■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.87 ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ 当メールは、IBMプリンター友の会にご登録いただいたお客様にお送りしております。 もし今後、友の会のお知らせの送信を希望されないお客様は、当メールの返信にて 「不要」とご連絡ください。お知らせの配信は、いつでも中止いたします。 <<< 目次 >>> 1. 安価なInfoprint 5577 Expressポートフォリオ・モデルが登場 2. Infoprint 5400-F06の印字速度について 3. 5589-L36マイクロコードの更新 ■====================================================================■ ■ ♪♪安価なInfoprint 5577 Expressポートフォリオ・モデルが登場♪♪ ■ ■====================================================================■ ●6月12日付けで、下記のようなInfoprint 5577「IBM Express ポートフォリオ」 対応モデルを発表しました。出荷開始予定日は、同じ6月12日です。 製品番号 製品名 IBMダイレクト価格 JAN Code (消費税別) 5577-CL2 Infoprint 5577 モデルCL2 257,000円 4968665621304 ●このモデルは、昨年末に発表したInfoprint 5577 モデルC02を元に、 自動給紙機構をサポートしないという機能制限を行なうことで価格を抑えて、 Express ポートフォリオ対応モデルとして発表したものです。具体的には、 プリンター背面の自動給紙機構用のケーブル差込み口に、シールが貼られています。 従って、印刷速度や使用できる用紙等の機能は、Infoprint 5577-C02と全く同じです。 なお、期間限定モデルではありませんので、いつでもお買い求めいただけます。 製品紹介のページ http://www-06.ibm.com/jp/printer/express/5577.html ■====================================================================■ ■ Infoprint 5400-F06の印字速度について ■ ■====================================================================■ ●本年4月に発表、出荷開始したInfoprint 5400-F06ライン・プリンターは、 中速機クラスのライン・プリンターとして、5400-L06と比較して4%の価格アップに 対して、13%の速度向上ということで、コスト・パフォーマンスに優れたライン・ プリンターと言えると思います。おまけに印刷中の音も比較的静かになっています。 ●その印刷速度に関して 超高速モード:680行/分、高速モード:570行/分、通常速モード:410行/分 と、カタログやWebでも記載していますが、これは用紙厚設定レバーの設定値が、 1+1/3までの時の速度であって、それを越すと自動的に 超高速モード:640行/分、高速モード:530行/分、通常速モード:380行/分 というように、少しずつ遅くなることまでは記載されていません。これは、 初期設定が工場出荷状態では「コピー濃度優先」となっているため、レバーの 値が「1+1/3」を越すと「レベル1」のコピー強化モードとなるためです。もちろん 厚さや枚数、裏カーボンかどうかといった用紙の条件によって、「コピー濃度優先」に する必要が無ければ、この設定を解除することにより、本来の速度で印刷させることが 可能です。 ●5400-L06の時のコピー強化モードのレベル1では印刷速度は変わりませんでしたが、 Infoprint 5400-F06では上記のように低下します。これは、印刷する用紙の厚さが 厚くなるほど、印字ヘッドのピンは長い距離を使って用紙を押し付けることになり、 それは印刷速度の低下を意味します。つまり、5400-L06では速度を落とさずに コピー濃度を向上させること(レベル1)ができましたが、5400-F06の速度では 速度を維持してコピー濃度を向上させることが困難だったということになります。 ●コピー濃度とは別に、用紙送りモーターの力にも同様なバランスが要求されます。 つまり、空白行が続く箇所では印刷する箇所よりも速い速度で用紙送りして、 全体のスループットを最大化させています。しかし、紙送り速度の高速化は、 用紙送りの力の低下を伴います。5400ライン・プリンターをお使いのお客様の中には、 「ゆうぱっく」の伝票のようなかなり分厚い複写用紙を使われている方も いらっしゃいます。このような分厚い複写用紙ではミシン目が「テント張り」と 言って、山と谷それぞれがかなりの高さに出っ張っているものが多くあります。 テント張りの箇所が用紙送りの際に、プリンターの中で引っ掛かって紙送りエラーの 原因となるのですが、それを少しでも正しく送るためには、紙送り力には十分な 余裕が必要です。すなわち、紙送り速度と、紙送り力=分厚い複写紙対応の絶妙な バランスを持って、これらのライン・プリンターができているということです。 ■====================================================================■ ■ 5589-L36マイクロコードの更新 ■ ■====================================================================■ ●6月24日、5589-L36のマイクロコードがバージョン・アップして「V2.44」になり、 「ダウンロード」のページで公開しています。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/5589_l36_micro.html ●修正された内容は、キャラクター・モードを使ってフォームオーバーレイ・ コマンドをホスト・システムから送って印刷した場合、稀に「ページ抜け」 「印刷停止」「文字化け」といった不具合が起きることに対するものです。 ●これは、あるお客様において、それまで5587-L20を使って印刷していたPCOMM (3270)経由の印刷において、フォームオーバーレイを使った帳票が、5589-L36に 置き換えた結果、上記のような現象が発生したことが切っ掛けとなって判明した 問題でした。プリンターはWindows98のノート・パソコンを使ったプリント・ サーバーにプリンター・ケーブルで接続され、Windows2000のPCからLAN経由で プリント・サーバーに向けて印刷するという方式であること、PCOMMのプリンター ・セッションの設定もPDT印刷ではなく「ドライバー印刷であるといった、少し 特殊な使い方に思われたこともあり、原因の特定に非常に時間が掛かりました。 「5587-L20では問題ない」というお客様の声(信念)が拠り所となって、開発に 使用する特殊な測定機器まで持ち込んで調査した結果、やっと内部の マイクロコードのエラーであることが判明したという苦労の結晶です。 ●従って、全ての5589に適用する必要のあるものではないと思いますが、これに よって5589-L36の品質が一段ステップアップしたと言えるものだと思います。 返信先→IBMプリンター友の会事務局 e-mail:EB71228@jp.ibm.com