■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.85 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ 当メールは、IBMプリンター友の会にご登録いただいたお客様にお送りしております。 もし今後、友の会のお知らせの送信を希望されないお客様は、当メールの返信にて 「不要」とご連絡ください。お知らせの配信は、いつでも中止いたします。 <<< 目次 >>> 1. 新製品のご紹介〜Infoprint 5400-F06 ライン・プリンター〜 2. Infoprint1000J用のドライバー更新と新しいセキュリティー機能について 3. プリンターの置換えに当たって注意すること-7- ■====================================================================■ ■ 新製品のご紹介〜Infoprint 5400-F06 ライン・プリンター〜 ■ ■====================================================================■ ●4月18日に新しい日本語ライン・プリンター「Infoprint 5400-F06」を 発表しました。出荷開始は4月21日です。標準価格は、2,330,000円(税別)です。 昨年末に発表・出荷されたInfoprint 5577/5579シリーズと同様、今回もInfoprint というブランド名を冠しています。これは、IBMプリンターのブランドである 「Infoprint」がレーザー・プリンターでは定着しているものの、インパクト・ プリンターではまだこれからなので、新製品にはインパクト・プリンターでも Infoprintと称しています。 ●「Infoprint 5400-F06」には特徴がいくつかあります。1つ目は、コスト・ パフォーマンスの向上です。5400-L06と比較すると 型式 5400-L06 5400-F06 差 印刷速度 超高速モード 600行/分 680行/分 +13.3% 高速モード 500行/分 570行/分 +14.0% 通常速モード 360行/分 410行/分 +13.8% 標準価格 \2,230,000 \2,330,000 +4% となりますので、お分かりいただけると思います。 ●2つ目は、印字音が現行製品よりも比較的静かになったことです。他のプリンター 5400-L06では、56dBA、5577では55dBAであることに対して、「53dBA」となって います。数値にするとあまり差が無いように思えるかもしれませんが、実際の 印字音を聞いてみると、カバーが鉄板になったためか、今までよりも少しこもった ような音になったと感じられます。 ●3つ目は、今まではフィーチャーとしてサポートされていたため、プリンターの 発注時にご指定いただかないと付加されなかった「SNMPサポート」や「テキスト ・コマンド」が標準でサポートされたことです。NO.81のお知らせでもご紹介した ように、テキスト・コマンドはAPWでは対応できない、固定でないフォーマットで バーコードや文字拡大の指定を行うのに、非常に簡単で有効な方法です。 この機能が標準機能として使用できるということです。 ●4つ目は、サイド・ドアが左右両サイドに付いたことです。5400-L10/L06では 左サイドだけでしたが、右サイドにも付きましたので、設置場所の制限がより 少なくなりました。 ●従来と変わった点としてご注意いただきたいのは、 −マニュアルが紙ではなく、CDになったこと −そのCDの中には、Windows用の5400専用ドライバーが同梱されたこと −Twinax接続は、オプションでも対応していないこと があります。Twinax接続を必要とされるお客様には、5400-L06を継続して 販売しますので、こちらをお選びいただくようお願い申し上げます。 ⇒製品紹介のページ http://www-06.ibm.com/jp/printer/hardware/lineimpact/5400f06/index.html ※ご希望の方に、Infoprint5400-F06のカタログをお送りします。このメールの 返信で、「部数」「送り先のお名前、会社名、住所」等必要な情報をお知らせ ください。よろしくお願い申し上げます。 ■====================================================================■ ■ Infoprint1000J用のドライバー更新と新しいセキュリティー機能について ■ ■====================================================================■ ●Infoprint1000JのRPCSモード用のドライバーの最新版が公開されましたので、 お知らせいたします。 ⇒ドライバー・ダウンロード・ページ http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/pcdownload.html ●各Windowsのバージョンに応じたページをご覧いただければ、様々な細かい 修正が行われていることが、お分かりいただけると思います。なお、「導入時の 重要情報」には、初めにドライバーを導入された時と同じ、Microsoftデジタル 署名に関する警告メッセージに対して、続行処理をしていただくことと、USB インターフェイスを使って接続する時のポートの設定方法に関する注意が記載 されています。 ●修正の他に、追加された新しい機能として「地紋印刷」の機能があります。 「地紋印刷」とは、印刷したいデータと一緒に、例えば「禁複写」といった 文字列を「地紋」として、人間の目には見え難いように印刷して、複写機で 複写した場合、その文字列が目立つように浮き出てくるといった仕組みです。 各種の証明書などでは地紋紙といわれる専門紙が利用されていますが、この ドライバーを使った「地紋印刷」によって、普通紙への展開が可能になります。 これも「セキュリティ・ソリューション」の一つと言えると思います。 ただし、実際の使用には別途APIが必要となります。ご使用になりたい方は、 このメールの返信でお問い合わせください。 ■====================================================================■ ■ プリンターの置換えに当たって注意すること-7- ■ ■====================================================================■ ●前回は、違うタイプのプリンターへの置き換えの事例として、インパクト・ プリンターからレーザー・プリンターへの置き換えの場合をご紹介しました。 今回は、PCプリンターからAFPプリンターへの置き換えのケースをご紹介します。 ●現在、Infoprint40をLAN接続して、iSeriesからPCOMMプリンター・セッション 経由の印刷と、複数のPCからWindowsのアプリケーションの共有印刷に使用して います。iSeriesからの印刷では、元々ライン・プリンターに連続用紙で出力して いたアプリケーションなので、PDTファイル(ibm5585.pdt)に縮小指定や、 用紙方向横長を指定するコマンドを組み込んで、A4用紙に横長に縮小印刷する ように設定しています。このInfoprint40も古くなってきたので置き換えを検討 始めました。後継機に対する条件を整理すると以下のようになります。 −iSeries上のアプリケーションは変更しないこと −印刷する枚数は減らないので、Infoprint40並の速度と耐久性があること −Infoprint40と同じ出力結果が得られること −Windowsアプリケーションの印刷にも使用できること ●調べたところ、これらの条件を全て満たすプリンターはありませんでした。 Infoprint40と同程度の印刷速度と耐久性を持つプリンターとしては、AFPプリンター のInfoprint45がありましたが、Windowsアプリケーションの印刷には、Infoprint ManagerというAFP用のソフトウェアも必要ということで、簡単ではありません。 そこで、止むを得ずiSeriesからの出力には速度と耐久性に配慮してInfoprint45、 Windowsアプリケーションの印刷には、安価なInfoprint1000Jを複数台で置き換える ことにしました。Infoprint1000Jでは、iSeriesからの出力を行わないことによって PAGESモデルである必要がなくなり、より安価な標準モデル複数台をユーザーの傍に 分散配置することで、印刷後の配布コストを削減することが期待できます。 ●問題は、iSeriesからの出力をAFPに変更するところです。先ずAFP用に必要な ライセンスを新たに導入しなければなりません。次のものを導入しました。 番号 フィー 名称 標準価格 チャー −5722-SS1 0672 PSF 1-45IPM \499,000 ドライバーに相当 −5648-B45 C0EV AFP DBCS FONTS \255,000 平成書体のラスター・フォントと アウトライン・フォント −5722-AP1 0061 APW-IPDS \300,000 APWをAFP用に変換 ●AFPプリンターには、今までのPAGESモードのプリンターにある「ページ全体を 縮小する」機能がありません。そのため、単なるテキスト文書の場合は、プリント ・ファイル上で文字ピッチ/行ピッチを大き目の値(狭くする)に変更し、フォントも 「DBCSコード化フォント」を「X0624F」(24ドット)に、「ページ回転度数」は 「90」に、印刷装置タイプを「*AFPDS」に指定することで、用紙方向横長に縮小 されたかのように印刷することができました。 ●APWで作成した帳票は、APW-IPDSフィーチャーを通すことによってAFPプリンター 用のデータに変換されますが、やはり連続用紙⇒A4横といった縮小機能がプリンターに 無いので、APWを使って初めからA4横長用紙に入るように帳票設計し直すことに なりました。CRTAPWの時点で用紙方向を指定し、MRGAPWの時に印刷装置タイプと フォントの指定を行います。以上の2種類に含まれない帳票は、DDSを使って帳票設計 し直すことになりました。ただし、どの場合もアプリケーションのい変更はありません。 ●従来使用していた外字も、AFP用に変換する必要があります。APW-IPDSフィーチャーに よって使用できるCVTFNTAFPコマンドを使って、内字+外字をAFP用のフォントに 変換します。この場合、内字と外字を両方含むAFP用の文字セットができます。 ●以上で、連載を続けてきた「プリンターの置換えに当たって注意すること」を 終了します。今まで述べてきたケースで大体の置き換えのケースをカバーしていると 思いますが、ご質問やご要望がありましたら「友の会広場」に書き込んでいただければ 回答いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 返信先→IBMプリンター友の会事務局 e-mail:EB71228@jp.ibm.com