■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.31 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ <<< 目次 >>> 1. キャンペーンのお知らせ ★期間限定お買い得キャンペーン 2. 新製品のお知らせ ★IBM4247プリンター 3. 第12回iSUC参加のお知らせとお誘い 4. OS/400 V5R1テスト・レポート ★修正情報 5. ポストスクリプトの基礎 ★連載第七回 ■====================================================================■ ■ ホームページ更新のお知らせ ■ ■====================================================================■ ●ご好評いただいている「ibm.comビジネス・プリンター」(Webでお申し込みのIBM 直販、あるいはビジネス・パートナー様経由)に、期間/台数限定の「お買い得3機種」 が追加になりました。お申し込みは、9/28(金)締め切りです。お早めに! ●5584-K14ケーブル・キット\89,000(約45% OFF)100台限定 558Xレーザー・プリンター・シリーズの中の、A4用紙対応小型モデルと、IBM純正 プリンター・ケーブルをセットした構成です。(標準価格:\163,000) ●Infoprint20イーサネット・カード・キット\168,000(約40% OFF)100台限定 紙送り速度20枚/分、A3用紙対応の高耐久性レーザー・プリンターと、100/10Base 対応イーサネット・カードをセットにした構成です。(標準価格:\280,000) iSeries等からのオンライン印刷には、別途、専用のPAGES&ESC/Pオプションが必要 です。 ●Infoprint40イーサネット・カード・キット\336,000(約42% OFF)50台限定 紙送り速度50枚/分、A3用紙対応の高耐久性レーザー・プリンターと、100/10Base 対応イーサネット・カードをセットにした構成です。(標準価格:\580,000) iSeries等からのオンライン印刷には、別途、専用のPAGES&ESC/Pオプションが必要 です。 ●お問い合わせは「0120-80-0197」、URLは http://www-6.ibm.com/jp/printer/direct/campaign.htmlです。 台数限定ですから、予定数量を販売した時点で終了いたしますので、予めご了承 ください。 ■====================================================================■ ■ ♪♪新製品のお知らせ♪♪"IBM4247プリンター""♪♪ ■ ■====================================================================■ ●8月17日に新製品"IBM4247-003"マルチ・フォーム・プリンターを発表しました。 出荷開始は8月31日です。このプリンターは、英数文字専用の高速シリアル・ドット ・マトリックス型のプリンターです。主な特徴は、以下のとおりです。 ●印刷速度は、印字品質によって異なり、 −DPモード :700字/秒 −DP Textモード:350字/秒 −NLQモード :175字/秒 となっています。ちなみに同じ英数専用シリアル・プリンター"IBM4230"プリンターの 場合は −DPモード :400字/秒 −DP Textモード:250字/秒 −NLQモード :100字/秒 となっていますので、"4247"プリンターの高速性がお分かりいただけると思います。 ●インターフェイスと、対応するデータ形式は、 −Twinax(iSeries用) :SCS、IPDS −Coax(3174用) :SCS、IPDS −パラレル(PC、RS/6000用) :EPSON FX80-110、IBM Proprinter lll XL、 IBM 2381 Personal Printer −LAN(イーサネット100/10) となっています。他にオプションとして、LAN接続用の各種プリンタ・サーバーが あります。 ●用紙に関する機能も多く、 −2種類の連続用紙をセット可能で、更に手差しと自動給紙機構の共存も可能です。 −用紙の自動セットと、印字ヘッドと用紙の間隔を自動調整します。 −同時複写能力も高く、最高8部紙まで使用可能です。 ●本体標準価格は、434,000円。3ヶ月の保証期間(設置場所サービス)。 年間保守契約料金は、135,000円(設置場所サービス)となっています。 ■====================================================================■ ■ 第12回iSUC参加のお知らせとお誘い ■ ■====================================================================■ ●今年もiSUCの季節がやってきました。iSUCとはアイザックと呼んで、iSeries= AS/400のユーザーが主体となって毎年秋に行うコンファレンスです。今年は12回目に 当たり、大阪国際会議場で、10月17日から19日まで行われます。3日間に渡って 多数のセッションやデモが用意されています。セッションは、ユーザーの方ご自身に よるAS/400をお使いになっての経験事例や、新しい技術に関するIBMからの説明等と なっています。 ●当IBMプリンティング・システムズ事業部でも、ここ数年間「セッションでお話した ことを、デモ会場でご覧いただく。」をコンセプトに参加してきました。今年は、 事務局からの依頼もあり、セッションを2度行います。題して「eビジネス環境に おけるプリンティング」。そして今年の目玉は、お客様ご自身にお話いただく時間を 用意したことです。 ●1回目のセッションは、初日(10月17日)9:30〜10:30です。eビジネス環境における プリンティングの「要件」とそれに対する「ソリューション」をお話します。新製品 のご紹介も予定しています。そして、電子帳票ソリューション「WPM-Web版」を後導入 いただき、ご活用いただいているお客様「ポッカ」様にお話いただきます。ポッカ様 は、昨年のiSUCの会場でWPM-Web版をご覧になって、検討を始められたという嬉しい エピソードもあります。 ●2回目のセッションは、2日目(10月18日)11:00〜12:00です。内容は同じですが、 この時間帯では、ポッカ様の他に「サンエス」様にもお話いただきます。サンエス様 では、ネットワークをSNAからIPに移行するに当たって、IP対応ライン・プリンター 5400-006のスペックをフルに発揮させるために、ネットワークのチュ−ニングも 行われました。きっと他の多くのお客様の参考になるものと思います。 ●デモ会場は「e-EXPO」と題し、IBMプリンターは、e(ロゴ)サーバー・グループの 一員として参加いたします。セッションでお話する、IP対応プリンター、WPM等の 他にこの秋発表の新製品も展示する予定ですので、お楽しみに。当事業部のプリンター のプロが説明員としてスタンバイしますので、IBMプリンターに関することなら何でも お尋ねください。 ●iSUCへの参加申し込みは下記URLから、参加費は9月14日までのお申し込みなら 5万円です。では会場でお会いしましょう。 URL=>http://www.uken.or.jp/isuc/isuc12/index.html ■====================================================================■ ■ OS/400 V5R1テスト・レポート−修正情報 ■ ■====================================================================■ ●前回、OS/400"V5R1"を使った印刷テストを行った結果をお知らせしましたが、 その後「現象-1」に関しては、修正プログラムが用意されましたので、お知らせ いたします。この現象が該当している方は、アンサーラインにお問合せください。 ●現象-1【ユーザー・フォントを含むAPWの帳票の印刷】 ユーザー・フォントが含まれるスプールに対し、MRGAPWして出力させると、 ユーザー・フォントが正しく印刷できません。(□のなかに「外」の文字となる) これは、V5R1でAPWスプールを作成する際に使用される、プリンターファイルの QAPWPRTFのIGCDTAパラメータが"*NO"のままであるため、外字ロードモジュールが 起動されないことによって発生しています。PTFの完成待ちになります。 ■====================================================================■ ■ ポストスクリプトの基礎(第七回) ■ ■====================================================================■ ●前回は、簡単なPostScriptプログラミングの例として、単純な文字列を位置と フォントを指定して出力させるプログラムを紹介しました。本連載ではPostScript プログラミングの詳細まで解説する予定はありませんが、雰囲気をつかむために、 今回も引き続き、単純なグラフィックを描画するプログラムを見てみましょう。 ●まずは一本の単純な直線を引くプログラムです。 newpath 72 72 moveto 144 72 lineto stroke showpage ●1行目の"newpath"は、新しいパスを開始するオペレータです。具体的なパスは、 2行目以降で定義されています。2行目は、前回も出てきた"moveto"が使われています。 "72 72 moveto"は、「カレントポイントを"X座標72"、"Y座標72"の位置に移動せよ」 の意味になります。PostScriptでは、デフォルトの原点は、ページの左下隅であり、 デフォルトの座標単位は「ポイント」(72分の1インチ)ですので、ここでは 「ページの左から1インチ、下から1インチの位置に、カレントポイントを移動せよ」 といっていることになります。 ●3行目も、座標を示すと思われる引数が並んでいますが、ここでは"moveto"ではなく "lineto"が使われています。"lineto"は、カレントポイントと新しい座標を結ぶ線分 を加えることを指示し、カレントポイントは新しい座標(ここでは144 72)に移ります。 4行目の"stroke"は、2行目3行目で作られた線分を実際に描画せよ、というオペレータ です。これで、「ページの左端から1インチ、下端から1インチの点と、左端から2インチ、 下端から1インチの点を結ぶ線を引け」という意味の命令ができました。 ●最後は、前回同様"showpage"で、デバイスへの実際の出力が、指示されています。 結果として、このプログラムを受け取ったプリンターは、ページの左端から1インチ、 下端から1インチの点から、横線を長さ1インチ印刷するでしょう。 ●さて、次はもう少し複雑な処理を考えてみましょう。新しいオペレータが、複数でて きていますので、少々ややこしいかと思います。 /square {newpath moveto 72 0 rlineto 0 72 rlineto -72 0 rlineto closepath stroke} def 72 72 square 216 72 square 360 72 square showpage ●このプログラムは、大きく二つの部分からなっています。/squareで始まって ブランク行の上の"〜def"で終わる部分は、一言でいうと「square」という名前の 手続き(procedure)を定義しています。このsquareは、標準のPostScriptオペレータ ではなく、筆者が勝手に名づけたものです。 ●このように、ユーザーが定義した手続きは、"userdict"と呼ばれる「ユーザー辞書」 に書き込まれます。これに対し、標準で用意されているオペレータは、「システム辞書」 ("systemdict")の中に定義されています。 ●辞書というのは、PostScriptで使われるデータ型のひとつで、対になるオブジェクト (「キー」と「値」)を対応付けるものです。つまり、"systemdict"には標準オペレータ の名前と、それに対応する処理の内容が定義されており、同様に"userdict"では、 プログラムで定義された手続きと、その内容が関連付けられることになります。 "systemdict"と"userdict"は、常に存在していますが、独自に新しい辞書を作成する ことも可能です。また、前回フォントに関連して、「フォント辞書」という言葉が出て きましたが、フォントもまたメモリ上で辞書型のオブジェクトとして扱われます。 ●さて、プログラムの内容に戻ります。手続き"square"の中身を見てみましょう。 1行目は手続き名の宣言で、"{ }"の中が具体的な内容です。 ここでは"lineto"でなく"rlineto"が使われています。 "lineto"が絶対座標を引数とするのに対し、"rlineto"の引数は相対座標になります。 従って、4行目は、「カレントポイントから、X方向に1インチの長さの線を引く」という 結果になります。 同様に5行目は、その位置から、今度はY方向に1インチの線を引くことが分かります。 6行目は、そこから更にXのマイナス方向、すなわち左に向かって戻る形になります。 ●実は、この手続き"square"は、一辺が1インチの正方形を描くことを目的としています。 7行目で更に"0 -72 rlineto"として、元の位置に戻ってもよいのですが、ここでは "closepath"が使われています。これは文字通り「パスを閉じる」オペレータで、これに よってこの正方形は、4本の線分の集まりから閉じた正方形のパスになります。 最後の8行目に"stroke"があり、カッコを閉じた後"def"で、"square"とカッコ内の 手続きが辞書に格納されます。 ●後半の4行は、プログラムの本体ということになります。 "72 72"がスタックにプッシュされた後に、上で定義した"square"が実行されます。 スタック上の"72 72"は"square"の中で"moveto"の引数となり、カレントポイントの 決定に使われます。手続きに従って、正方形が描画されると次の行に進み、同様に処理が 実行されます。 このプログラムを実行すると、3つの正方形が横に並んでいる図が完成することが、 お分かりいただけますでしょうか。 ●まあ、正方形を並べてみても特に面白くはないのですが、本連載は基本的にテキスト ・ベースということもあり、実際の結果を想像していただかなければならない都合上、 単純な図形にしてみました。 >>今回はここまでにします。