■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.38 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ ☆☆☆☆☆☆☆☆ご活用いただいています。「友の会広場」☆☆☆☆☆☆☆☆ URL=> http://www-6.ibm.com/jp/printer/fannews/bulletin.html このお知らせの内容に関するご質問も、是非書き込んでください。 <<< 目次 >>> 1. 新製品のご紹介 2. 5591カラー・レーザー・プリンターのうまい使い方[その4] 3. ポストスクリプトの基礎(第十一回) ■====================================================================■ ■ 新製品のお知らせ♪5400-L10♪ ■ ■====================================================================■ ●3/05(水)に、新製品、超高速日本語ライン・プリンター「5400-L10」を発表 しました。3/22(金)出荷開始予定です。本体標準価格は、\4,180,000です。 ●今回の「5400-L10」は、日本語の印字できるライン・プリンター(インパクト・ プリンター)の中では、最高の1,000行/分という超高速印刷が可能になっています。 もちろん高速性に合わせて、想定平均月間印刷枚数も、20,000枚と、耐久性も最高に なっています。それらの特徴を生かして、既存のライン・プリンターの処理速度で 満足されない方や、複数のライン・プリンターを統合したい方には最適なプリンター と言えるのではないでしょうか? ●「5400-L10」という型式は、「5400」を日本語ライン・プリンターの、ブランドに 育てたいという意向に基づき、"5400-006"と同じ機械タイプを使用し、最高速の 1,000行の頭二桁と、LAN接続標準サポートを表わす"L"をモデル名に使用したものです。 ちなみに、"5400-006"は、最高速600行/分に基づき、"006"というモデル名になっています。 ●印字速度と耐久性以外の特徴は、以下のようになります。 −LAN接続、Twinax接続、パラレル接続の3種類の接続ポートを標準装備。 −iSeries(AS/400)とTelnet5250EによるLAN(TCP/IP)接続と、Twinax接続を 選択可能。 −pSeries(RS6000)、xSeries(PC)、zSeries(S/390)とLPRによるLAN (TCP/IP)接続。 −左側面のサイド・ドアから、印字後の用紙を取り出し可能。これによって、 プリンターの背面に回らなくても、用紙が取り出せるようになりました。 −一般の複写紙はもちろん、厚さが不均一な宅配便伝票にも対応した、豊富な コピー機能。 −OCR-Bフォントや、7種類のバーコードを印刷可能。 ●仕様を簡単にご紹介すると −印字速度:1,000行/分(超高速モード、横12ドット間引き) 800行/分(高速モード、横8ドット間引き) 600行/分(通常速モード) 300行/分(高品位モード、片方向印刷) −想定月間平均印刷枚数:20,000枚 −接続ポートと制御コード: イーサネット(100/10Base):Telnet5250E(SCS) イーサネット(100/10Base):LPR(5577、ESC/P) Twinax:SCS パラレル:5577、ESC/P −内蔵フォント:IBM明朝体、平成明朝体選択可能 新JIS、旧JIS選択可能 半角英数拡張、半角カナ拡張選択可能 −バーコード:Code39、JAN短縮、JAN標準、NW-7、Interleaved 2of5、 Industrial 2of5、 新郵便番号制カスタマバーコード −騒音レベル:60dBA −電源:100V 50/60Hz −最大消費電力:1.5kVA −本体寸法:幅750ox奥行815ox高さ1,070o −重量:145s −保証期間:1年間(設置場所保守) −保守契約料金:年間418,800円 ●外観や詳しい仕様は、ホームページをご覧下さい。 URL=> http://www.ibm.com/jp/printer/hardware/lineimpact/5400l10/index.html ■====================================================================■ ■ 5591カラー・レーザー・プリンターのうまい使い方[その4] ■ ■====================================================================■ ●前回は、HPTを使った場合の「縮小」や「用紙方向指定」の方法について、お話し しました。今回は、HPTやPCOMMを使った印刷において、「@」や「~」等の新JISで 追加になった文字を印刷させる方法をお話しいたします。 ●PCOMMを使った印刷の場合は、以下のとおりです。 PCOMMのプリンター・セッション画面で、「通信」→「構成」→ 「セッション・パラメーター」と選択して、そお画面の中にある 「ホスト・コードページ」を「1399日本語英数小文字拡張(ユニコード)」、 または「1390日本語英数カナ拡張(ユニコード)」に指定した後、保存します。 (ホスト・コードページが「939」や「930」のままでは、旧JISとなります。) 前者のコード・ページは、元々半角英数小文字を持っていて、空いた文字コードに 半角カタカナを割り当てて、英数小文字と半角カタカナを両方表示/印字させられる ようにしたもの、後者のコード・ページは、その逆で半角カタカナの他に英数小文字 を追加したものです。 【5591の場合の注意点】 新JISで追加された文字の内、「~」(Shift-JIS"877E")は印字できません。 ※558Xプリンターでは、プリンターの初期設定で「漢字コード=JIS90」に 変更すれば、印字できます。 ●HPTを使った印刷の場合は、以下のとおりです。 使用するWSCSTの中の、:PRTDTASTRM行の下に、以下を追加して保存してください。 :EBCASCCSID. :EBCASCCSIDE DBCSCCSID = 5026 ASCIICCSID = 943. :EBCASCCSIDE EBCDICCSID = 5035 ASCIICCSID = 943. :EBCASCCSIDE EBCDICCSID = 930 ASCIICCSID = 943. :EBCASCCSIDE EBCDICCSID = 931 ASCIICCSID = 943. :EBCASCCSIDE EBCDICCSID = 939 ASCIICCSID = 943. :EEBCASCCSID. ※コロン(:)とピリオド(.)で囲まれた範囲がコマンドとして解釈されます。 ピリオドを省かないように注意してください。 【5591の場合の注意点】 1. 「鰺」と「鯵」のように、旧JISと新JISで文字コードが入れ替わった文字が 28組ありますが、これらは入れ替わらずに印字されます。 2. 8D56とFAD0は同じデザインの文字「ミ」となっています。 (558Xプリンターでは、デザインが異なっています。) ※1は、HPT(OS/400)の文字コード変換上の問題です。 PCOMM経由の印刷では、正しく印字されます。 ■====================================================================■ ■ ポストスクリプトの基礎(第十一回) ■ ■====================================================================■ ●この連載は、PostScriptについて知識がない読者に、PostScript とはどういう ものか、という初歩的なご紹介を行なうための入門コースでした。 そのため、たとえば、プログラミングに関しても、ごく簡単なサンプルをご紹介する に留まりました。従って、さらに興味を持たれた方や、実際にPostScriptを使って 何かやってみようと思われた方には、物足りない印象を持たれたのではないかと 思います。 そこで今回は、さらに深くPostScriptを学ぶための、定番参考文献をご紹介したい と思います。 ●『PostScriptリファレンスマニュアル第3版』 Adobe Systems著、アスキー Adobe Systemsによる公式リファレンスで、PostScriptのいわゆる「レッドブック」 です。PostScriptの基本的な考え方や特徴から、ひとつひとつのオペレータの説明 まで詳細に解説されています。PostScriptプログラミングを手がけるには、 必須アイテムです。 ●『ページ記述言語PostScriptプログラム・デザイン』 Adobe Systems著、アスキー 「グリーンブック」ともいわれています。 PostScriptによるプログラミングの基礎や、指針について読みやすい形で 書かれています。 ●『ページ記述言語PostScript チュートリアル&クックブック』 Adobe Systems著、アスキー 「ブルーブック」ともいわれています。 豊富な図やサンプル・プログラムにより、実践的にPostScriptプログラミングを 学ぶことができます。日本語出力に関しても、章が設けられているのが うれしいところです。 ●『PostScript&Acrobat/PDF』 トーマス・マーツ著、東京電機大学出版局 著者のThomas Merz氏はドイツ人。 PostScript、およびPDFの基礎から応用までが解説されています。 特に、上記の三冊ではあまり触れられていないプリンター・ドライバー、 またWindowsやMacintoshなど各プラットフォームでの実装についても触れられています。 PostScript3までカバーしていますが、PDFに関しては、今となっては少し古い かもしれません。付録CD-ROMにはフリーのツールなどが、豊富に収められています。 ●以上は、本連載を執筆する上でも大いに参考にさせていただきました。 また、とくにDTPに携わる人向けにPostScriptをやさしく解説した文書としては、 アドビシステムズ社のホームページからダウンロードもできる 「アドビ ポストスクリプト技術へのおさそい」 http://www.adobe.co.jp/print/postscript/main.html がよくまとめられています。 ●さて、11回に渡ってお届けしてきました本連載ですが、今回を持って終了と させていただきます。まとまりのない内容で反省すべき点も多々ありますが、 読んでくださった皆様には心から感謝したいと思います。 どうもありがとうございました。<完>