========================================================================= ♪♪♪♪♪♪♪ IBMプリンター友の会からのお知らせVol.2 ♪♪♪♪♪♪♪ ========================================================================= <<< 目次 >>> 1. 意外なIBMプリンターのご紹介★低価格Windows専用レーザー・プリンター 2. IBMプリンター活用のヒント ★"5577"逆さ印刷の効用 3. IBMプリンターの豆知識   ★文字化けの正体 ■□■□■□ 意外なIBM プリンターのご紹介 ■□■□■□ □■□■□■5587-WIN Windows専用レーザー・プリンター□■□■□■ ●IBMプリンターは高価とお考えの方が多いようです。特に小型のレーザー・ プリンターの世界では、業界各社厳しい価格競争を繰り広げていますので、 尚更です。 ●そこでIBMでは、少しでもIBMプリンターの良さを知っていただこうと、 低価格を徹底的に追及したレーザー・プリンター★5587-WIN★を昨年8月より 出荷しています。主な特徴は; ◎紙送り速度:16枚/分(A4横送り) ◎解像度:2,400ドット/インチ(横)x 600ドット/インチ(縦) ◎用紙サイズ:A3〜はがき ◎給紙容量:前トレイ(150枚)+給紙カセット(250枚)、 給紙カセット1段(250枚、またはA4用500枚)増設可能 ◎対応OS:Windows95/98、WindowsNT3.51/4.0(専用ドライバー付属) ◎価格:本体\158,000(エプソン同等機\148,000、キャノン同等機\168,000) イーサネット接続カード\88,000 ◎保証期間:1年間、その後保守契約\39,000/1年間(どちらも設置場所保守) ●上記概要や外観は以下のURLにてご確認ください。 http://www.ibm.co.jp/printer/hardware/5587win.html ■□■□■□ IBMプリンター活用のヒント ■□■□■□ □■□■□■5577プリンターの「逆さ印刷」の応用 □■□■□■ ●今でも複写伝票を使う業務には必須の「インパクト・プリンター」。IBMの★5577★ プリンター・シリーズは、インパクト・プリンターの主力製品として長年の実績と 信頼を誇っています。 ●5577プリンターの特徴の一つに、「手差しの他に、自動給紙機構でも複写伝票が 扱える」ことがあります。そして、一般的な天糊の複写伝票を正しく紙送りするために 5577プリンターでは「逆さ印刷」の機能を持っています。 ●これは、糊付け部を先頭にして紙送りするために、自動給紙機構に伝票を上下逆さに セットして、下方に送りながら、字を逆さに、右から左に印字するものです。 ●そのために、印字開始前に印字ヘッドが左から右に動き、付属のセンサーで、 吸い込んだ用紙の右端を検知します。そして右余白分戻ってから逆さの文字で 印字し始める訳です。 ●この機能を使うと、思わぬ(?)副産物として、手差しの場合に「どこから伝票を 入れても、正しい位置に印字する」ことができます。プリンターが用紙の右端を 検知してから印字しますから、左右方向に印字位置がずれることが無い訳です。 ●伝票を手差しで入れる場合、普通は用紙ガイドを正しい位置にセットして、 ガイドに合わせることに注意を払わなくてはなりません。それが、この「逆さ印刷」を 使うことで、誰でも正しい位置に印字させることが、できるようになります。 ●「逆さ印刷」のセット方法は、5577プリンターの設置操作ガイド 「下向き印刷の設定」をご参照下さい。 ■□■□■□ IBMプリンターの豆知識 ■□■□■□ □■□■□■ フォントのJIS規格とプリンター(連載-1)□■□■□■ ●AS/400や3270のオンライン印刷に関して、次のような問い合わせが、しばしば入る ようになってきました。 A.「梶v「T」「U」の文字が、画面では表示されているが、印刷ではブランクに なる。 B.「@」「A」「求vの文字が、画面では表示されているが、印刷ではブランクに なる。 C.「鰺」や「蠣」「礪」の文字が、画面と印刷で文字の形が少し異なる。 D.「唖」や「葦」「葛」の文字が、画面と印刷で文字の形が微妙に異なる。 ●これらは、一つ一つ原因と対策が異なります。 ●オンライン印刷の場合、WindowsのPCであっても、多くはプリンターの内蔵フォント を使用します。一方、画面に現れる文字は、PCのハードディスクの中にあるWindowsの 文字です。両者間の違いでこのような現象が現れるのです。 ●先ず初めに、文字データは、AS/400等のホスト・システムから、"EBCDIC"という 体系の文字コードでPCに送られてきます。PCやPC接続のプリンターの文字コード体系は Shift-JISですから、そのままでは正しい文字を表示も印刷もできません。 ●そこで、文字コードをEBCDICからShift-JISに変換してくれるのが、 パーソナル・コミュニケーションズ(PCOMM)等のエミュレーター・ソフトです。 PCのOSがWindowsの場合、PCOMMはWindowsの文字コードを前提に変換します。これら、 1.ホスト・システムの文字コード体系 2.Windowsの文字コード体系 3.プリンターの文字コード体系 の違いによって以上のような現象が発生するのです。 === A.のケース === 【原因】「梶v「T」「U」はかつてのJIS規格に含まれていなかったため、IBMが独自 に文字コードを割り振り、ホスト・システムやプリンターで持っていました。 ところが、Windowsは新たにそれらの文字を追加した新JIS規格に準拠してできています から、PCOMMは同じ文字を新しいJISの文字コードに変換してしまいます。 プリンターが新JISの文字セットになっていれば印刷できますが、旧JISしか持っていない プリンターでは、持っていない文字コードが送られてくるので、ブランクになって しまいます。 【解決策】 1.新JIS文字セットを持っているプリンターでは、初期設定で文字セットを「新JIS」 に変更する。(5400-006、5573-L/K/J02、5577-T/S02、5587-K02、5589-K20、 4312/17/20/24/32 PAGESオプション付) 2.新JIS文字セットを持っていないプリンターの場合、PCOMMのファイルの内、 PCSWIN.INIファイルに[DBCS]セクションを作成し、"CP943_IBM=Y"と指定して保存 再立ち上げすると、旧JISの文字コードで送られてきます。 >>>以下次号へ ★☆★☆★ありがとうございました。次号は9月下旬の予定です。★☆★☆★