広島市郊外の豊かな緑に恵まれた教育環境のなか、広陵高等学校様は校訓である「質実剛健」と校祖・鶴虎太郎氏が唱えた「教育は愛なり」という理念のもとに、他者を思いやる優しさとともに、たくましい精神と身体を養う文武両道の教育を行っています。同校は、117年を越える長い歴史のなかで、高校野球の強豪として全国に知られていますが、伝統に甘んじることなく、ITを利用した業務改革などを積極的に推進。たとえば、ペーパーレス会議システム『RICOH Smart Presenter』による職員会議の効率化や情報セキュリティ対策、コミュニケーションの活性化に取り組んでいます。
学校法人 広陵学園 広陵高等学校様にとって、ITを利用し今まで以上に学内のコミュニケーションをより活性化することは、ここ数年の重要な課題でした。そうしたなか、2013年に同校では生徒用・教職員用サーバー環境の入れ替えを実施することになりました。「会議資料作成などの作業を軽減するために高機能プリンターを導入するか、もしくは情報の電子化を進めて業務の効率化し、コミュニケーションが活発に行えるようにするのか。検討を重ねました」(堀様)。その結果、より一層の電子化を推進する方針を決定。ペーパーレス会議システムなどを新たに導入することになり、教職員一人ひとりに軽量なiPad mini 91台を支給しました。
学校法人広陵学園 広陵高等学校
教頭
国貞 和彦 様
広陵高等学校様では、iPad miniの環境を活かすため、複数の会社にペーパーレス会議システムの提案を求めました。「リコージャパンに一番早く真摯な対応をしていただきました。これなら任せて大丈夫だと思いました」()。実際、問い合わせの時点では『RICOH Smart Presenter』はiPad miniに対応していませんでしたが、リコージャパンとリコー開発部門の迅速な対応により、iPad miniでの検証を経て実稼働を可能にしたのです。また、画面上に手書きでコメントが入れられる「メモ書き機能」も選定の決め手として高い評価をいただきました。
学校法人広陵学園 広陵高等学校
教頭
5月時点で、『RICOH Smart Presenter』を使用したペーパーレス会議を2回開きました。「会議資料のダウンロードや閲覧も問題なく、非常に使いやすいと感じています」(国貞様)。「重要な議題については、共有モードで発表者と参加者のページめくりを同期させ進行の無駄を省き、会議の短縮化にもつながっています。また報告中心の議題ではページめくりが非同期の個人モードに切り換え、より自由度のある会議を行っています」(堀様)。会議資料の登録についても「特にマニュアルを見ることなく、普段使いなれたWebブラウザ操作の感覚で、スムーズに行えます」()。
また会議では、生徒の成績情報や進路相談の内容、生徒名簿など、個人情報を扱うため、従来は配布した紙の資料を会議終了後に回収し、シュレッダーにかけるという手間と紛失の心配がありました。「このシステムなら、機密情報が紙で残らないし、会議終了後にデータが保存できないように設定することもできるので素晴らしいと思います」()。「使いやすいので、2学期以降は不要な紙をさらに減らすペーパーレス会議への移行が可能だと思います。そうすれば大幅な印刷用紙の削減と手間が省けることになるでしょう」(国貞様)。
学校法人広陵学園 広陵高等学校
主幹教諭
堀 正和 様
よりよい学校運営を目指して情報の電子化に積極的に取り組まれ続けられている広陵高等学校様は、「ペーパーレス会議システムにより、会議自体が効率よく活発になり、先生同士のコミュニケーションの活性化にもつながっています。そして皆が改革への共通認識をもつようになり、一体感が生まれています」(堀様)。システムの波及効果は、より質の高い教育の提供と保護者様の安心感の醸成を目指し、さらなる革新を進める同校の期待に応えるものとなっています。「本校が生徒様に高い満足を得ている一番の理由は面倒見の良さです。リコージャパンにも、より密着したサポートをお願いしたいですね」(国貞様)。「今後もドキュメントのプロとして、紙と電子のバランスがとれたソリューションを期待しています」()。
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導入システム・サービス