■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.15 ■□■ ■□■      http://www.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ <<< 目次 >>> 1. 新製品のお知らせ ★新製品"Infoprint 21" 2. キャンペーンのお知らせ(その三) ★PCプリンター置換えキャンペーン 3. ホーム・ページ更新のお知らせ ★ドライバーとキャンペーン 4. AFPプリンターの基礎 ★連載第十一回 ■====================================================================■ ■ 新製品"Infoprint 21" ■ ■====================================================================■ ●4月26日(水)に、20枚/分の紙送り速度を持つカット紙(最大A4)対応 レーザー・プリンター"Infoprint 21"(型式"4322-003")を発表しました。 標準価格は、156,000円です。 ●高速性 "Infoprint 21"は、このクラスで初めてコントローラー・カードのCPUに"100MHz PowerPC603e"を採用しました。また、印刷イメージ作成開始までの時間を短縮する ことによってトータルのパフォーマンスを向上させています。また、RePro機能を 持っていて、一つの文書を複数部数印刷する場合は、各ページの展開後のイメージを プリンターのメモリーやHDDの中に保存しておいて、2部目以降は20枚/分で印字させる ことが可能です。(96MB以上のメモリーかHDDが必要) また、印刷データをHDD内に一旦スプールすることができますので、PCの開放時間が 早くなります。 ●WEBサーバーを搭載 "Infoprint 21"自身がWEBサーバーの機能を持っています。これによって、従来は 専用のユーティリティーS/Wが必要だった、プリンターの状態(用紙切れ、トナー切れ 等)の監視が、Netscapeなどの一般的なWEBブラウザーで可能になりました。また、 IPアドレスの設定などもこの画面上で可能です。更にインターネット上、あるいは ローカルのPDF(アクロバット)形式のファイルやPostScript形式等のファイルを ブラウザー画面上で指定して、印刷させることも可能です。また、インターネット 環境での標準プロトコルとして、LPR、LPDに代わる新しいプロトコル"IPP( インターネット・プリンティング・プロトコル)をサポートしている点も最新の ネットワーク・プリンターに相応しい機能と言えます。 ●高解像度 解像度は、リアル1,200x1,200dpi(ドット/インチ)です。他に600x600dpiも選択 できます。サブ・ミクロン単位のウルトラ・ファイン・トナーとリアル1,200dpiの 高解像度によって、最大256階調の高品質グレイ・スケールを実現します。 また、IBM独自のトナー・セービング技術によって、印字品質を落とさずに、トナー の使用量を半減させることも可能です。 ●PostScript3サポート 標準で、"PostScript3"と、"PCL6"、"PCL5e"をサポートしています。以前の 「お知らせ」の中でも申し上げたように、"PostScript3"は、印刷速度と印刷品質を 両立させる、世界標準のページ記述言語です。IPDSモードもオプションでサポート されていますので、小型AFPプリンターとしてご使用いただくことも可能です。 (AS/400や3270からのオンライン印刷用"PAGES"はサポートされていませんので、 ご注意ください。) ■====================================================================■ ■ ホーム・ページ更新のお知らせ ■ ■====================================================================■ ●IBMプリンター・ホーム・ページを更新しました。ご覧いただきましたでしょうか? ●キャンペーンのお知らせ 3種類のキャンペーンをお知らせしています。各キャンペーンの内容のご紹介と、 申し込みのダウンロードを用意しています。 URL=>http://www.ibm.com/jp/printer/shopping/index.html ●プリンター・ドライバーのページを更新しました。 ☆「ワーク・グループ・プリンター」用のドライバーではWindows2000用のものが 用意されました。他に日本語対応PCL5eのWindowsNT4.0用ドライバー、PostScript 、PCL5eのAIX用ドライバーも更新されました。 URL=>http://www.ibm.com/jp/printer/download/wgdownload.html ☆「PCプリンター」用のドライバーでは、レーザー・プリンターのWindows95/98/NT用 のドライバーが更新されています。ちなみにWindows2000用には、Windows付属の ドライバーをご使用ください。 URL=>http://www.ibm.com/jp/printer/download/pcdownload.html ■====================================================================■ ■ AFPプリンターの基礎(第十一回) ■ ■====================================================================■ ●AFPの基礎も第11回を迎えることが出来ました。今までは、AFP資源、関連S/W等の ご紹介を続けてまいりましたが、しばらくは、ちょっと目先を変えてAFPのアーキテ クチャー(基本構造)についてもご紹介していきたいと思います。 ●AFPの世界ではフォント、PAGE定義、FORM定義、OVERLAYといった印刷に関わる 資源がありました。これらの資源はすべて構造化されたレコードから構成されています。 OBJECTをエディターで開いてみて下さい。必ず1BYTE目が'!'マークで始まっている はずです。この'!'は、HEX(16進)コードではX'5A'となり、このことから、よく 「5A RECORD」と呼ばれています。つまり、AFP資源は「5A RECORD」の固まりと言える でしょう。また、通常のLINE DATAにも「5A RECORD」を混在させることが可能です。 PSFは、LINE DATAとPAGE定義をもとに2次元に展開されたデータを生成しますが、 このデータももちろん「5A RECORD」の固まりです。 ●AFPで扱うデータは、すべてが以下のようなアーキテクチャーに基づき構成されて います。 −MODCA(MIXED OBJECT DATA CONTENT ARCHITECTURE)(モドカと呼びます) 2次元に展開されたデータストリームであり、以下のOBJECT CONTENT ARCHITECTUREも含みます。 −BCOCA(BAR CODE OBJECT CONTENT ARCHITECTURE)(ビーコカと呼びます) バーコードを生成するためのアーキテクチャー。PAGE定義中でBARCODEコマンドを 指定した場合に、MODCAの中に生成されます。 −FOCA(FONT OBJECT CONTENT ARCHITECTURE)(フォカと呼びます) フォントに関するアーキテクチャー。AFP FONTそのものがこの構造に基づいて います。 −GOCA(GRAPHIC OBJECT CONTENT ARCHITECTURE)(ゴカと呼びます) グラフィックに関するアーキテクチャー −IOCA(IMAGE OBJECT CONTENT ARCHITECTURE)(アイオカと呼びます) イメージに関するアーキテクチャー −PTOCA(PRESENTATION TEXT OBJECT CONTENT ARCHITECTURE) (ピートカと呼びます) テキストに関するアーキテクチャー ●通常AFPプリンターを使用する上で、特にこの5A RECORDについて意識しなくても、 十分ご使用いただけます。しかし、アーキテクチャーを知ることで、一歩進んだ帳票を 作成することも可能となります。帳票のデザインをダイナミックに変更したり、 浮動罫線を描いたり、イメージをデータに応じて切り替えたりすることが、可能と なります。それらは、アプリケーションの中に特殊な5A RECORDを埋め込む事で 実現可能です。 次回はこの5A RECORDの構造についてご紹介していきます。 >>続きは次号へ