■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.41 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ ☆★☆★☆★☆★ご活用いただいています。「友の会広場」☆★☆★☆★☆★ URL=> http://www-6.ibm.com/jp/printer/fannews/bulletin.html このお知らせの内容に関するご質問も、是非書き込んでください。 ユーザーIDやパスワードが分からなくなった方は、この返信メールでお問合せくだ さい。 <<< 目次 >>> 1. 新製品のご紹介(その1)♪5557インパクト・プリンター♪ 2. 新製品のご紹介(その2)♪Infoprint2085/2105♪ 3. 【堂々連載開始】電子帳票ソリューション"WPM"の基礎-2- ■====================================================================■ ■ 新製品のご紹介"5557-H02、5557-G02" ■ ■ −シリアル・インパクト・プリンターの新シリーズ− ■ ■====================================================================■ ●IBMシリアル・インパクト・プリンターには、皆様ご存知の"5579""5577""5573" シリーズがありますが、この度、新しく"5557"シリーズが仲間に加わりました。 ●4/17発表、5/14から出荷開始の新シリーズ"5557"には、"5557-H02"と"5557-G02" の2つのモデルがあります。 "5557"シリーズの特徴は、以下のとおりです。 ☆標準でトラクターを2セット装備していますので、2種類の連続用紙を1台にセット して、操作パネルやドライバーから切替えて使用することができますので、用紙の 架け替えの手間が省けます。 ☆「スキュー補正機能」によって、カット紙を手差しでセットする時に起こりがちな、 斜め送り(スキュー)を防止できます。 ☆"5557-H02"モデルでは、オリジナル+7枚(用紙厚合計、最高0.49mm)という 強力なコピー機能を持っています。(連続用紙は前面トラクター、カット紙は 手差しの場合)運送業界等でよく使用されている分厚い複写伝票には、もってこい のプリンターと言えると思います。 ☆IBMシリアル・インパクト・プリンターとして初めて、ネットワーク接続BOXを オプションで用意しました。100Base/10Base自動切換えで、TCP/IPをサポート します。これによってLAN接続できます。 ☆また、IBMシリアル・インパクト・プリンターとして初めて、パラレル・ インターフェイスの規格として「IEEE1284 ECPモード」を標準でサポートしました。 これによって、PC側のBIOSを変更しなくてもパラレル接続できます。また、従来 からの「コンバージド・インターフェイス」もサポートしています。 ●主な価格や仕様をご紹介すると −標準価格 5557-H02:\498,000 5557-G02:\398,000 −印字速度(漢字6.7CPI、通常速モード) 5557-H02:150字/秒 5557-G02:90字/秒 −用紙幅(モデル共通) 連続用紙:4〜16インチ カット紙:100〜420mm(手差し)100〜364mm(自動給紙) −ページ長(モデル共通) 連続用紙:4〜14インチ カット紙:90〜364mm(手差し)100〜297mm(自動給紙) −用紙重量(モデル共通) 連続用紙:45〜135kg(前面トラクター)55〜110kg(背面トラクター) カット紙:45〜135kg(手差し、自動給紙) −複写枚数 単票手差し、連続紙:オリジナル+7枚まで(5557-H02)            オリジナル+4枚まで(5557-G02)  自動給紙: オリジナル+4枚まで(5557-G02、5557-H02) (注1)背面トラクター使用の場合の複写は、オリジナル+4枚までとなります。 (注2)複写能力と印刷速度の関係は次のようになります。 5557-H02:自動紙厚調整機構にて、用紙厚さが0.23mm以上と検出された場合、 自動的にコピー強化モードに入り、印刷速度を135字/秒に落とす ことによって、印字力を増し、最高複写枚数(オリジナル+7)を 実現します。コピー強化モードは、初期設定からも選択可能で、 これにより厚さの薄い用紙でも、複写濃度を濃くすることが 可能になります。 5557-G02:印刷速度を落とさずに、最高複写枚数(オリジナル+4)を 実現できます。また、より濃い複写濃度が必要な場合には、 印刷速度を半分にし、横方向の解像度を上げた倍密印字を初期設定で 選択可能です。 −データ形式:5577モード、ESC/Pモード −外形寸法:620(W)x332(D)x295(H)mm −重量:24.5kg ■====================================================================■ ■ 新製品のご紹介"Infoprint2085/2105" ■ ■ コピー機能も備えたカット紙用高速AFPプリンター ■ ■====================================================================■ ●5/24(金)に、コピー機能も備えたカット紙用AFPプリンター"Infoprint2085"と "Infoprint2105"を発表しました。6月21日から出荷いたします。 ●主な特徴は; ☆印刷速度は、各々85ページ/分(Infoprint2085)、105ページ/分 (Infoprint2105)の高速印刷。 ☆600dpi(25.4mm当たり600ドット)の高解像度。 ☆IPDSデータ形式を標準でサポートするとともに、アドビ社純正のポストスクリプト、 PDFデータ形式、及びPCLデータ形式をサポート。従ってAFPプリンターとしてだけ でなく、PCプリンターとしてもご使用いただけます。 ☆3,000枚の用紙入力容量を標準でサポート。 ☆ステープル機能付の排紙スタッカーを標準サポート。 ☆2穴・3穴・4穴のパンチ機構をオプションで用意。 ☆データ形式を自動識別。 ☆プリンター常駐のWebページにより、ブラウザーによって状況管理や設定変更可能。 ☆eメールによる印刷状況の通知機能。 ☆A3やA4サイズ以外の、規格外サイズの用紙もサポート ☆高解像度600dpiの内蔵スキャナーによって、原稿をスキャン。 ☆2台を連結して、最高210ページ/分のコピー・マシンとしても使用可能。 ●仕様の一部と標準価格をご紹介すると; −最大月間使用量:両モデルとも、80万ページ(片面印刷の場合、80万枚。 両面印刷の場合、40万枚)です。(この最大月間使用量を毎月定常的に印刷する ことはお勧めできません。) −平均月間使用量:30万ページ(Infoprint2085)、40万ページ(Infoprint2105) −コピー機能 ・タッチ・パネルによって使用可能。 ・スキャナー・ガラス、及び、ARDF(Auto Reverse Document Feeder)により スキャン。 ・ARDFは、100枚までの用紙(80g/uの用紙)をセット可能。 ・ARDFは、最高72枚/分(A4サイズ)のスキャン速度。 ・スキャン可能用紙サイズは、140x216mm〜279x432mm。 ・スキャンした原稿をHDDに保存して印刷する「ドキュメント・サーバー」機能。 (最高250ジョブか、5,000ページ) −基本構成外形寸法:2,106(W)x735(D)x1,476(H)mm −基本構成重量:302kg −電源:200V、50/60Hz −消費電力:3,000W以下 −発熱量:3,040kCal/時(待機時)、9,340kCal/時(稼働時) −標準価格:\8,800,000(Infoprint2085) \12,000,000(Infoprint2105) ■====================================================================■ ■ 【堂々連載開始】電子帳票ソリューション"WPM"の基礎-2- ■ ■====================================================================■ ●前回は、環境や用紙の丸太消費量などについてお話しました。 ストックフォーム用紙3箱で1本の丸太を、ロール紙では1ロールで6本の丸太を 消費することが分かりました。 企業人/IT人である前に、1人の人間として限りある資源を大切にしたいものです。 将来の地球と子供たちとのために、今できることから始めましょう。 ●さて今回は、弊社プリンティングシステム事業部の電子帳票製品「WPM」の 歴史についてお話したいと思います。 ●WPM(ワークステーション・プリント・マネージャー)は、1990年10月にDOS版から スタートしました。 当時はWindowsやOS/2がまだないため、ビューイングという概念はなく、WPMの役目は 「少量のホスト帳票を手元のPCプリンターで印刷する」というのが目的でした。 その時に使用可能なプリンターは、PCレーザー・プリンターが珍しい時代でしたが、 「IBM 5587-H01(A3機)、5585-H01(B4機)PAGESプリンター」でした。 当時の基本的な機能で、今でも受け継がれている仕組みが、「ホスト印刷の PCエミュレーション」という方式です。 現在も他社電子帳票との最も大きな違いが、既に当初から根幹をなしていました。 ●「WYSIWYG化」(GUI化)の流れの中、1994年になるとOS/2版が出て、初めて 「ビューアー」という概念が現れました。 ファンクションキーや、アイコンの前身であるメニューボタンを使い、画面で見て 必要な分だけ印刷するという仕組みです。 またDOS版の時のような使い方(パススルー印刷)のどちらか、もしくは両方の選択が 可能です。 ●OS/2版は、FIS90(OS/2ベースの銀行業務端末)の普及と共に、いくつかの金融系の 大規模な銀行プロジェクトに採用されました。 この時に、ビューイングに関する次のような基本的なコンセプトが掲げられ、 今でも引き継がれています。 「閲覧は紙と同等もしくはそれ以上、ストレスなくスピーディーに行うことを重視する。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 また、検索やデータ抽出などでさらなる業務効率アップが可能であること。」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 実際、イメージビューアーで、1ページの表示に数十秒かかる製品が多い中、 WPMは業界最高速のビューイングエンジンを搭載し、数秒(1,2秒)で改ページ可能 という、当時は画期的なパフォーマンスを実現しました。 次回はWPMヒストリー後半です。 ※「5591のうまい使い方」は今回お休みいたします。