■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.33 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>遊びにきてください。「友の会広場」<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< <<< 目次 >>> 1. 「IBMプリンター友の会広場」開設の再度のご案内 2. PCプリンター新製品5機種発表 3. サービスパックのご紹介 4. 第12回iSUC参加のご報告 5. ポストスクリプトの基礎(第八回) ■====================================================================■ ■ <>にお気軽においでください。 ■ ■====================================================================■ ●前回お知らせした、会員限定サイト「IBMプリンター友の会広場」掲示板ですが、 まだまだ寂しい広場になっています。「情報提供できなきゃ」なんて厳しく考えずに 気軽な発言で結構ですので、どんどん書き込んでみてください。 URL=>http://www-6.ibm.com/jp/printer/fannews/bulletin.html ユーザーID: パスワード: です。よろしくお願い申しあげます。 (ユーザーIDとパスワードの取り扱いには、十分ご注意ください。) ■====================================================================■ ■ PCプリンター新製品5機種の発表 ■ ■====================================================================■ ●10月17日付けで、PCプリンターの新製品が5機種も一度に発表されました。 と言っても、実際には2つのグループに分かれます。 ●1つ目めは、A3用紙対応カラー・レーザー・プリンター「5591」シリーズです。 5591プリンターには2モデルあります。「5591-001」は片面印刷モデル、 「5591-002」は両面印刷モデルです。両モデル間の移行はできませんので、ご注文 時にはお気をつけ下さい。 ●5591プリンターは、富士ゼロックス社様との協業によってできたプリンターで、 同社の「DocuPrint C2221」とほとんど同じです。競争の一番激しいカラーレーザー ・プリンターの世界で、最もタイムリーに、最も優れた製品をお客様にお届けする ために、IBMの拘りを捨てて(?)「5591」という型式を付けるだけで出しています。 従って、付属のプリンター・ドライバーも、「C2221用」のドライバーを導入して いただくことになっています。しかし、プリンターの頭脳に相当するコントローラー ・カード上のCPUは、IBM PowerPC750 400MHzが採用されています。 ●このプリンターの特徴は、 ・印字速度が速い タンデム方式のため、モノクロ印刷時もカラー印刷時も紙送り速度は22枚/分です。 用紙の搬送経路が短いため、ファースト・プリントが早い他、詰まった用紙の 取り出しが簡単です。 ・高印刷品質 1,200dpix1,200dpi相当、256階調1,670万色(5591-001では増設メモリーが必要) ・最新のネットワーク対応 100/10Baseイーサネットは標準サポート。HTTPやIPPをサポートしているので、 Webブラウザー上でのプリンターの状況把握や設定変更、遠隔地のPCからの インターネット経由での印刷が可能です。 ●標準価格は; 5591-001(片面印刷モデル):\548,000 5591-002(両面印刷モデル):\698,000 保証期間は共に、これが大きな違いですが、1年間(IBM技術員による設置場所修理) です。 ●2つ目は、「5577/79」インパクト・プリンターの新モデルです。 Vol.26のお知らせで申しあげた「グリーン購入法」に対して、5577-T02/S02、 5579-K02は対応していませんでした。今回電源ユニットやロジック・カードの変更を 行い、グリーン購入法の要求仕様である「待機時電力=25W」(従来機は41W。)を 達成しました。 ●他には、バーコード・コマンドとして、「CODE128」「QRコード」が追加され、 キャラクター・モードを使ってアプリケーションからコマンドを送ることにより、 これらのバーコード・パターンをプリンターが作って印刷します。また、5577-T02 後継機である5577-W02では、印字速度が140字/秒から150字/秒(漢字、通常速)に 向上しています。 ●新旧モデル間の対比は、下記のようになります。標準価格は据え置きです。 ・5579-L02 <- 5579-K02:\598,000 ・5577-W02 <- 5577-T02:\428,000 ・5577-V02 <- 5577-S02:\328,000 ■====================================================================■ ■ サービスパックのご紹介 ■ ■====================================================================■ ●サービスパック(ワランティー アンド メインテナンス・オプション)をご存知 でしょうか?この度、9月26日付で値下げになりました。 ●サービスパックとは、プリンターを購入される時に、同時にパーツ・ナンバーで ご注文いただくことによって、通常の保守契約よりも割安の料金で、保守契約 いただけるものです。IBMプリンターに関しては、下記の機種が、 ・設置場所サービス ・12時間/日(8:00〜20:00) ・6日/週(月曜〜土曜) という条件で、3年間、4年間、5年間の各期間(無償保証期間を含む)に対応して 用意されています。 ・5573-L02/K02/J02 ・5577-W02/V02/T02/S02 ・5579-L02/K02 ・5584-K14/87-WIN/L20/89-K20 ・Infoprint20/21/40 ・Infoprint Color8/5591 ●今回の値下げによって、例えば「5577-T02/S02」用は、以下のようになりました。 ・注文番号:26L6503 3年間 \69,000←\77,000 (通常の設置場所サービス契約の場合 :保証期間中\11,000+2年間保守契約\66,000=\77,000) ・注文番号:13P5503 4年間 \99,000←\110,000 ・注文番号:13P6503 5年間 \129,000←\143,000 ■====================================================================■ ■ 第12回iSUC参加のご報告 ■ ■====================================================================■ ●10月17日から19日に、大阪国際会議場で行われた第12回iSUC(アイザック)に 当IBMプリンティング・システムズ事業部も、セッションにデモにと例年どおり参加 してきました。そのご報告です。デモ会場は、今年は「eEXPO.」と称して、 iSUC参加者以外にeEXPO.のみの参加の関西地区のお客様もお招きして行われました。 その結果例年に増して多くのお客様にご覧いただけました。 ●我々スタッフにとっては、実は10月16日(火)からiSUCは始まっています。 当日昼頃に会場に入り、搬入の立会い、Infoprint250に対する技術員のセット作業、 そして各展示機器の開梱、接続、稼動確認を行います。その間に用意した説明パネル の貼り付け、パンフレットの用意、出展者ミーティングへの参加を行います。万全の 用意をしたつもりでも何某かのトラブルは付き物ですが、今回は不思議に順調で、 無事18時頃には準備が完了しました。 ●翌日は、まず、オープニング・セッション(13時から)に先立って、9時30分から セッションを行いました。今年行ったセッションの特徴は、お客様に事例をお話し いただいた点です。WPM Web版をご導入いただいた株式会社ポッカコーポレーション 様、5400-006プリンターをTelnet5250E接続でご導入されるに当たって、ネット ワーク・チューニングを行って、プリンターの性能をフルに引き出された 株式会社サンエス様より、それぞれ20分ずつお話いただきました。 (10月17日はポッカ様のみ) オープニング前の早い時間だったにも関わらず、20名以上いらっしゃった参加者の 皆様も、実際の体験談を興味深く聞かれたようです。当事業部からは、初めの20分 で「eビジネス環境におけるプリンティング」というタイトルでお話しいたしました。 ●その後13時からは、オープニングです。信義則の楽しいスキットがあったり、 本田技術研究所平井常務の、ロボット「アシモフ」の、ビデオも交えた開発苦労話 に関する講演があったりと、だんだん盛り上がってきます。 オープニング終了後はeEXPO.会場に戻って、プリンター・コーナーにいらっしゃる お客様にデモです。今回のデモは、セッションの内容に合わせて、 ・5400-006とInfoprint250によるTelnet5250Eでの印刷 ・WPM-Web版と、そのWindowsアプリケーション用ドライバー(参考出展) ・Infoprint Server for OS/400 V5R1によるPDF変換 ・新製品「5591カラー・レーザー・プリンター」「5579-L02インパクト ・プリンター」 となっています。 ●iSUC2日目は、2度目のセッションを11時〜12時に行い、前日と同じくらいの人数の 方にご参加いただきました。終了後にポッカ様の発表者の方に質問されていた方も いらっしゃって、多くの方がかなり興味を持たれたようでした。 また、この直前のセッションで、Infoprint ServerによるPDFへの変換のお話が あり、当事業部のコーナーでのデモをご紹介いただいたので、それを聞いてデモを 見に来られた方もいらっしゃいました。 ●最終日は、クロージング終了後も17時まで、eEXPO.会場は開きました。開催時間 終了まで、熱心なお客様がいらっしゃって、盛況でした。 ■====================================================================■ ■ ポストスクリプトの基礎(第八回) ■ ■====================================================================■ ●お久しぶりの登場です。さて、2回にわたって簡単なPostScriptのプログラムの 例をご紹介しましたが、肝心のプログラムの実行方法について触れていませんでした。 そこで今回は、PostScriptそのものからは外れますが、プリンターへの ファイル転送の方法についてお話します。 ●連載の初めの頃に触れたように、PostScriptプログラムを実行するのは、 PostScriptインタープリタです。プリンターで言えば、プリンター・ドライバーが PostScript言語によるプログラムを生成し、プリンターに搭載されたインタープリタ (一般にRIP:Raster Image Processorと呼ばれます)がそのプログラムを実行し、 出力デバイスである印刷機構に出力させるという形になります。従って、前回、 前々回でご紹介したようなプログラムを、手書きでコーディングして、その実行結果 を確認するための手軽な方法は、記述したPostScriptをプリンターに送信する ということになります。 ●PC上のファイルは、コマンドを使用してプリンターに送ることができます。例えば、 c:\にtest.psというPostScriptファイルがあるとします。この場合、 c:\>copy test.ps LPT1 というコマンドを実行すれば、LPT1(パラレル・ポート)に接続されている プリンターにファイル"test.ps"を流すことができます。 ●ネットワークを介して接続されたプリンターの場合はどうでしょうか。 Windows2000、またはWindowsNTであれば、通常lprコマンドを使用します。 この場合、プリンター側がlpdというサービスをサポートしている必要があります。 c:\>lpr -S <プリンターのホスト名またはIPアドレス> -P <キューの名前> <ファイル名> キューの名前は機種によって決まっています。例えば、IBM Infoprint 20/40/21や ネットワーク・プリンター12/17/24の場合、キュー名は"PASS"(半角大文字)です。 従って、具体的には、 c:\>lpr -S x.xxx.xxx.xxx -P PASS test.ps となります。 ●Windows95や98では標準でlprコマンドを持っていませんが、IBMでは、"ibmlpr" というユーティリティーを提供しており、これを導入することでWindows95や98でも lprを使用することができます。ibmlprはホームページより無償で入手することが できます。またMacの場合は、デスクトップ・プリンタにPSファイルを ドラッグ&ドロップすることで、ファイルをプリンターに投げることができます。 ●他のPDLでも同様のことは可能です。たとえばPCL5eやPAGESのドライバーを 使ってジョブをファイル(通常.prnという拡張子がつけられます)として保存して おき、それをlprコマンドでプリンタに送れば、ドライバーから直接プリンターに 印刷したのと同じ結果になります。 必ずしもファイルをオープンして中を解析しないまでも、同じ条件のジョブを別の プリンターに投げてみるなどして、問題判別などに便利なことがあります。 ●次回はPostScriptに話を戻します。今回最後に問題判別の話が出ましたので、 PostScriptエラーなどについて触れてみることにします。