■■■============================================================■■■ □■□     IBMプリンター友の会からのお知らせ−Vol.92   ■□■ ■□■      http://www-6.ibm.com/jp/printer/ □■□ ■■■============================================================■■■ 当メールは、IBMプリンター友の会にご登録いただいたお客様にお送りしております。 もし今後、友の会のお知らせの送信を希望されないお客様は、当メールの返信にて 「不要」とご連絡ください。お知らせの配信は、いつでも中止いたします。 良いことも悪いことも、いろいろとありましたが、そんな2006年も間もなく終わります。 皆様の新年が、健やかで良い年になりますよう、事務局からもお祈り申し上げます。 <<< 目次 >>> 1. 2006年第4四半期キャンペーンの追加お得情報 2. 「ページ出力制御プログラム」の使い方 3. Infoprint Color 1000シリーズを使った帳票印刷方法 ■====================================================================■ ■ 2006年第4四半期キャンペーンの追加お得情報 ■ ■====================================================================■ ●前回お知らせした「5400ライン・プリンター置換え促進年末プレゼント・ キャンペーン」は、ライン・プリンターを新しいライン・プリンターに置き換えて いただくと、先着100台でカラー・プリンターをプレゼントするというものです。 12月13日付けで、置き換えられる既存プリンターに、「5400-006」が追加された ことをお知らせします。対象期間は以下のとおりですので、お急ぎください。 ☆ご購入期間 :2006年10月20日より2006年12月29日までの間に発注され、 かつIBMから出荷されること。 ☆申込み締切日:2007年1月31日 ■====================================================================■ ■ 「ページ出力制御プログラム」の使い方 ■ ■====================================================================■ ●「ページ出力制御プログラム(略称Page by Page:PbP)」は、No.90で 先ずは概略をお知らせし、前回No.91でWeb上にアップされたプログラムや ドライバーをご紹介しました。今回は仕組みや使い方についてお話しします。 ●PbPは、大きく見ると3つの構成要素からできています。1つ目は「PbP対応 プリンター・ドライバー」です。これは通常のプリンター・ドライバーの代わりに 使用するもので、印刷データの中にページの境目を監視するデータを追加します。 2つ目は「PbPポート・モニター」です。これは通常の「Standard TCP/IPポート」や 「LPRポート」の代わりに使用するもので、3つ目の「PbPプリント・スプーラー」に 1対1で対応します。3つ目の「PbPプリント・スプーラー」は、出力先のプリンターの IPアドレス、エラー表示の方法タイムアウト値等を設定します。印刷されるデータは 「Windowsアプリケーション」→「PbP対応ドライバー」→「Windowsスプーラー」 →「PbPポート・モニター」→「PbPプリント・スプーラー」の順に流れます。 ●具体的な操作手順をお話した方が、このPbPのメリットが理解しやすいかと 思います。5577プリンターで連続用紙の印刷を行なっていて、途中で用紙ジャムが 発生した場合を考えてみてください。通常はジャムが発生すると、プリンターの 操作パネルにエラー・メッセージが表示されるますが、Windowsの画面にも、 印刷に失敗したので再試行するかキャンセルするかを選択するメッセージが 表示されます。プリンターの用紙をセットし直して「再試行」ボタンを押しても ジャムした時点の行のデータは抜けてしまいます。従って、アプリケーション上で 印刷再開するページを特定して、印刷再開させなければなりません。それに対して PbPが導入されていると、ジャムが発生した時点で「印刷再開」画面が自動的に 表示されます。用紙をセットし直してからプリンターの「印刷」スイッチを押して 「印刷可能状態」にしてから、「印刷再開」画面で「現在のページから」を指定して 「印刷」ボタンを押すと、ジャムが発生したページの先頭から印刷を再開します。 また、急ぐときには、出力先のプリンターを変更して再開ページから印刷させ、 用紙セットを後回しにすることといった操作も可能です。 ●その他、印刷再開時に印字位置が正しいかを確認するための印刷位置調整ページを 印刷するかしないかといった設定も可能です。また、タスク・トレイに表示される このプログラムのアイコンをクリックすると「印刷ジョブ一覧」画面が表示されます。 その画面では、進行状態を確認するだけでなく、印刷ジョブの順序を変更したり、 削除したりすることができます。 ●PbPを使用するための導入に当たっては、次の点にご注意ください。 ☆比較的最近に5400/5579/77プリンターをご購入いただいた場合には、必要な ファイルは付属のCDの中に用意されていますし、マイクロコードの更新も不要です。 ☆プリンターのマイクロコードのバージョンは、5579/77の場合はWebページ、 5400の場合は操作パネルの液晶表示部に印刷中断状態の時に表示されます。 ☆「ページ出力制御プログラム」自身は、下記からPCに導入します。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/pagebypage.html ☆5400用のドライバーの場合、プロパティ画面で「印刷設定」ボタンを押して 表示される画面に「ページ出力制御機能を使用する」欄があって、ここに チェックを入れるかどうかで設定できます。一方、5579/77用のドライバーは、 PbP対応版と従来版でドライバーそのものが異なります。 ■====================================================================■ ■ Infoprint Color 1000シリーズを使った帳票印刷方法 ■ ■====================================================================■ ●カラー・プリンターが発売されたと聞くと、System i(iSeries、AS/400)から カラーで帳票が印刷できないかとお考えの方も多くいらっしゃるのではないかと 思います。ライン・プリンターやインパクト・プリンターを使った、事前印刷の 連続用紙への印刷を、レーザー・プリンターに変更しようとする場合、 事前印刷用紙の在庫や管理の手間の削減するために、用紙は白紙で、 事前印刷部分はカラー印刷するという方法が必要になってくると思われます。 しかも、既存のアプリケーションへの変更は最小限に止めておきたいものです。 ●そういったご要望を満たす方法として、次のような方法を考えて、実際に 試してみましたので、ご報告申し上げます。 概略としては、次のような流れになります。一旦AFPを前提に事前印刷部分を オーバーレイとして設計し、色指定します。Infoprint Server for iSeriesを 使ってスプール・データをPDFファイルに変換し、リモート・アウトキューを 介してそのままLAN接続したInfoprint Color 1000シリーズのプリンターに 送信します。このプリンターはPDFファイルを自分で展開して印刷する機能を 持っていますので、Acrobat ReaderでPDFファイルを開く手間を掛けずに、 そのまま印刷できます。注意点としては、元々連続用紙に印刷していた帳票を A4サイズ等のカット紙に印刷させるには、(AFPには縮小設定がありませんので) 予め、文字ピッチ、行ピッチ、文字サイズ指定をA4横長に収まるように 変更しておく必要があります。 1.オーバーレイを設計するには、「AFPユーティリティー(5722-AF1)」を 使用します。罫線やタイトル等の固定文字に対して色指定できます。 2.ロゴ等のイメージ・データはJPG形式やTIF形式でIFS上に保管しておきます。 この時、サイズが合うなら事前印刷部分を丸ごとイメージ・データとして 保存しておくという方法も考えられます。この場合には、 AFPユーティリティーは不要です。 3.イメージ・データは、DDSのAFPRSCキーワード、オーバーレイは OVERLAYキーワードを使ってスプール・ファイルに取り込むようにします。 4.Infoprint Server for iSeriesを使ってPDFに変換します。 5.PDFスプールをリモート・アウトキューを介して、Infoprint Color 1000の IPアドレスに送信すると、印刷されます。 ※Infoprint Color 1000シリーズは貸出機も用意できていますので、 試してみたいと思われる方は、返信メールでお知らせください。 返信先→IBMプリンター友の会事務局 e-mail:EB71228@jp.ibm.com