写帳票では 何枚目毎に事前印刷のデザインも異なっていますので、複数のオーバーレイを 新たに設計して、切り替えながらレーザー・プリンターに出力させることも 必要になります。 ☆レーザー・プリンターとインパクト・プリンターを比較すると、前者の良い点は −プリンターを安価に購入できる。 −印刷速度が速い。 −印字品質が高いので、一般のWindowsアプリケーションの印刷にも共用できる。 −印字音が静かになる。 −通常は白紙に印刷させることになるので、高価な事前印刷用紙自体と、その ストック・コストや在庫管理の管理コストを削減できる。 逆に欠点は −移行のためにアプリケーションの変更やツールの導入といったコストや時間が 掛かる。 −サプライ品のコストは、インクリボンの方が安い。 −ライン・プリンターに比べると、耐久性(平均月間印刷想定枚数)は低い。 以上を総合的に考慮して、場合によっては費用対効果を綿密に計算して、最終的に 移行するかどうかを判断する必要があるかと思います。 ●移行するとなった場合、オーバーレイをどうしたら簡単に設計できるか、1ページの データを複数ページに印刷させることを、アプリケーションを変更せずに何とかで きないかというご要望に応えるソリューションが、株式会社アイエステクノポート様の 「UT/400 iPDC」です。このソリューションは、既存のスプール・データをPDFファイル に変換するものですが、大きな特徴は、全ての処理がOS/400上で完結することです。 製品紹介ページ⇒http://www.istechnoport.co.jp/ipdc.html ●その他の特徴は、下記のとおりになります。 ☆既存のPRTF罫線(DDS)やAPW定義のインポートが可能。 ☆APWスプール(マージ後の状態)からの変換も可能。 ☆マルチ・オーバーレイ対応(ページ毎に異なるオーバーレイ)。 ☆色指定、罫線、網掛け、フォント、フォントサイズ指定。 ☆固定画像(最大20個/頁)追加が可能。 ☆データ連動で、動的に画像を変えて組み込むことが可能(最大5個/ページ)。 ☆PDFファイルの“しおり”のページ内文字列指定(印字文字列をしおりとして指定可能)。 ☆Acrobat Reader等でPDFファイルの文字列検索も可能、Adobe Acrobat準拠。 ☆PDFファイル名に、多様なパターンを任意指定可能。 ☆バーコード(CODE39、NW7、JAN、ITF、CODE128、EAN128、QRコード)指定可能。 ☆多彩な用紙サイズに対応(A3、A4、A5、B4、B5、B6、スプール・サイズ)。 ☆自動レイアウト調整機能、上下左右の余白調整機能、印字位置変更機能。 ⇒プリンター横幅最大値を越えた帳票設計も可能。(198桁の制約なし!) ☆暗号化によるセキュリティ設定、印刷許可・コピー許可などのアクセス権限設定。 ということで、カット紙化のためにお客様が必要とされる機能を全て備えていると 言って良いかと思います。 ●一旦PDFファイルとなったスプールは、IFS上に保存されますのでそのまま 閲覧できますがが、リモート・アウトキューを通して、LAN接続された、PDFファイルを 直接印刷できるプリンターに送信すれば、それまでの連続用紙の帳票がカット紙に 変身して、i5からレーザー・プリンターに印刷されるようになります。その時に 「両面印刷」「マルチ・アップ印刷(1枚に複数ページを印刷する)」 「出力トレイ指定」といったコントロールが、iPDCのオプションである「InfoPrint 連携オプション」を導入していただくと可能になります。対応するプリンターは、 InfoPrint Color 1000シリーズの4機種と ⇒http://www-06.ibm.com/jp/printer/hardware/color_laser.html InfoPrint1756のPostScriptキット・モデルや、1736+PS3オプション+HDDオプション ⇒http://www-06.ibm.com/jp/printer/direct/monokuro/ になります。この「連携オプション」では、指定に応じて、PDFファイルの中に 両面印刷等の「PJLコマンド」を埋め込んでいます。No.97のお知らせの中でお知らせした 「InfoPrint Color 1000シリーズのPDF直接印刷を制御する方法」をそのまま実行して いるわけです。もちろん、IFS上のPDFファイルをPC上のAcrobat Readerで開いて 既存のプリンターにドライバー経由で印刷させることも可能ですが、上記の方法と InfoPrintのプリンターの組み合わせで、i5からの直接印刷が可能になるという ことです。こういった説明資料も、上記のiSUCセッション資料に含まれていますので、 ご興味のある方は、お知らせください。 返信先→インフォプリント友の会事務局 e-mail:EB71228@jp.ibm.com