■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.20 ■□■ ■□■      http://www.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ <<< 目次 >>> 1. キャンペーンのお知らせ(その一) ★IBMプリンター2000年ファイナル・セール 2. キャンペーンのお知らせ(その二) ★AS/400プリンター・キャンペーン 3. 第11回iSUC参加のお知らせ 4. トナー・カートリッジ回収のお知らせ 5. IBMプリンターの基礎知識 ★PAGESと5577(その八) 6. AFPプリンターの基礎 ★連載第十六回 ■====================================================================■ ■ 第11回iSUC参加のお知らせ ■ ■====================================================================■ ●AS/400ユーザーの皆様には、既にご存知と思いますが、今年もAS/400ユーザーの コンファレンス「iSUC(アイザック)」が、第11回を迎え、11/15〜11/17に、札幌 ロイトン・ホテルで開かれます。 ●私共プリンティング・システムズ事業部も例年のとおり、セッションにモール (デモ)にと参加いたします。 ●今年の私共のテーマは「AS/400プリンターの新しい潮流」です。e-business環境 に合った新しいAS/400プリンティングについて、セッションでお話し、モールで 実際にご覧いただくことを予定しています。 ●セッションは、初日11/15(水)15:45から16:45、場所はエメラルド・ルームAで 行ないます。参加される方は是非お越しください。 また、モールは、IBMコーナーの中に2コマ使って行ないます。ひょっとすると、発表 されたばかりの新製品もお目見えするかもしれません。実際に体験していただくデモや、 記念の粗品も用意していますので、セッションをお聞きになってから、是非お運び ください。 URL=http://www.uken.or.jp/isuc/ ■====================================================================■ ■ トナー・カートリッジ回収のお知らせ ■ ■====================================================================■ ●IBMでもトナー・カートリッジの回収を行なっているのをご存知でしたか?トナー ・カートリッジを回収し、資源として再利用しています。 ●手続きは簡単です。 (1)初め、お客様よりIBMプリンティング・システムズ事業部にご連絡いただきます。 電話番号:03-5563-3814 (2)IBMプリンティング・システムズ事業部より、お客様に専用の着払い伝票をお送り いたします。(10枚単位) (3)お客様より、その伝票に記載されている宅配便業者に、ご連絡いただきます。 (4)宅配便業者が、引き取りに伺います。もちろん、着払いですからお客様の負担に なりません。 ●回収の対象は、5584-K14、5585、5586、5587-K02/L20/WIN、5588、5589、 Network Printer12/17/24、Infoprint20/21/40などの、感光ドラムとトナーが一体と なったカートリッジ・タイプのものです。引き取りは1個からでもOKですが、なるべく まとめていただくようお願いしています。 まだご存知なかった皆様は、一度ご利用になってみてください。 ■====================================================================■ ■ PAGESと5577(その八) ■ ■====================================================================■ ●前回では、PCOMMやCAを使ったオンライン印刷を行なう時に、自動的に「ページ縮小」 「ページ回転」「入力トレイ選択」「出力トレイ選択」「両面印刷」される指定方法に ついてお話しました。 今回は、AS/400からのオンライン印刷でも、PCOMMやCAを使わない、LAN経由の 直接印刷(OS/400のホスト印刷変換機能、略して"HPT")の場合、どのようにして これらのコマンドを指定するかをご紹介します。 ●AS/400からPCプリンターにオンライン印刷させる場合、通常のPC経由の印刷方法の 他に、データ変換をOS/400自身で行い、変換後の印刷データをTCP/IPのLAN経由で、 LAN接続されたプリンターに送って印刷させる方法があります。この方法のメリットは、 この後ご紹介する「縮小」や「両面印刷」等の指定をAS/400上で行なうだけで済むため に、管理しやすいことが上げられます。注意点は、ユーザー・フォントの印刷は、 OS/400 V4R3以降であること、APWで指定したバーコードの印刷はV4R3以降で、PAGES (レーザー)プリンターへの出力のみサポートされていること、変換処理をAS/400の CPUが行ないますから、他の業務のパフォーマンスに影響を与える可能性があることです。 ●まずHPTのためのOUTQのパラメーターの設定は、以下のようになります。 *出力待ち行列(OUTQ) :任意のOUTQ名 *遠隔システム(RMTSYS) :*INTNETADR *遠隔印刷装置待ち行列(RMTPRTQ):PASS(半角大文字、43XXプリンターの場合) pr1(558Xプリンター、インパクト・プリンターの場合) *接続タイプ(CNNTYPE) :*IP *宛先タイプ(DESTTYPE) :*OTHER *SCSからASCIIへの変形(TRANSFORM):*YES(HPTで変換する場合) *メーカー機種形式(MFRTYPMDL) :*WSCST(WSCSTを使用する) *IBMPAGES(WSCST不使用、PAGESプリンター) *IBM5575(WSCST不使用、インパクト・プリンター) *インターネット・アドレス(INTNETADR):プリンターに設定したIPアドレス *WSCST(WSCST) :WSCST名、ライブラリー名 注)パラメーターWSCSTは、使用するときのみ指定。 ●このようにパラメーターをそれぞれ設定し、OUTQを作成したらSTRRMTWTRコマンドを 実行することで、OUTQのWTRが開始されます。これで、OUTQが使えるようになります ので、何かテストプリントを行ってみて下さい。 -->次回は、縮小や用紙方向指定を行なうための、WSCSTの編集の場合の方法を お話します。 ■====================================================================■ ■ AFPプリンターの基礎(第十六回) ■ ■====================================================================■ ●前回までは、5A RECORDの詳細を 具体的な例として、1つのJOBの途中で、OVERLAYや データの配置(MAPPING)を切り替えたい場合の方法についてご紹介してきました。 そして、OVERLAYを指定する方法についてご紹介して、OVERLAYをデータから呼び出す のは、"IPO(Include Page Overlay)"と呼ばれる 5A RECORD を挿入することにより 可能になることをお話しました。 ●では、今回は、IPOの実践編を考えてみましょう。 <<各支店ごとの月別サマリーを印刷するための要件について>> −多段組印刷(FORMDEF "N_UP 4"を利用) −各支店の最初にはサマリーページを印刷 −それに続き、明細ページを印刷(明細ページ枚数は各支店で異なる) −各支店の最終明細ページには合計欄を印刷 −サマリーと明細ページのOVERLAYは、異なる(OVERLAYの切り替えは"IPO"使用) ----ページの構成は以下の通りです。---- --- +===========+===========+ | | 1-PAGE | 3-PAGE | | | A SUMMARY | A MEISAI2| | | | | A支店:SUMMARY 1 PAGE 物理的 +-----------+-----------+ な1PAGE| 2-PAGE | 4-PAGE | 明細ページ 2 - 5 PAGE | | A MEISAI1 | A MEISAI3| | | | | --- +===========+===========+ | | 5-PAGE | 7-PAGE | | | A MEISAI4 | B MEISAI1| | | A GOUKEI | | B支店:SUMMARY 6 PAGE 物理的 +-----------+-----------+ な2PAGE| 6-PAGE | 8-PAGE | 明細ページ 7 - 8 PAGE | | B SUMMARY | B MEISAI2| | | | B GOUKEI | --- +===========+===========+ <>--------------------------------------------------- FORMDEF TSOVL PRESENT LANDSCAPE DIRECTION ACROSS OFFSET 0 IN 0 IN N_UP 4 REPLACE YES ; <>--------------------------------------------------- PAGEDEF TSOVL WIDTH 6 IN HEIGHT 4 IN <==1区画分のサイズを定義 DIRECTION ACROSS REPLACE YES ; FONT KL10 ; FONT M24F ; PAGEFORMAT TSOVL ; OVERLAY OGLSUM ; <==IPOで指定するSUMMARY用OVERLAY名の宣言 OVERLAY OGLMEI ; <==IPOで指定するMEISAI用 OVERLAY名の宣言 OVERLAY OGLGOU ; <==IPOで指定するGOUKEI用 OVERLAY名の宣言 PRINTLINE CHANNEL 1 POSITION 0.1 IN 0.3 IN FONT KL10,M24F REPEAT 20 ; <>---------------------------------------------------- OVERLAY OGLSUM SIZE 6 IN 4 IN OFFSET 0 IN 0 IN ; <== 位置情報は 0 0 を指定 CONTROL REPLACE ALL NOSUMMARY ; ORIENT 0 ; <== 回転はさせない ....... *他の2つのOVERLAYも同様に定義する <>---------------------------------------------------- 1A支店SUMMARY 123,456,789 111,111,111 222,222,222 IPO RECORD (O1OGLSUM) <==OGLSUMを呼び出す(位置情報はX,YともにX'000000') 1A支店MEISAI2 A支店MEISAI2 A支店MEISAI2 IPO RECORD (O1OGLMEI) <==OGLMEIを呼び出す(位置情報はX,YともにX'000000') 1A支店MEISAI3 A支店MEISAI3 A支店MEISAI3 IPO RECORD (O1OGLMEI) <==OGLMEIを呼び出す(位置情報はX,YともにX'000000') 1A支店MEISAI4 A支店MEISAI4 A支店MEISAI4 IPO RECORD (O1OGLMEI) <==OGLMEIを呼び出す(位置情報はX,YともにX'000000') 1A支店MEISAI5 A支店MEISAI5 A支店MEISAI5 IPO RECORD (O1OGLGOU) <==OGLGOUを呼び出す(位置情報はX,YともにX'FFFFFF') IPO RECORD (O1OGLMEI) <==OGLMEIを呼び出す(位置情報はX,YともにX'000000') 1B支店SUMMARY 123,456,789 111,111,111 222,222,222 IPO RECORD (O1OGLSUM) <==OGLSUMを呼び出す(位置情報はX,YともにX'000000') 1B支店MEISAI2 B支店MEISAI2 B支店MEISAI2 IPO RECORD (O1OGLMEI) <==OGLMEIを呼び出す(位置情報はX,YともにX'000000') 1B支店MEISAI3 B支店MEISAI3 B支店MEISAI3 IPO RECORD (O1OGLGOU) <==OGLGOUを呼び出す(位置情報はX,YともにX'FFFFFF') IPO RECORD (O1OGLMEI) <==OGLMEIを呼び出す(位置情報はX,YともにX'000000') この例では、SUMMARY用とMEISAI用のOVERLAYは論理ページの起点(0 0)に位置づける 方法を示しています。また、GOUKEI用については、明細行の印刷が終了した位置に OVERLAYを印刷するよう、X'FFFFFF'を指定しています。 また、SAMPLEにあるように、1論理ページ内に複数のOVERLAYを出力することもIPO なら簡単に可能です。 次回は、PAGE SEGMENT(イメージデータ)をデータから呼び出す、 "IPS(Include Page Segment)"と呼ばれる 5A RECORD についてご紹介してきます。