■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.81 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ 当メールは、IBMプリンター友の会にご登録いただいたお客様にお送りしております。 もし今後、友の会のお知らせの送信を希望されないお客様は、当メールの返信にて 「不要」とご連絡ください。お知らせの配信は、いつでも中止いたします。 ♪やっぱりいろいろなことがあった2005年のお知らせも、これが最終号です。♪ ♪そして、新たな気持ちで、ドキドキワクワクして、2006年を迎えたいものです。♪ ♪来年も皆様のお役に立てる情報をお送りするよう努力しますので、毎月楽しみに♪ ♪していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。♪ ♪会員の皆様、良いお年をお迎えください。♪ <<< 目次 >>> 1. 新製品のお知らせ〜Infoprint 1522J〜 2. 機能拡張のお知らせ〜5400-Lxxプリンター テキスト・コマンド〜 3. マイクロコード・ダウンロードのページ更新のお知らせ 4. プリンターの置換えに当たって注意すること-3- ■====================================================================■ ■ 新製品のお知らせ〜Infoprint 1522J〜 ■ ■====================================================================■ ●12月9日付けで、Infoprint1000Jシリーズの「A4機」として”Infoprint1522J”が 発表されました。12月20日出荷開始です。Infoprint1522Jは、Infoprint1000J シリーズ3機種の小型版として、A4サイズまでの大きさの用紙に対応しています。 また、Infoprint1000Jシリーズとこれも同様に、Windowsアプリケーション印刷用の 標準モデルと、PAGESモードをサポートするPAGESモデルの2モデルがあります。 型式と標準価格は、以下のとおりです。 標準モデル:5584-5M2、\79,800(税別、IBM標準価格) PAGESモデル:5584-5P2、\108,000(税別、IBM標準価格) ●Infoprint1522Jの主な特徴は、以下のとおりです。 ☆両面印刷の速度が速い。 用紙送り速度は20枚/分ですが、これは片面印刷ばかりでなく、両面印刷の時も 変わりません。 ☆給紙容量が大きい。 A3機では標準の給紙カセットの容量は250枚ですが、1522Jは500枚です。他に標準の マルチ・トレイ(100枚)とオプションの給紙カセット最高2段(500枚x2)追加すると 全部で、100+500+500x2=1,600枚の用紙をストックできるということになります。 また、給紙カセットでも、A4やB5、A5といった定型サイズの他に非定型サイズ (縦140〜356mm、横140〜216mm)の用紙が扱えます。増設カセットでは (縦210〜356mm、横140〜216mm)、マルチ・トレイでは(縦140〜356mm、横90〜216mm) となります。 ☆PAGESモデルは、5584-K14の後継機になります。5584-K14と比べると −両面印刷が可能 −給紙容量が大きい(5584-K14は標準カセット250枚、増設500枚1段) −給紙カセットでも非定型サイズ用紙が扱える といった機能が拡張されています。 ●その他の以下の特徴は、従来のInfoprint1000J同様です。 ☆標準サポートのパラレル接続、USB接続の他、オプションでネットワーク接続として 100Baseイーサネット、無線LANをサポートしています。 ☆ユーザー用の”Infopint Navigator”や管理者用の”Infoprint Administrator”と いったユーティリティ・ソフトが付属していて、ネットワーク上で使いやすくなって います。 ●注意点としては、下記のとおりです。 1.両面印刷ユニットはオプションで、従来のInfoprint1000J用とは別のものです。 その他のオプションでは、増設給紙カセット、100MBイーサネット・ボード、 PS3モジュールが、Infoprint1522J独自のものとなります。サプライ品は全て 独自のものです。 2.IEEE1394はサポートされません。 3.増設用のSDRAMモジュールのスロットは1個です。ただし、PAGESモデルでは初めから 64MBメモリーが増設済みですから、メモリー容量を増やす場合は、64MBを外すことに なります。 4.エミュレーション・モジュール増設用のスロットは1個です。PAGESモデルの場合は ここにPAGESモジュールがセットされていますので、PS3モジュール等を追加する には、PAGESモジュールを外さなくてはなりません。 5.PAGESモード用のドライバーは、5584-K14用のものをご使用いただきます。 同梱されていませんので、IBMプリンター・ホーム・ページからダウンロードして いただくか、Windowsに標準で付属しているドライバーをお使いいただくことに なります。5584-K14用のドライバーでは「両面印刷」や「2段増設トレイ」の設定 メニューがありません。しかし、PAGESモードで使用するのは、ほとんどが、 プリンター・セッション経由の印刷か、HPT機能を使った印刷の場合で、前者では PDF/PDTファイルの中、後者ではWSCSTの中で「両面印刷」や「トレイ選択」 コマンドを埋め込んで、直接プリンターに送るようになっていますので、 ドライバーでの設定は不要と考えられます。つまり、5584-K14のドライバーで 使用に耐え得ると考えられます。 ■====================================================================■ ■ 機能拡張のお知らせ〜5400-Lxxプリンター テキスト・コマンド〜 ■ ■====================================================================■ ●12月15日付けで、5400-L10、L06、L02ライン・プリンター・シリーズに対する オプション・フィーチャーとして「#2123テキスト・コマンド対応マイクロコード (工場取付)」(無料)が発表されました。出荷開始も同日です。 ●5400プリンターの発注時にこのフィーチャーも一緒に発注していただくと、新たに 「テキスト・コマンド」を使用できるようになります。「テキスト・コマンド」とは 何でしょうか?5400プリンターでは復帰、改行、行ピッチ設定、文字ピッチ設定と いった普通のコマンドの他に、罫線やバーコード等のコマンドをサポートしています。 これは、それらのコマンドを16進数でプリンターに送ってくると、その通り動作する という意味です。しかし、通常は、それらのコマンドを16進数で送るようにプログラム するのは大変な作業になるので、そのために「APW」をご用意して、16進コマンドの 代わりに「APWパラメーター」で簡単に指定する=コマンドを使うことができるように なっています。 ●しかし、APWはオーバーレイのように毎ページ、罫線の位置や本数、バーコードの 場所や数が変わらない決まったパターンには使用できますが、パターンが決まって いない、例えば、データの数が毎ページ変わってバーコードの数がページ毎に異なる ような帳票には、使用できません。 ●「テキスト・コマンド」はPCプリンターでの「キャラクター・モード」と似た発想で 考えられました。つまり、データとしては「テキスト(文字データ)」の振りをして いながら、それをプリンターが受信すると「コマンド」として処理するという動きを します。具体的には、開始文字として"!#%”、または"!@&”という3文字の後に ”B”なら「バーコード印刷」 ”C”なら「バーコード印刷形式設定」 ”M”なら「擬似OCR-Bフォント設定」 ”S”なら「文字拡大設定」 ”V”なら「カスタマバーコード印刷」 の各指定となり、その後にコマンドのパラメーターやコマンドを適用する対象となる データを続けます。コマンドの詳細は下記URLの資料をご覧ください。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/manual/pages_command.html ●5400-Lxxのマイクロコードのダウンロードのページの履歴をご覧いただければ、 分かりますが、このテキスト・コマンドが使用できるマイクロコードは、 エミュレーション側のバージョンとして; 5400-L10では「V2.03.02」、5400-L06とL02では「V6.03.06」となっています。 ただし、この機能を有効にするには、技術員用モードの中での設定変更が必要と なっています。また、このフィーチャー付きでご購入いただいたプリンターには、 その旨が記載された、技術員向けのシールが貼られています。 ■====================================================================■ ■ マイクロコード・ダウンロードのページ更新のお知らせ ■ ■====================================================================■ ●「ダウンロード」のページの中の「ユーティリティー/マイクロコード」のページを 更新しました。PCプリンター用のページとライン・プリンター用のページに分けたこと、 ライン・プリンター用のページでは、5400-Lxx、S06、006という機種ごとにページを 設け、5400-Lxx用の最新版のマイクロコードをアップしています。更に 5400エミュレーター用のマイクロコードも最新版をライン・プリンター用のページに 掲載しました。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/utility_line.html ●また、PCプリンター用としては、5573-W02/V02用のマイクロコードが、「V1.60」に 更新されています。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/5573.html どちらのマイクロコードのページも修正履歴を掲載するようにしています。なお、 繰り返しになりますが、マイクロコードの更新の適用は、本来、技術員が行なうものです。 もし、ユーザーの方がご自分で行なうのであれば、各ページに記載されている注意書きを よく読んで、十分に注意しながら行なっていただかなければなりません。よろしくお願い 申し上げます。 ■====================================================================■ ■ プリンターの置換えに当たって注意すること-3- ■ ■====================================================================■ ●注意することの2番目として、前回は「耐久性」が重要であることをお話しました。 今回は「データ・ストリーム」についてお話します。 ●「データ・ストリーム」とは、プリンターに送られてくる印刷データが、どのような コマンド体系になっているか、文字コードがどのような文字コードになっているかと いうことです。プリンターは、送られてきたデータを送られてきたコマンドに従って 処理(印刷)するものです。しかし、コマンド(制御コード)の体系には、ホスト系の SCS、PCの世界では、IBMの5577、PAGESがあり、その他メーカーではESC/PやLIPS、 PR201、またPostScriptといったように何種類もあります。文字コードもホスト系の EBCDICと、PC系のShift-JISとJIS、その他にUNIX系のUnicodeがあります。 送られてくるデータの形式と、受信するプリンターが解釈できるデータの形式が 一致していて初めて正しい印字結果が得られるわけです。しかし、世の中の全ての コマンド体系や文字コードをサポートしているプリンターはありませんので、今まで 使用していたプリンターを新しいものに置き換える時に、同じアプリケーションや 使用環境の下で使い続けるのなら、現行のプリンターと同じデータ・ストリームを サポートするプリンターに置き換えなければならないということになります。 ●IBMの世界で言えば、AFPプリンターをご使用の場合や、iSeriesやホスト・システム からの出力にPCプリンターを使っている場合が該当します。その他に、印刷データを 直接作ってプリンターに送信するアプリケーションの下で使用する場合もそうです。 一方で、EXCELやWord、Visual BASICで作ったアプリケーション等、Windows上で 稼動する一般のアプリケーションの場合は、Windowsのプリンター・ドライバーが 印刷データを作成します。そのため、Windowsドライバーさえあれば、どんな プリンターでも置換え可能ということになります。この場合には、今まで申しあげた 使用する用紙のタイプや耐久性、その他の要素で決められます。 ●データ・ストリームに関連して、少し細かいお話をしますが、PCレーザー・プリンター で「5577エミュレーション」機能をサポートした他社製品があります。これは、主に プリンター・セッション経由のオンライン印刷に対応するために用意されたものと 思われます。「エミュレーション」とは「真似」という意味で、「5577と同等の出力が 得られます」という意味になり、多くの場合、特に結果に違いは無いようです。 注意すべき点は、レーザー・プリンターとして特有で必須の「縮小」「用紙トレイ選択」 「用紙方向縦横の切り替え」「両面印刷」等を指定するコマンドです。IBMでは これらに対応するコマンドを5577コマンドに「追加」した総称として”PAGES”と 定義しています。しかし他メーカーで5577エミュレーションと言っている場合は、 それらの追加コマンドは、「各社独自仕様」となっています。従って、PDFファイルや WSCSTの中にそれらのコマンドを埋め込んで、縮小や用紙方向を指定する方法を 採っていて、そのPDFファイルやWSCSTをそのまま使用するには、同じメーカーの プリンターに置き換えなければならないということになります。 次回は、事例を元にご説明します。 返信先→IBMプリンター友の会事務局 e-mail:EB71228@jp.ibm.com