■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.7 ■□■      http://www.ibm.co.jp/printer/ ■■■============================================================■■■ <<< 目次 >>> 1. 新製品発表のお知らせ ★新製品"5584-K14"レーザー・プリンターの発表 2. IBMプリンター活用法 ★キャラクター・モード(その2) 3. AFPプリンターの基礎 ★連載第四回 ■====================================================================■ ■ ♪新製品"5584-K14"レーザー・プリンターの発表♪ ■ ■====================================================================■ ●本日11月30日付けで、A4サイズ用紙用小型レーザー・プリンター"5584-K14"を 発表しました。出荷開始も11月30日です。 ●"5584-K14"は、"5584-K02"の後継機に当り、紙送り速度が12枚/分(5584-K02) から、14枚/分(5584-K14)に高速化し、標準価格も\198,000(5584-K02)から、 \158,000(5584-K14)に低価格化され、価格性能比が大幅に向上しています。 ●機能面では、バーコードもJANやCODE39、NW7など5種類(5584-K02)に追加して、 新郵便番号制カスタマバーコードもサポートされました。また、内蔵フォントも 新JIS90年文字セットが標準(旧JISにも切り替え可能)になりました。 ●これと、前回お知らせした"5579-K02"プリンターの機能拡張によって、現在販売 している557xインパクト・プリンターと558xレーザー・プリンターのソフトウェア 面での機能が揃い、互換になりました。 ●Windows95/98、WindowsNT4.0用のプリンター・ドライバーを同梱しています。 Windows3.1やWindowsNT3.51では、"5584-K02"用のドライバーがご使用になれます。 また、OS/2環境では、OS/2に同梱されている"5586-H02"用のドライバーをご使用 ください。 ●もちろん内蔵LAN接続カードもオプションで用意されていますので、"5584-K02" 同様、LAN接続してオフィスの共用プリンターとしてお使いいただけます。ただし、 LANカードは"5584-K14"独自のものになっている点にご注意ください。 ●"5584-K14"の詳細に関しては、http://www.ibm.co.jp/Products/news/を ご覧ください。 ■====================================================================■ ■ キャラクター・モード(その2) ■ ■====================================================================■ ●前回は「キャラクター・モード」の概略についてお話しました。今回は、実際の コーディング例をお見せしたいと思います。 ●非常にお問い合わせの多い「バーコード(CODE39)」の印刷コマンドを例に上げます。 ●送りたいコマンド 1. バーコード印字形式設定コマンド 1B7E40 0016 0000 0000 01 01 000E 000E 002B 002B 000E 0240 0168 0168 2. バーコード印字コマンド(データは123456789) 1B7E42 000F 0000 0000 20 31323334353637383930 3. 改ページコマンド(インパクト・プリンターの場合は、印字位置がバーコードより 下に移動すること、レーザー・プリンターは改ページ・コマンドを受信することが バーコードを印字する条件です。) 0C ●以上のコマンドの長さは全部で、48バイト(例:"00"で1バイト)です。48を16進数 にすると、0030です。 ●従って、キャラクター・モ−ドを表す"&$%$"を先頭に付けると、 &$%$00301B7E400016000000000101000E000E002B002B000E0240016801681B7E42000F 0000000020313233343536373839300C となり、これを文字データとしてホスト・システムからプリンターに送ります。 ●この時、プリンター側は、操作パネルでの初期設定で「キャラクター・モード=&$%$」 とセットしておくことが必要です。 ●その他の細かい注意は次回に・・・ ■====================================================================■ ■ AFPプリンターの基礎(第四回) ■ ■====================================================================■ ●前回まででは、AFPプリンターの「4つの特徴」そして、基本の考え方である 「物理ページ」と「論理ページ」についてお話ししました。そして物理ページに関する 定義を行う「FORM定義」とP「AGE定義」についてお話しました。 ●印刷資源には、このFORM定義、PAGE定義の他に「フォント」などいくつかあります。 今回はそれらについてご紹介します。 <<フォント>> ●同じ「書体」「大きさ」の文字の集合体です。印刷データは文字コードとして プリンターに送られてきます。そのコードを紙面上に文字として表現してくれるのが フォントです。 ●フォントは大きく分けて2種類あり、それぞれ「ラスター・フォント」と 「アウトライン・フォント」と呼ばれています。 ●ラスター・フォントは、文字のデザインが、予めドット(点)のオン(黒)とオフ (白)の組み合わせで構成されています。 ●プリンターの解像度、即ちドットとドットの間隔と、ドットの大きさは決まって いますので、例えば、32x32ドットの文字と、48x48ドットの文字では、後者の方が 1.5倍の大きさになります。従って、文字サイズごとに別の文字デザイン(別フォント) が必要になります。 ●同じ書体のフォントでも、2種類の大きさの文字を使用したい場合は、別のフォント として事前に準備しておく必要があります。 ●アウトライン・フォントは、文字デザインが、必要な座標点や点を繋げる曲線の情報 (ベクトル情報)からできています。そして、印刷時に大きさを指定することによって ベクトル情報を元にプリンターが計算して、指定された大きさの文字イメージを作ります。 ●従って、大きさごとにフォントを用意する必要が無い点が、ラスター・フォントと大きく 違う点です。また、ラスター・フォントを単純に拡大すると、曲線のギザギザが段々と 目立ってきますが、アウトライン・フォントでは拡大してもスムーズです。 <<オーバーレイ>> ●事前印刷用紙に相当する資源です。通常、帳票に事前印刷している固定データ (タイトル文字)や罫線、網掛けといった情報を、予め資源としてライブラリーに登録 しておきます。 ●そして、印刷時にデータと重ねて印刷します。これは、「物理ページ」上に 「論理ページ」と「オーバーレイ」の2つを重ねるということになります。 ●オーバーレイを使用する場合は、いくつか方法がありますが、FORM定義の中に記述する 方法が一般的です。 ●オーバーレイを活用することによって、事前印刷用紙が不要となりますので、事前印刷 用紙の保管、管理の手間、費用や場所が不要になり、大幅なコスト削減が可能になります。 <<ページセグメント>> ●事前印刷している固定データの中でも、例えば、会社のロゴ、サインといったイメージ ・データを指します。 ●印刷したい場合に、予めスキャナーで読み込んだイメージ・ファイルを、AFPプリンターが 理解できる形式で保存し、1つの資源として登録します。 ●ページセグメントは通常、オーバレイの中で指定します。 次回は、これら印刷資源、印刷データとプリンターとの橋渡し役であるPSFについて、ご紹介 いたします。 >>>次号に続く _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ★☆★☆★ありがとうございました。次号は12月中旬発行の予定です。★☆★☆★