■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.37 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ ☆☆☆☆☆☆☆☆ご活用いただいています。「友の会広場」☆☆☆☆☆☆☆☆ URL=> http://www-6.ibm.com/jp/printer/fannews/bulletin.html このお知らせの内容に関するご質問も、是非書き込んでください。 <<< 目次 >>> 1. 新製品のご紹介 2. プリンティング・ソリューション・ページのご紹介 3. 5591カラー・レーザー・プリンターのうまい使い方[その3] 4. 558Xプリンター用LANカードのWindows2000/XP対応について ■====================================================================■ ■ 新製品のお知らせ♪5589-L36♪ ■ ■====================================================================■ ●2/20(水)に、558Xレーザー・プリンターの新製品「5589-L36」を発表しました。 2/28(木)出荷開始予定です。本体標準価格は、\198,000です。 ●「5589-L36」は、「5589-K20」の後継機に相当する、A3用紙対応、紙送り速度 36枚/分(A4用紙、横送り)の、高速PCレーザー・プリンターです。 コントローラーのCPUに、新しくPowerPC405プロセッサーを採用し、今まで以上の 高速処理を可能にしています。従来のPAGESモードに加え、通常のWindows アプリケーション用、Windows専用モードを持ち、1,200DPI相当 (データ解像度600DPI)の高精細な印刷を行なえます。両面印刷もオプションで 対応しています。 そのため、558Xシリーズでは最高の、想定月間平均印刷枚数5,000枚という高い 耐久性も大きな特徴です。 つまり、20万円を切った価格と上記の特徴をもって、オンライン印刷以外の通常の Windowsからの印刷においても、他社レーザー・プリンターにも十分に勝った レーザー・プリンターと言えると思います。 ●仕様を簡単にご紹介すると −パラレル・インターフェース:Standard(IEEE1284準拠) −紙送り速度:36PPM(A4ヨコ走行、コピーモード、片面印刷時) −解像度:600dpi×600dpi(Windows専用モード) SFCによるスムージングで1200dpi相当 360dpi×360dpi(PAGES、5577、ESC/P、201PL) SFCによるスムージングで720dpi相当(1440dpi相当×360dpi) −制御コード:PAGES、5577、ESC/P(VP-1047)、201PL(PC-PR201H) −想定月間平均印刷枚数:5,000枚 −CPU:PowerPC 405GF 200MHz −メモリー:標準16MB、最大 144MB −フォント:漢字ビットマップ・フォント:平成明朝体JIS第1/2、IBM拡張、 特殊文字、ESC/P拡張、NEC拡張 漢字アウトライン・フォント:平成明朝体JIS第1/2、 平成角ゴシック体JIS第1/2、 IBM拡張(明朝体・ゴシック体)、 特殊文字、ESC/P拡張、NEC拡張 ユーザー・フォント:標準188文字(PAGESモード時、48×48ドット) 最大1,880文字(同上) −バーコード:Code39,JAN短縮,JAN標準,NW-7,Interleaved 2of5, 新郵便番号制カスタマバーコード、QR、PDF-417 −拡大縮小印刷:固定倍率:A4→B4(縦横120%)、A4→A3(縦横141%)、 A3→A4(縦横67%)、B4→A4(縦横80%)、 連続紙→B4(縦88%・横100%)、 連続紙→A4(縦69%・横75%)、 任意設定:50%〜150%(1%刻み) −用紙サイズ:前面給紙トレイ:A3,A4横,A5横,B4,B5横,レター横,リーガル14", はがき横, 規格外(88ox100o〜297ox420o) 500枚給紙(A3カセット):A3,A4横,A5横,B4,B5横,レター横, リーガル14",規格外(210ox139.7o 〜297ox420o) (A4カセット):A4横,A5横,B5横,レター横,はがき横, 規格外(148ox100o〜297ox210o) 2,000枚給紙ユニット:A4横、レター横 −給紙容量(給紙カセットと500枚、2,000枚給紙ユニットを同時に装備することで A4用紙を最大3,150枚の用紙セットが可能) 前面給紙トレイ:約150枚(64g/u用紙) 給紙カセットA3:約500枚(64g/u用紙)(標準:一段) 2,000枚給紙ユニット:約2,000枚(64g/u用紙、オプション) −排紙容量(フェース・ダウン):約500枚(64g/u用紙) −ネットワーク接続:イーサネットLANカード・オプションIII(オプション) −電源:100V 50/60Hz −最大消費電力:1,200W パワーセーブモード時:40W(エネルギースターに適合) −本体寸法:幅490ox奥行460ox高さ395o −重量:24.6s ●ご使用に当たっての注意点としては、 −プリンター・ドライバーとして、Windows専用モード用のものと、PAGESモード用 には、5589-K20のものがCDに入って、同梱されます。従って、PAGESモードでご使用 になる場合は、5589-K20用のドライバーをご使用いただくことになります。 −PCOMM等のオンライン印刷でご使用になる場合は、PAGESモードでご使用ください。 ●外観や詳しい仕様は、ホームページをご覧下さい。 URL=> http://www.ibm.com/jp/printer/hardware/workgroupmono/5589l36/index.html ■====================================================================■ ■ プリンティング・ソリューション・ページのご紹介 ■ ■====================================================================■ ●Printingソリューション・メニューのご紹介を始めました。 お客様は、現在抱えている課題をどう解決されようとされていますか。 IBMではアウトプットに関わる業務プロセスを効率をアップさせ、運用の改革を 考えていきます。 最前の技術サポートを伴い、ご一緒に問題解決に取り組んでいきます。 Printingソリューションの一例を公開しています。ぜひアクセスください。 URL=> http://www-6.ibm.com/jp/printer/solution/index.html ■====================================================================■ ■ 5591カラー・レーザー・プリンターのうまい使い方[その3] ■ ■====================================================================■ ●前回は、HPTを使ってiSeries(AS/400)からLAN経由で直接印刷するための アウト・キューの作り方について、お話しました。 今回は、縮小や用紙方向などを指定するための、ワークステーション・カスタマイズ ・オブジェクトの編集方法についてお話しいたします。 ●基本的な考え方は、PCOMMの場合PDFファイルの中で"START_JOB="の後ろに、必要な コマンドを追加することによって、印刷ジョブの先頭でそれらのコマンドが送られる ようになったのと同様に、"INITPRT"の中の"DATA="の後ろに、必要なコマンドを 追加するという方法になります。そして"RESETPRT"の中で、設定を元に戻す指定を 行ないます。以下に編集した例を示します。 【WSCST編集例-1】両面印刷(左綴じ)+原稿サイズ:連続用紙(15x11") →出力サイズ:A4+余白(左5mm/上0mm)の場合 :WSCST DEVCLASS=TRANSFORM. :TRNSFRMTBL. :PRTDTASTRM DATASTREAM=ESC/P. :INITPRT DATA ='11180D1B74031B5208141B77001B57001B2D001C2D001B6B001B321B501 B20001C53000C1C540000121C121B461B481B4F1B541B55001B7234'X '1B3B6470312E'X /*両面左綴*/ '1B3B7067312E'X /*原稿サイズ15*11 */ '1B3B7374302C61342E'X /*出力トレイ自動A4 */ '1B3B6F666D2C35302C302E'X. /*余白5.0:0.0 */ :RESETPRT DATA ='1B7700141B2D001C2D001B6B000D1C2E1B461B481B4F1B541B55001 B5700'X '1B3B6470302E'X /*両面OFF */ '1B3B6F666D2C302C302E'X. /*余白0.0:0.0 */ ご覧いただいて、お分かりいただけると思いますが、コマンドは'と'Xで挟みます。 これらのコマンドは、富士ゼロックス社が独自にESC/Pコマンドに追加したものなので、 他社のESC/Pプリンターでは無効です。また、「縮小」「用紙方向指定」という 考え方でできていません。「原稿サイズ」「出力サイズ」「2up」を各々指定する ことによって、自動的に、最適な「用紙方向」と「縮小率」を組み合わせて印刷する ようにできています。 【WSCST編集例-2】原稿サイズ:連続続用紙(15x11") →出力サイズ:A4+2UP(順方向)+コピー部数:3部の場合 :WSCST DEVCLASS=TRANSFORM. :TRNSFRMTBL. :PRTDTASTRM DATASTREAM=ESC/P. :INITPRT DATA ='11180D1B74031B5208141B77001B57001B2D001C2D001B6B001B321B501 B20001C53000C1C540000121C121B461B481B4F1B541B55001B7234'X '1B3B7067312E'X /*原稿サイズ15*11 */ '1B3B7374302C61342E'X /*出力トレイ自動A4 */ '1B3B7477312E'X /* 2UP順方向*/ '1B3B6370332E'X. /* COPY 3 */ :RESETPRT DATA ='1B7700141B2D001C2D001B6B000D1C2E1B461B481B4F1B541B55001 B5700'X '1B3B7477302E'X /* 2UP OFF */ '1B3B6370312E'X. /* COPY 1 */ ●このように編集したワークステーション・カスタマイズ・オブジェクトに 名前を付けて保存していただき、それをアウト・キューの設定の中で指定して いただければ、お望みの書式で印刷できます。ただし、ESC/P用のHPTの仕様に起因 する制限と思われますが、IBM選定文字は一部の文字しか印字できません。IBM選定 文字とは、かつてIBMが、JISに定められていないが、日本語処理のために必要で あると判断して追加した、391文字のことを指します。その後、新JISが制定されて 追加された文字の中に含まれた""のような文字もあります。 ESC/PのHPTで印字できたIBM選定文字 T U V W X Y Z [ \ ] ¬ ∵ ●PCOMM経由の印刷でも、HPTによる印刷でも、新JISで追加された"@"等の文字を 印字させるには、一工夫必要です。次回はその方法をお話しいたします。 ■====================================================================■ ■ 558Xプリンター用LANカードのWindows2000/XP対応について ■ ■====================================================================■ ●558xレーザー・プリンターにオプションのLANカードを装着してご使用いただいて いる方も多いかと思います。しかし、PCのOSをWindows2000に上げると印字できなく なるというお問い合わせをいただくことがあります。これは、LANカード内部の マイクロコードが古いことと、PC上の設定方法の違いの2種類の原因が、考えられます。 ●5587等で使用されている「LANカード・オプションII」の場合、バージョンが、 2.04以上であることが必要です。バージョンは、カード背面の小さな黒いテスト・ スイッチを押すと、プリンターが自動的に印字するのでチェックできます。まず ご使用中のカードのバージョンが古かった場合は、技術員に更新を依頼してください。 (保守契約を結ばれている場合は無料ですが、結ばれていない場合は、有償と なります。)あるいは、製造元のアプティ社のサイトからファイルをダウンロード して、そのファイルをPCからプリンターにダウンロードすることによって、ご自分で 更新することも可能です。ただし、手順どおり行なっていただかないと、カードを 壊すことになりますので、注意が必要です。 URL=> http://www.apti.co.jp/download/index.html ●Windows2000からの設定は、以下の手順となります。 1. まずポートを一旦"LPT1"ポート(パラレル・ポート)として、プリンター・ ドライバーを導入します。 2. プリンター・プロパティの中の「ポート」タグを開いて「ポートの追加」ボタンを 押します。 3. 「Standard TCP/IPポート」を選択し、「新しいポート」ボタンを押します。 4. 「次へ」を押してから、「プリンタ名またはIPアドレス」にプリンターの IPアドレスを入力し「次へ」を押します。(ポート名はそのままで結構です) 5. 「カスタム」を選択します。 6. 「プロトコル」で"LPR"を選択し、「ポートの設定」画面で「キュー名」を"pr1" (半角小文字)、「LPRバイトカウントを有効にする」にチェックして、OKボタンを 押します。 (Windows2000のLPRの場合、バイト・カウントを有効にしておかないと、データ送信の 前にプリンターに知らせるデータのバイト数が、実際のデータのバイト数よりも大きい という不一致を起こし、プリンターは、実際には印刷が終わっても、まだデータが来る はずと思って印刷終了をWindowsに返せません。そのためWindowsのスプール上では データが残っているかのような状態となり、次の印刷ジョブが送られないという問題 を起こします。) 7. 「次へ」→「完了」ボタンを押して終了です。 <<ポストスクリプトの基礎は今回お休みいたします。いよいよ次回は最終回で す。>>