■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.6 ■□■      http://www.ibm.co.jp/printer/ ■■■============================================================■■■ <<< 目次 >>> 1. 5400に関するお知らせ ★5400ライン・プリンターの新しい接続方法 2. 5579に関するお知らせ ★5579-K02プリンターの機能拡張のお知らせ 3. IBMプリンター活用法 ★キャラクター・モード(その1) 4. AFPプリンターの基礎 ★連載第三回 5. iSUC参加 ★ご報告 ■====================================================================■ ■ 5400ライン・プリンターの新しい接続方法 ■ ■====================================================================■ ●AS/400のお客様に多くご愛用いただいている"5400-006"ライン・プリンター (通常速モード:360行/分、超高速モード:600行/分、標準価格228万円)に新しい 接続方法ができました。 ●IBM関連会社の株式会社アプティ製"SNAプリンタ・サーバー"が、この度"5400"を サポートしました。"SNAプリンタ・サーバー"はAS/400とイーサネットで接続し、 それ自身でAS/400からの印刷データを5577モードに変換して、パラレル・インター フェイスでプリンターに送るものです。 ●例えば、古くは5227や5327、最近では5417や5400といったライン・プリンターが、 AS/400とTWINAXケーブルで接続されていましたが、その代わりに「イーサネットの ケーブルで接続できるようになった」ということです。 ●AS/400上の構成は、SNAプリンタ・サーバー付属のユーティリティー"NetPilot" を使って、LU名等を指定するだけなので簡単です。プロトコルはSNAなので、開始 ページを指定した再印刷等のスプールの管理も可能です。 ●"SNAプリンタ・サーバー"自身が高速RISCプロセッサーを持っていて、印刷データ の変換を行いますので、PC上のPCOMMの設定はもちろん不要ですし、PCに負荷は与え ません。変換処理のみを行いますから、例えばPCとパラレル・インターフェイスで 接続した場合に比べて、スループットも向上します。 ●また、単なるLAN<->パラレル変換装置としても機能しますので、付属のユーティリ ティー"PrintMonitor"を使って、プリンターを複数台のPCで共有して、PCアプリ ケーションの直接印刷も可能です。 ●変換機能はPCOMM経由の印刷の場合と同等ですので、APWで指定した「バーコード」 「OCR-Bフォント」「3倍以上の文字拡大」は無効になります。 ●"SNAプリンタ・サーバー"はIBMで取り扱っています。注文番号は"03L7080" 標準価格は148,000円です。 ■====================================================================■ ■ 5579-K02プリンターの機能拡張のお知らせ ■ ■====================================================================■ ●前回値下げのお知らせをした、"5579-K02"(IBM独自の技術で実現した48ワイヤー の印字ヘッドを搭載した、漢字400字/秒(高速モード)の超高速インパクト・ シリアル・プリンター)が、この度、機能拡張されました。 ●機能拡張の内容は、「バーコード・コマンド」「キャラクター・モード」「新JIS」 のサポート(今までは無かった)です。 ●この機能拡張によって、"5579-K02"も"5577-T02/S02"や"5573-L02/K02/J02"と 機能的に同じレベル(互換)になりました。つまり、例えば"5577-T02"でバーコード を印字させているプログラムから、5577と同じように出力できるようになったと いうことです。 ●機能拡張が適用される"5579-K02"は、IBMから11月10日以降に出荷された、 シリアル・ナンバー"1M-08263"以降のものになります。 ■====================================================================■ ■ IBMプリンター活用法-キャラクター・モード(その1) ■ ■====================================================================■ ●「キャラクター・モード」という言葉が上のお知らせでも出てきましたが、これは 上記の"557x"インパクト・プリンター、5589-K20/88/87-K02/86/84-K02レーザー・ プリンター、Infoprint40/20、Network Printer12/17/24の各PAGESモードで サポートされている機能です。 ●この機能の目的は、「バーコード」「OCR-Bフォント」の印刷や、「縮小」 「用紙トレイ選択」等の制御コードを、3270系やAS/400のホスト・システムから プリンターに直接送ることにあります。 ●原理を簡単に申し上げると、以下のようになります。送りたい16進の制御コード (例:1B 7E 40 00・・・)の前に"&$%$"、または"&?!#"というキャラクター・ モード開始の文字列と、送りたい制御コード(+データ)のバイト数を2バイトで 付けます。それらをホスト・システムのアプリケーション・プログラム内の適切な 位置に文字データとして組み込みます。プリンターの初期設定で「キャラクター・ モード="&$%$"」と設定しておきます。そうすると、ホスト・システムは単なる文字 を送っているつもりですが、受け取ったプリンターは、"&$%$"という文字列が来た 途端に、その後指定されたバイト数分は、「制御コードだ」と判断して処理するという訳です。 ●実際のコーディング例は、次回にお知らせします。 ■====================================================================■ ■ AFPプリンターの基礎(第三回) ■ ■====================================================================■ ●前回では、AFPプリンターの次の4つの特徴についてご説明しました。 (1)アプリケーションと印刷資源の独立 (2)プリンター機種間の互換性 (3)AFPプリンター・ファミリーはページ・プリンター (4)双方向通信を実現 今回は、AFPの基本の考え方である「物理ページ」と「論理ページ」について お話したいと思います。 ●「物理ページ」とは、"紙そのもの"を意味します。連続紙あるいはカット紙、 両面、あるいは片面といった情報です。 ●一方、「論理ページ」は、"印刷のための仮想のテンプレート(透明なフィルムを 思い浮かべて下さい)"であり、実データはこのテンプレートの中に表現させます。 ●AFPの世界では、"印刷する=「物理ページ」上に「論理ページ」を重ねる"という 考え方になるかと思います。 ●例えば、仮想テンプレートを上下2段で物理ページに重ねたら、それは多段組印刷 になりますし、また、用紙の印刷向きを変えたいなら、仮想テンプレートを回転 させて物理ページに重ねればよいわけです。 この「物理ページ」、「論理ページ」を印刷時にどこでどう表現するかですが、 これが前回ご紹介した印刷資源でということになります。 ●物理ページに関する定義を行う資源は「FORM定義」です。印刷の物理的な仕様に ついて表現するための資源と言えるかと思います。 具体的には、以下の項目について定義します。 −OVERLAYの指定 −入力トレイの指定 −両面・片面 −COPY部数 −他段組の指定 −ステープル(ホッチキス留め)の仕様 −論理ページの位置情報 ●一方、PAGE定義は、論理ページに関する定義を行う資源です。実際の印刷データを テンプレート内に表現するための定義になります。 具体的には、以下の項目について定義します。 −論理ページの大きさ・回転 −印刷データを論理ページに位置づけます。その際に位置情報だけでなく、 「印刷の方向」、「使用するフォント」、「行間隔」、「印刷行数」といった 情報も定義可能です。 −印刷データ全体だけでなく、ある特定フィールドのデータに対しても同様の定義   (位置情報、印刷の方向、使用フォント、行間隔、印刷行数など)が可能です。 ●印刷資源の代表選手といえば、このFORM定義、PAGE定義になりますが、その他にも 「フォント」などいくつかあります。これらについては次回にご紹介します。 >>>次号に続く ■====================================================================■ ■  iSUC参加のご報告 ■ ■====================================================================■ (AS/400ユーザーでない会員の皆様には、大変失礼いたします。) ●Vol.4でお知らせした、「第十回iSUC(アイザック)'99」が、福岡市シーホーク で11月10日から12日まで行われ、私たちIBMプリンティング・システムズ事業部も、 セッション「実地に役立つIBMプリンター活用法」、及び同じテーマのデモを 行いました。 ●今回のiSUCは第十回という記念すべき大会で、参加者も1,650名という過去最高を 記録しています。 ●iSUCモールと題するデモ会場では、お客様にデータをインプットしていただき、 AFPプリンター(Infoprint40+IPDSオプション)で、ご自分の名刺ラベルをその場で 印刷していただく「AFP体験コーナー」や、「電子帳票ソリューションWPM」、 5587-K02プリンターを使った「連続帳票からA4横長への自動縮小印刷」、そして、 1,250行/分の印刷速度を持ち、AFPとライン・プリンター・モードの両方に対応する 連続用紙用レーザー・プリンター(参考出展)のデモを行いました。 ●プリンター・コーナーには多くのお客様にお見えいただき、中には「私も友の会 会員です。」と声を掛けてくださった会員の方もいらっしゃって、私ども大変感激 しました。お蔭様で有意義なデモができたと感謝しています。 ●一方、セッションの方も多くの方がお見えになり、皆様最後まで熱心に聞いて いただきました。セッションの内容は、今までこの「友の会からのお知らせ」で お知らせしたことを含んでいますが、もしご希望の方がいらっしゃいましたら、 このメールの返信で資料希望とご連絡いただければ、印刷して郵送いたします。 ●来年の会場は「札幌」です。また、皆様に会場でお会いできることを楽しみに しています。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ★☆★☆★ありがとうございました。次号は11月下旬発行の予定です。★☆★☆★