■□■============================================================□■□ □■□    インフォプリント友の会からのお知らせ−Vol.98   ■□■ ■□■      http://www.infoprint.com/jp □■□ □■□============================================================■□■ 当メールは、インフォプリント友の会(旧称:IBMプリンター友の会)に ご登録いただいたお客様にお送りしております。 もし今後、友の会のお知らせの送信を希望されないお客様は、当メールの返信にて 「不要」とご連絡ください。お知らせの配信は、いつでも中止いたします。 <<< 目次 >>> 1. 新製品InfoPrint1736J、1756J追加情報 2. Windows Vista対応ドライバーに関するお知らせ 3. 更新されたマイクロコードのお知らせ 4. QRコードを分割モードで印刷してみました □====================================================================■ ■ 新製品InfoPrint1736J、1756J追加情報 □ □====================================================================■ ●前回のお知らせでご紹介した新製品「InfoPrint 1736J、1756J」は、まだまだ 新しく追加された機能がありますので、ここでご紹介いたします。 ●マニュアルのページをご覧いただくとお分かりいただけますが、この プリンターではプリンター本体のマニュアルは「ハードウェアガイド」と 「ソフトウェアガイド」に分かれました。接続のためのPCの設定や、操作パネルの 設定メニューの説明や使い方は、「ソフトウェアガイド」に記載されています。 以下は、そのソフトウェアガイドから、知っておいていただきたい点を 取り上げました。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/manual/ip17x6j_software.html ☆ブザーが鳴るようになりました。「鳴る」「鳴らない」の設定変更も可能です。 工場出荷値としては、「鳴る」です。 ☆PDFファイルの直接印刷ができます。InfoPrint Color1000で可能とお知らせした PDFファイルをプリンター自体が内部で展開して印刷する機能です。前提として、 PS3カード(44T3715)オプションが必要です。 ☆エラーが発生した時に、予め設定されたメール・アドレスに、自動的にメールを 送信して通知することができます。(InfoPrint5577-D02/C02にも同様の機能が あります。) ☆PS3モードやPDF直接印刷モードでは、用紙の端から端まで印刷することが可能です。 「最大領域印刷」というメニューを「最大で印刷する」に変更すると、用紙の 端から端間で使って印刷できるようになります。 ☆IP V6に対応しました。(InfoPrint5577-D02/C02と同様です。) ☆ドライバー自体のセキュリティー機能が増えました。 「不正コピーガード機能」RPCSドライバーのプロパティーで「不正コピー抑止」に チェックを入れます。この設定で印刷すると不正コピーガード用の地紋や文字列が 表示され、不正コピーガードモジュールが搭載された複写機でコピーすると、 文書内の文字や画像がグレー地に変換されてしまいます。 「マスクパターン」不正コピー抑止用の地紋を印刷することができます。これに よって、通常の複写機でコピーすると、地紋が浮き上がってきます。 ☆SSL(暗号化通信)に対応しました。(オプションの拡張HDD:44T3713が必要です。) 通信経路の保護と暗号化通信ができるように、サーバー証明書を作成、導入します。 サーバー証明書は、プリンター自体で作成、導入する場合と、任意の認証局に 証明書を申請しプリンターに導入するという2種類の運用形態があります。 ■====================================================================□ □ Windows Vista対応ドライバーに関するお知らせ ■ ■====================================================================□ ●Windows Vistaの発売以来、ドライバーの提供時期について何度かお問い合わせを いただいてきました。と言うのもWindows Vistaに同梱されているドライバーを メーカーをIBMとして調べても、日本語プリンター用のドライバーは出てこない、 つまり同梱されていなかったからです。しかし、今まではご提供可能な時期が 明確になっていなかったため、お知らせすることができませんでした。最近に なってある程度お知らせできるような状態となってきましたので、現時点での 状況をお知らせいたします。 ●5400用プリンター・ドライバー http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/dwin2k54.html 現時点で、唯一対応OSにWindows Vistaのあるドライバーです。従来のバージョン V1.13のままで稼動確認テストを行なったところ、導入時の注意だけ守って いただけば、問題なく使用できます。元々弊社開発チームで作成したオリジナル ・ドライバーであったことが、ミニ・ドライバーを元に作られた55xx用ドライバー との違いとなったようです。 ●557x、558x(PAGES)ドライバー 8月上旬にご提供できる予定となりました。その時には詳しい情報をお知らせする ようにいたします。 ●InfoPrint1000J用 RPCSモード・ドライバー ご提供の時期がまだ不明です。ご提供できるようになるまでは、株式会社リコーの ホームページから、各モデルに対応したドライバーをダウンロードして ご使用ください。 InfoPrint 1736J、1756J用RPCSモード・ドライバー http://support.ricoh.com/bbv2/html/dr_ut_d/main/history/w/bb/pub_j/dr_ut_d/4101004/4101004792/V860/5120271/120271/history.htm InfoPrint 1316J、1336J、1356J用RPCSモード・ドライバー http://support.ricoh.com/bbv2/html/dr_ut_d/main/history/w/bb/pub_j/dr_ut_d/4101006/4101006390/V201/5119453/119453/history.htm ●ドライバーではありませんが、ドライバーのようにして動く、セキュリティー・ ソリューション「InfoPrint Security」は、Windows Vistaもサポートすることを 確認しています。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/software/security/ (反映が遅れていますが。) ■====================================================================□ □ 更新されたマイクロコードのお知らせ ■ ■====================================================================□ ●ホームページで公開しているマイクロコードが、更新されていますので、まとめて お知らせいたします。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/download/utility_pc.html ●InfoPrint Color 1000シリーズ PDF直接印刷において、日本語フォント・イメージが埋め込まれていないPDFファイル の場合、日本語が印刷されない問題を修正しました。 ●5579-N02、5577-D02、5577-C02 各モデル共通の問題に対して修正を行い、V1.8になりました。 ●5557 いくつかの不具合を修正して、V1.30となりました。 ■====================================================================□ □ QRコードを分割モードで印刷してみました ■ ■====================================================================□ ●携帯電話に読ませてウェブ・サイトにアクセスさせるために、最近すっかり お馴染みになったQRコードには、2,048桁という非常に大きな桁数のデータを 扱うことができるという特徴があります。しかし、桁数が大きいとレーザー・ プリンターよりも解像度の低いインパクト・プリンターでは、読み取りに支障の 無いような大きさにしようとすると、決まったスペースの中に印刷できない位 大きなものになってしまうことがあります。 ●そういった場合の対応方法に、複数のQRコードに分けて印刷する「連結モード」が あります。連結モードを指定するのは、「1B 7E 42」(バーコード印字コマンド)の パラメーターで行ないます。具体的には −連結モード識別子:X'44'(固定) −コード番号:データの順番をASCII(2バイト)で表します。1番目はO1なので X'3031'、2番目は02なのでX'3032'となります。 −分割数:いくつに分割するかをASCII(2バイト)で表します。2個なら02なので、 X'3032'となります。 −パリティ・データ:全てのデータを1バイト単位でXORした結果を2バイトで 表します。 −区切り文字:通常モードのデータの前に、1バイトX'2C'を入れます。 この後は、通常どおりのパラメーターやデータ(誤り訂正レベル、データ入力 モード、区切り文字、QRコードにする分割されたデータ)を指定します。 ●実際にインパクト・プリンターを使って、926バイトのデータを2個、3個、4個に 分割して印刷させてみました。リーダーは、携帯電話に付属のものと、 ハンディ・タイプのものを使用しました。その結果分かったことは、以下のとおりです。 −2分割では読めなかったデータが、3分割、4分割とすることで読めるようになった ことがありました。リーダーによって、一度に読み取りできる大きさに制限が あって、分割数を増やすことで大きさを小さくして読み取り易くできるように なったということのようです。(リーダーは分割したQRコードを一つずつ読みます。) もちろん、分割数を増やすと言うことは、読み取りの時間は増えることに 繋がります。 −携帯電話で読めたQRコードが、ハンディ・タイプでは読めないことがあり、詳しく 調べると、パリティ・データが間違ったいたことが分かりました。携帯電話の リーダーは、パリティ・チェックをしていないものがあるようです。 ●サンプル・コーディングも含めた詳しいガイドは、下記にて公開していますので、 ご参照ください。ご質問は、友の会広場に書き込んでいただけると、他の会員の 皆様にも情報提供できますので、よろしくお願い申し上げます。 http://www-06.ibm.com/jp/printer/techinfo/qr_code.html 参考までに、3つに分割して並べ方を変えて印刷したもののスキャン・イメージを 添付いたします。 返信先→インフォプリント友の会事務局 e-mail:EB71228@jp.ibm.com