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【連載】ワークスタイル変革を成功に導く「コミュニケーション」の見直し Vol.1

コミュニケーションとコラボレーションの違いとは

ワークスタイル変革を進める上で、「コミュニケーションのあり方の見直し」は避けて通れない検討事項の1つです。最近このコミュニケーションに類似する言葉で、コラボレーションという言葉をよく聞きませんか?今回は、「コミュニケーション」と「コラボレーション」の違いについて考えてみたいと思います。

最近、コミュニケーションやコラボレーションという言葉をよく聞きませんか?

数年前から、就職活動で「コミュニケーション能力」を重視しているという話をよく聞きます。事実、経団連が毎年発表する「採用選考時にあたって重視する要素※1」では、11年連続で「コミュニケーション能力」がトップです。

一方、学生が企業に求める能力では、新しい製品・サービスを生み出す力(イノベーション能力)があげられます。企業側は、イノベーション能力を上げるため、社内あるいは企業間でのコラボレーションによる情報交換の活性化に取り組み始めています。

IBMの調査※2によると、世界の経営者は「オープンでコラボレーションを推奨する企業文化」の形成を重視していると報告があります。更に、業績の高い企業の経営者の方がその割合が顕著に高くなることも示されています。

このように、企業活動でも注目されてきている「コミュニケーション」と「コラボレーション」という言葉ですが、その違いを説明することができるでしょうか?

画像:最近、コミュニケーションやコラボレーションという言葉をよく聞きませんか?

コミュニケーションは「共有する」、コラボレーションは「共に働く」が語源

コミュニケーション(communication)の語源はラテン語で「共通したもの」を意味するcommunisといわれており、日本語では「伝達」、「連絡」、「通信」などと訳されます。「共通したもの」という語源のとおり、「自分の考えを相手に伝える」だけではなく、相手がその考えを受け取り、さらに理解し「共通の考え」となった時点で初めてコミュニケーションが成立したといえます。相手が「受け取りやすい手段」、「理解しやすい内容」で伝えるその能力こそが「コミュニケーション能力」なのです。

一方、コラボレーション(collaboration)の語源は、「co+labor」で、「共に+働く」という意味になります。日本語では「協働」、「協業」、「共創」などと訳されます。しかし、実際のところコラボレーションという言葉は、単に「共に働く」だけではなく、「異なる専門性や知識を持つ人たちが1つの目標に向かって協力し、新しい価値を生み出すこと」という意味でしばしば使われます。コラボレーションを活性化させることで「意外な組み合わせの商品」や「これまでにない新しい商品」など付加価値を生み出すことが期待できるのです。

コミュニケーション Communis ”共通したもの”/コラボレーション co+labor ”共に働く”

コミュニケーションとコラボレーションは表裏一体

このように、コミュニケーションは「自分の考えや意思を相手と共有すること」、コラボレーションは「複数人が一緒に新しい価値を生み出すこと」と異なる意味をもつようにみえます。しかし、実はこの2つの言葉は密接に関係しているのです。

まず、コラボレーションを実現するためには「全員が正しく情報を共有していること」(コミュニケーション)が重要になります。

また、同じ組織で同じ目標を持った人達がコミュニケーションをとる場合、単に「共有する」ためだけでなく、目的を達成するために「相手に動いてもらう」ことを期待して働きかけることが多くあります。これは一種のコラボレーションと言えるでしょう。

このように考えるとコミュニケーションとコラボレーションは切っても切り離せない関係ではないでしょうか?

コミュニケーションをうまくとる方法とは?

では次に、コミュニケーションをうまくとる秘訣について考えてみましょう。

経営学者のドラッカーは「コミュニケーションを成立させるのは受け手である」と述べています。単に話し手が自分の考えを発信することではなく、相手がその意味を理解し共有して初めてコミュニケーションが成立するものと考えられています。ドラッカーの考えでは、「コミュニケーションの成立は話し手と受け手が心を通い合わせるプロセス」が必要になるのです。

ビジネスの場におけるこのプロセスは、日常的な話し合う場・意見交換の場の創出や目指すべき方向性の共有共感などが該当するのではないでしょうか。

またドラッカーはコミュニケーションをうまくとるためには、「コミュニケーションは感情や知覚など人間的なプロセスであることを理解し、相手の立場や期待を知り、相手に合わせてこちらの要求を伝える必要がある」と述べています。つまり”相手の理解できる手段”で、”相手の期待することの範囲内”で、要求を伝えることがコミュニケーションをうまくとる秘訣というわけです。

「以心伝心」が基本の、日本人のコミュニケーションスタイル

コミュニケーションスタイルの分類の1つに「ハイコンテクスト文化」と「ローコンテクスト文化」があります。

コンテクストとはコミュニケーションの基盤である言語・文化・共通知識・価値観・考え方を意味します。

ハイコンテクスト文化とは、このコンテクストの共有度が高く、多くを語らなくてもお互いが相手のも意思を察しで、なんとなく通じてしまう環境のことを言います。日本は世界で最もハイコンテクストな文化といわれています。「以心伝心」、「あうんの呼吸」、「一を聞いて十を知る」という言葉があるように、日本人はあまり伝える努力をしなくても相手に伝わるコミュニケーションに慣れているのです。

一方、欧米はローコンテクスト文化といわれています。異文化や異民族との接触の歴史などから、共通のコンテクストがない相手とのコミュニケーションが多くなります。そのため言語によるコミュニケーションの重要性が高く、論理的で曖昧さのない話し方を身につけることが大事とされています。

画像:「以心伝心」が基本の、日本人のコミュニケーションスタイル

コラボレーションは異文化交流?

ビジネスの場では、いろいろな部門や専門性を持つ人が集まってプロジェクトチームを組むことが増えています。プロジェクトチームは、「異なる専門性や知識を持つ人たちが、目標に向かって協力し、新しい価値を生み出すこと」を目的として立ち上げられます。まさにコラボレーションを代表する形の1つです。

しかし、異なる分野の人が集まる場合、背景知識や文化がばらばら、つまり「ローコンテクストな状態」になることもが多くなります。以心伝心を期待しても伝わらない環境なのです。こうしたコラボレーションの場面でこそ「コミュニケーション」が重要になります。

ドラッカーのコミュニケーションの秘訣は「ローコンテクスト文化」に慣れていない私たち日本人が、コミュニケーションを上手くとるための大きなヒントになるのではないでしょうか?

RICOH SUMMARY

企業が競争に勝つために必要な「コミュニケーション」と「コラボレーション」。コミュニケーションは、自分の考えを相手に伝え、さらに相手が理解して共通の考えとなることを言います。一方、コラボレーションは、異なる専門性や知識を持った人たちが1つの目標に向かって協力し、新しい価値を生み出すことを指します。一見、異なるように見える2つの言葉ですが、実は密接に関係しており、コラボレーションを実現するためには、「メンバーが正しく情報を共有していること(コミュニケーション)」が重要になります。

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