■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.78 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ 当メールは、IBMプリンター友の会にご登録いただいたお客様にお送りしています。 もし今後、友の会のお知らせの送信を希望されないお客様は、当メールの返信にて 「不要」とご連絡ください。お知らせの配信は、いつでも中止いたします。 <<< 目次 >>> 1. 最近の発表から 2. WindowsアプリケーションからもWPMを使って電子帳票化 3. プリンターの置換えに当たって注意すること-1- ■====================================================================■ ■ 最近の発表から ■ ■====================================================================■ ●最近のプリンター関連の発表から、いくつかトピックを選んでお知らせいたします。 ●バージョン・アップのお知らせ −NuOffice V3.1(9月07日付け) MFPやスキャナーから紙文書を電子化するためのソフトウェア製品。 契約書のコピーや発注書の控えなど、オフィスには紙文書が溢れています。IBMでは スキャナーやMFPでスキャンした文書を、Lotus NotesやDB2 Content Managerに 格納して、Notesアプリケーションなどと連動させるゲートウェイ・ソフトウェア 「NuOffice V3.1」を発表しました。従来のNuOffice V2の機能に加え、格納先を DB2 Content Managerにも拡大し、最新Windowsのサポートやe-文書法対応 サービスを追加して、WPMと並ぶ電子帳票のソリューション・コアとなっています。 既にNuOffice製品をお使いのお客様も、これから電子化を検討されるお客様も ぜひ「NuOffice V3.1」を電子化のはじめの一歩としてご検討ください。 ●販売活動終了のお知らせ 下記の製品の販売活動が終了、若しくは在庫限りの販売となっています。 −Infoprint250(6月30日付け) APPW、APW、AFPの3つのモードを選択して使用できる連続用紙用のレーザー ・プリンター。 後継機が無く、AFPモードならInfoprint3000、APWなら5400-Lxxライン・プリンター になります。 −5584-K14(6月30日付け) 最大A4用紙対応の小型レーザー・プリンター。 最大A4用紙対応のレーザー・プリンターとしては後継機が無く、A3サイズ用紙までの 対応になりますが、Infoprint1000J PAGESモデルがコスト・パフォーマンスとして 最適です。 −6400-i15、i2S(9月29日付け) 英数文字専用の高速ライン・プリンター。 後継機は前回のお知らせで紹介した新製品Infoprint 6500シリーズです。 −5557-H02(8月24日付け、在庫限りの販売) 連続用紙を2種類セットできる5557プリンターの上位機(漢字150字/秒)。 同じ仕様の後継機はありませんが、特殊モデルの5557-HJ2、同じ印字速度の5577-W02、 同じ連続用紙2種類セットできるプリンターとしてなら5557-G02(漢字90字/秒)です。 −5400-006用LAN接続フィーチャー(8月31日付け、在庫限りの販売) 5400-006ライン・プリンターの接続ポートをTwinax+パラレルからLAN+パラレルに 変更するための、現場取付用フィーチャー。 オプション・フィーチャーなので後継機はありませんが、5400-L06への置換え、 若しくは、5400エミュレーターをパラレル・ポートに取り付けるという手段が 技術的には考えられますが、現時点では正式サポートではありません。 ●料金改定(値上げ)のお知らせ −PSF(Print Services Facility) for z/OS V3 のフィーチャー、及びPPFA (Page Printer Formatting Aid)/370(ページ・フォーマット作成支援プログラム /370) 新料金適用開始日:2005年12月01日 −5417-001、011ライン・プリンターの保守契約料金 新料金適用開始日:2006年4月01日以降の請求分 製品名 新月額保守料金 新年額保守料金 (税抜き) (税抜き) 5417-001 19,500円 234,000円 /011 旧月額保守料金 旧年額保守料金 (税抜き) (税抜き) 15,800円 189,600円 ■====================================================================■ ■ WindowsアプリケーションからもWPMを使って電子帳票化 ■ ■====================================================================■ ●帳票の電子化が、法制面でもソリューションの一つとして整備されきています。 今までお知らせしているように、IBMでも電子帳簿保存法やe-文書法に対応する、 電子帳票ソリューション製品群があります。電子帳票というと敷居が高いように 感じる方もいらっしゃると思いますが、通常のオフィスで使用されているMicrosoft Office製品や、帳票ソリューションのウィングアークテクノロジーズ社のSVF(Super Visual Formade)やといった、Windowsアプリケーションの出力を、そのまま電子化→ Web化するための仕組みとして、”WPM”をご使用いただくことが可能です。 ●”WPM”はAFP環境での電子帳票というイメージがありますが、Windowsドライバーを 提供しますので、通常の印刷と同様に、印刷時にこのドライバーを選択して いただければ、Windowsアプリケーションからの出力をWPMに取り込むことが できるようになります。”WPM”は帳票に特化したWebサーバーであり、IBM eServer との高い親和性、堅牢なセキュリティ、軽快な操作性などの特徴がありますが、 これらを皆様の馴染みの深いWindowsアプリケーションの世界で、ご利用いただく ことができるわけです。 WPMの詳細に関しては、下記URLをご参照ください。 http://www.ibm.com/jp/printer/solution/ ■====================================================================■ ■ プリンターの置換えに当たって注意すること -1- ■ ■====================================================================■ ●プリンターが古くなって故障が多くなった、業務効率を上げるためにもっと速度の 速いプリンターに代えたい等々といった切っ掛けでプリンターを置き換える場合が あるかと思います。ところが適切な後継機が選択されず、業務に支障を来たすように なるケースも決して少なくはありません。そこで、置き換えの時に注意すべき点を 少し整理してお知らせしたいと思います。これは、初めに選択する時の注意と共通する 点も多くありますので、初めの選択の時の注意点とご理解いただいても結構です。 今回は1回目として、先ず押さえていただきたい「紙」についてお話します。 ●肝心なのは「どのような種類の用紙を使うか?」です。置換えの場合には多くは、 用紙やアプリケーションは変更しません。その場合は、当たり前ですが、連続用紙を お使いなら連続用紙対応のプリンターを、カット紙をお使いならカット紙対応の プリンターから選択しなければなりません。一方でプリンターは、対応できる用紙の 種類によって、プリンターのタイプまで決まっています。 −連続用紙のみ対応(レーザー・プリンター):数百万円以上の比較的大型の プリンター。 −連続用紙のみ対応(インパクト・プリンター):百万円以上のライン・プリンター。 −カット紙のみ対応:レーザー・プリンターのみとなりますが、数万円の小型のもの から高速大型のものまであります。 −連続用紙とカット紙の両方対応:シリアル・インパクト・プリンターのみとなります。 ●特に連続用紙対応のレーザー・プリンターの場合、トナーの定着方式が2種類ある ことが要注意点です。一つは小型レーザー・プリンターでも使用されている 「熱定着方式」、もう一つは「フラッシュ定着方式」です。前者は熱と圧力をかけて トナーを紙に融着するもので、白黒がはっきりした印刷品質が特徴です。後者は カメラのフラッシュと同様に、瞬間的に光を出してその光をトナーが吸収して(黒色は 光を吸収し易い)、自ら溶けて紙に定着するもので、紙に接触しないため対応できる 用紙の種類が多い(例:ラベル紙、カード付き用紙)ことが特徴です。ですから、 もし、現在使用しているプリンターがフラッシュ定着方式のレーザー・プリンターで、 用紙が普通のレーザー・プリンター用紙でない場合に、熱定着方式のプリンターに 置き換えることを検討しているとすると、予めその用紙で問題無く印刷できるか どうかを確認テストすることをお勧めします。逆に現在使用しているプリンターが 熱定着方式で、フラッシュ定着方式のものに置換えを検討される場合は、 フラッシュ定着は黒白のコントラストの面で弱い場合がありますので、バーコードや OCR文字の印刷に関しては、事前のテストをお勧めします。 ●用紙との相性という点では、カット紙用のレーザー・プリンターでも、ゴム・ ローラーの摩擦力で用紙を送っている以上、新しいプリンターと用紙の間の摩擦力が 変わる可能性があるわけですから、事前の印刷テストは行なった方が良いでしょう。 あまり無いとは思いますが、事前印刷された枠線の中に印刷している場合には、 用紙送り位置の精度が高くないカット紙プリンターでは、どの程度ずれが発生するかを 予め確認することをお勧めします。 ●インパクト・プリンターで複写用紙を使用している場合、同程度の仕様のインパクト ・プリンターに置き換えるのなら良いのですが、安価なものに変えるため、印刷速度が 遅くなるといった仕様のレベルが低くなるプリンターに置き換える場合は、複写能力も 低下することがありますので、事前の確認が必要です。元々、かなり分厚い複写伝票 (例:ゆうぱっくの伝票)に印刷している場合は、コピー部分の印字の濃さが、 新しいプリンターではどの程度出るのか、また、正しく用紙送りできるかは事前に チェックが必要になってきます。 次回は、プリンターの耐久性についてお話します。 返信先→IBMプリンター友の会事務局 e-mail:EB71228@jp.ibm.com