■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.4 ■□■      http://www.jp.ibm.com/printer/ ■■■============================================================■■■ <<< 目次 >>> 1. AFPプリンターの基礎 ★連載第一回 2. iSUC'99出展のお知らせ  ★セッションとデモを行います。 3. IBMプリンターの豆知識 ★文字化けの正体-3 ■====================================================================■ ■  堂々連載開始!AFPプリンターの基礎(第一回) ■ ■====================================================================■ ●プリンターは様々な方法で種類分けできますが、IBMのプリンターを語る場合に、 よく出てくるプリンターの種類、それが"AFPプリンター"です。システム390ユーザー では「ああ、あれね。でもよくわからない」という反応。また、AS/400ユーザーでは 「あまり聞きなれない言葉」「敷居が高い」と思われている言葉かもしれません。 しかし、仕組みを知れば何ら難しいものではありません。是非知っていただきたい、 使っていただきたい、そういう思いからこの連載を始めました。 ●AFPプリンターには、印刷速度約15,000行/分の超高速Infoprint4000から 約2,000行/分のInfoprint62の連続用紙用レーザー・プリンターや、60枚/分の Infoprint60から20枚/分のInfoprint20(IPDSオプション付)のカット紙用レーザー ・プリンターまで、大量印刷に適した多くの機種がライン・アップされています。 ●AFPとは"Advanced Function Presentaion"の略で、IBMが推奨しているアーキテク チャーの名前です。始まりは、1983年に3800-8型プリンターが発表になった時で、 もう15年以上の実績をもつアーキテクチャーです。そして今尚進歩しつづけている アーキテクチャーです。発表になった当時、あくまでも最終メディア(表示媒体)は、 紙(印刷物)でしたので、AFPのPが表す意味は"Printing"でした。 しかし現在では必ずしも最終メディアが紙とは限りません。パソコンのディスプレイで あったり、CD-ROMであったりするところから"Presentation"に変わっています。 IBMはこのアーキテクチャーを公開しており、世界各国で多くのソフト・ベンダーが、 AFPに準拠した製品を発表しています。国内では、イシス社の「AFPデザイナー」や 「パピルス・ドキュメント・システム」等がIBMより販売されています。 ●AFPの特徴として以下の4つがあります。 (1)アプリケーションと印刷資源の独立 (2)プリンター機種間の互換性 (3)AFPプリンター・ファミリーはページ・プリンター (4)双方向通信を実現 >>>各特徴の説明等は次号へ ■====================================================================■ ■  iSUC'99のセッションにプリンター事業部登場、iSUCモールにも出展 ■ ■====================================================================■ (AS/400ユーザーでない会員の皆様には、大変失礼いたします。) ●「iSUC(アイザック)'99」をご存知でしょうか?1990年にAS/400ユーザー有志により 発足した「ユーザーのユーザーによる、ユーザーのための大会」で、 今年で10年目になります。多くのAS/400ユーザーの方の間には、スキル・アップの場 として既に定着しています。 ●今年は、福岡市シーホークで11月10日から12日まで、180のセッションとデモが 繰り広げられます。 ●私たちプリンティング・システムズ事業部は、一昨年のiSUCより、セッションで 「IBMプリンティング・ソリューション」をご説明し、デモで実際にご覧いただくという 形で参加してきました。 ●今年は、事務局よりご提案いただいた「実地に役立つIBMプリンター活用法」と題して セッションを11月11日13時より約1時間「3H会場(リゲル)」で行います。題名どおり、 実際にIBMプリンターをお使いいただく上で、役立つ情報をお話する予定です。 ●iSUCモールと題するデモ会場では、お客様にデータをインプットしていただき、 AFPプリンターでご自分の名刺ラベルをその場で印刷していただく「AFP体験コーナー」や 、 謎の新製品?をご覧いただきます。(予定です) ●友の会の会員の皆様で、まだiSUCに参加を申し込まれていらっしゃらない方は、ぜひ この機会にお申し込みいただき、(お申し込みいただいた方はもちろん)上記セッション やデモにご来場いただきますよう、お願い申し上げます。デモ会場では、 「友の会会員です。」と声を掛けていただけると・・・嬉しいです。 ●お申し込みは、http://www.uken.or.jp/isuc/からです。 ■====================================================================■ ■ IBMプリンターの豆知識==フォントのJIS規格とプリンター(連載-3) ■====================================================================■ (連載-1,2のおさらい) ◎AS/400や3270のオンライン印刷に関して、 【現象A】「梶v「T」「U」の文字が、画面では表示されているが、 印刷ではブランクになる。 【解決策】 1.新JIS文字セットを持っているプリンターでは、初期設定で文字セットを「新JIS」 に変更する。(5400-006、5573-L/K/J02、5577-T/S02、5587-K02、5589-K20、 4312/17/20/24/32 PAGESオプション付) 2.新JIS文字セットを持っていないプリンターの場合、PCOMMのファイルの内、 PCSWIN.INIファイルに[DBCS]セクションを作成し、"CP943_IBM=Y"と指定して保存 再立ち上げすると、旧JISの文字コードで送られてきます。 【現象B】「@」「A」「求vの文字が、画面では表示されているが、 印刷ではブランクになる。 【解決策】 1.新JIS文字セットを持っているプリンターでは、初期設定で文字セットを「新JIS」 に変更する。(5400-006、5573-L/K/J02、5577-T/S02、5587-K02、5589-K20、 4312/17/20/24/32 PAGESオプション付) 2.新JIS文字セットを持っていないプリンターの場合、プリンター内蔵フォントが 無いわけですから、PDT印刷はできません。従ってドライバー経由の印刷になります。 この時は、PCからデータは全て印刷イメージで送られて来ますので、画面の表示と 同じに印刷できます。PCOMMのプリンター・セッションで「ファイル」-> 「プリンタ設定」と選んで「PDTファイルの使用」のチェックを外してください。 連載-3) 【現象】 C.画面では「鯵」「鴬」「薮」「篭」と表示されるが、「鰺」「鶯」「藪」「籠」と 印刷される。 【原因】 旧JISと新JISの間で27組の文字について、文字コードが入れ替わっています。例えば、 旧JISでは、「籠」'9855「篭」'E2C4だったのが、新JISでは「籠」'E2C4「篭」'9855と なっています。従って同じ文字コードがホスト・システムから送られてきても、新JISの Windowsの上で動いているPCOMMは、画面に「篭」と表示するのに対して、旧JISの プリンターは、「籠」と印刷します。 【解決策】 1.新JIS文字セットを持っているプリンターでは、初期設定で文字セットを「新JIS」 に変更する。(5400-006、5573-L/K/J02、5577-T/S02、5587-K02、5589-K20、 4312/17/20/24/32 PAGESオプション付) 2.新JIS文字セットを持っていないプリンターの場合、PCOMMのプリンター・セッション に対応するワークステーション・プロファイル(.wsファイル)の[PRINTERS] セクションに、OldJIS=Yと指定する。これによってPCOMMは旧JISに対応した 文字コードをプリンターに送り、画面の文字と一致させます。 >>>以下次号へ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ★☆★☆★ありがとうございました。次号は10月下旬発行の予定です。★☆★☆★