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お客様事例

画像:戸田中央総合病院 様

処方せんなどの印刷文書を病院内の目的のプリンターに出力したい。戸田中央総合病院様の要望を実現したのがリコーのキーワード振り分け印刷ソリューション「RICOH Rule Based Print」だ。電子カルテ/オーダリングシステム上で作成する処方せんなどの文書に含まれる病棟名など、設定したキーワードや時間・曜日をもとに自動的に出力先を振り分けて印刷。この仕組みにより、医師と看護師の効率的な診療業務をサポートする。

お客様の取り組み

がん診療連携拠点病院の認定や救急患者様の受け入れに注力

 1962年に開設された戸田中央総合病院は、埼玉県南部の急性期病院として地域医療に貢献してきた。埼玉県南部地域は人口が急激に増加してきただけでなく、今後は高齢化が急速に進んでいくことが明らかなため、高度医療を担う同病院への期待は大きい。
 同病院の特徴の1つは、がん診療に力を入れていることだ。県内の他の病院では少ない緩和ケア病棟の併設や、乳がんに特化したブレストケアセンターを設けるなど独自の取り組みにより、2010年4月に埼玉県がん診療指定病院に認定された。さらに2015年4月から国のがん診療連携拠点病院に認定。「民間病院では国の認定は珍しく、地域のがん診療の基幹病院として高い専門性が評価されたと自負しています」と院長の原田容治氏は力を込める。
 また、救急搬送される患者様の受け入れが社会的な課題になるなか、埼玉県では「傷病者の搬送及び受入れの実施に関する基準」(6号基準)を設け、救急患者様を受け入れる医療機関の確保を進めている。同病院は年間5000件以上の救急患者様を受け入れているが、さらに6号基準の医療機関として選ばれた。
 該当の医療機関は受け入れが困難な疾病は事前に報告しておくことができる制度になっているが、「原則として救急患者様の受け入れを断らないため、医師や看護師の負担は大きくなります。しかし、救急を受け入れる意識を持つことで、勤務医としての意欲の向上にもなると考えています」と原田氏は話す。
 同病院は「より質の高い医療」を目指し、病院の機能や体制、行われている医療の経過とその結果を数値化した「質指標」(Quality Indicator)を用いて自己評価することにより、さらなる改善につなげる活動を行っている。QIを担当する専門部署を設けるほか、「専門性の高い医師と認定看護師を増やしていけるようにバックアップしています」と原田氏は強調する。現在、10名の認定看護師がおり、さらに技師などにも専門性の高い資格取得を支援しているという。

画像:戸田中央総合病院 院長 原田 容治 様 戸田中央総合病院
院長
原田 容治 様
画像:戸田中央総合病院 看護部看護課 課長 岩本 みどり 様 戸田中央総合病院
看護部看護課 課長
岩本 みどり 様

導入の背景

診療業務になくてはならないプリンターの自動振り分け

画像:戸田中央総合病院サービス利用画像

 戸田中央総合病院の医療活動をサポートするのが医療情報システムである。早くから医事会計システムやオーダリングシステムを導入し、2014年12月から電子カルテシステムの稼動を開始した。こうしたシステムの活用で欠かせないのが処方せんなどを印刷するプリンターである。
 同病院では、医師が電子カルテシステム上で薬剤や注射などの処方せんを作成し、ルール(処方せんに含まれる「病棟」などのテキスト情報)に基づいて病院内の目的のプリンターへ自動的に振り分けて印刷する仕組みを整備。医師は指示を出すたびに印刷先の選択や印刷設定の変更などの端末操作が不要になる。また、看護師は医師のもとへ処方せんを受け取りに行く手間がなくなるなど、効率的な診療業務を可能にしている。
 医師からの指示を受けて患者様に対応する看護課長の岩本みどり氏は「プリンターの自動振り分けは、医師や看護師にとって当たり前になっており、なくてはならない機能です」と利用者が意識しないで運用されていることを強調するが、この仕組みを実現するまではシステムの変遷とともに紆余曲折があったようだ。
 2010年に現在の電子カルテシステムの機能に含まれるオーダリングシステムをリプレースしている。それ以前のオーダリングシステムはオーダーメイドのため、プリンターの出力先を自動的に振り分ける機能をカスタマイズし実現していた。ところが、「リプレースしたオーダリングシステムはパッケージ製品のためカスタマイズできず、プリンターの自動振り分け機能が使えなくなることが判明したのです」と、医療情報システムを担当する中央病歴管理室の坂本昌志氏は当時の経緯を説明する。
 同病院では電子カルテ/オーダリングシステム用に、リコーのモノクロレーザープリンター(A4版/A3版対応)を中心に約150台のプリンターを導入。外来や病棟のプリンターで出力される印刷物は1日に数千枚に及ぶという。出力先の自動振り分けができなくなることによる業務の影響は測り知れない。そんな時に電子カルテシステムのベンダーから提案されたのがリコーの印刷ソリューションである。

導入の効果

処方せんの運搬が不要で医師・看護師は業務に専念

画像:戸田中央総合病院 中央病歴管理室 副主任 坂本 昌志 様 戸田中央総合病院
中央病歴管理室 副主任
坂本 昌志 様
画像:戸田中央総合病院 中央病歴管理室 係長 佐藤 幸司 様 戸田中央総合病院
中央病歴管理室 係長
佐藤 幸司 様

 リコーのキーワード振り分け印刷ソリューション「RICOH Rule Based Print」は病院内の運用や業務フローに合わせ、処理条件とその時のアクションを「ルール」として設定。キーワードや時間・曜日などを条件として出力したいプリンターへの自動振り分けを実行する。特定の電子カルテシステムなどに依存することなく利用できる。
 同病院では処方せんなどの印刷文書に含まれるキーワード(病棟名・階)に応じて出力先を振り分ける。キーワードが「D3」であれば、「私が常駐するD館3階のスタッフステーションのプリンターに処方せんが出力されるので、担当の看護師にすぐ入院患者様の処置を伝えることができます」(岩本氏)。
 自動振り分け印刷は処方せんなどを受け取る看護師だけでなく、電子カルテシステムと組み合わせて活用することで「医師の診療業務も楽になるはずです」と岩本氏は話す。例えば入院患者様の処置が急に必要な場合、看護師は医師に電話連絡する。医師は院内のどこからでも電子カルテシステムで患者様の状況を確認し、処方せんを作成。処方せんに記載された病棟・階のプリンターへ出力先が振り分けられ、迅速かつ的確な対応が可能になる。
 離れた病棟などで使用する処方せんを運ぶ手間を減らすことも可能だ。中央病歴管理室係長の佐藤幸司氏は「当病院は増改築を重ねており、外来までの移動に時間がかかる病棟もあります。もし、自動振り分け印刷ができなければ、処方せんを運ぶ看護師や職員の負担も大きくなっていたかもしれません」と指摘する。RICOH Rule Based Printの活用により、看護師の負荷を軽減し、本来の看護業務に専念することができるという。

新たな取り組み

ミスを未然に防止する印刷振り分けソリューション

 坂本氏は「ミスを未然に防ぐという意味でも自動振り分け印刷は画期的な仕組みです」と評価する。目的の出力先と異なるプリンターに印刷したり、処方せんを運ぶ途中で紛失したりするリスクを解消できるからだ。加えて、同病院では確実でスムーズな業務を行えるよう様々な工夫をしている。例えば医師が処方せんの出力操作をした際、出力先のスタッフステーションに電話連絡して確認を促したり、「スタッフステーションの看護師が常にプリンターを確認したりすることで、処方せんを滞留させないように努めています」(岩本氏)。
 同病院では電子カルテシステムが導入されているが、岩本氏は「チェックなどで紙は欠かせません」と強調する。電子カルテシステムの端末でも検査済みかどうか確認することは可能だが、画面だけではチェックが難しく、電子カルテと紙をうまく活用していく必要があるという。そして、原田氏は「電子カルテなどの情報を共有しながら、チーム医療を進めることができます。さらに、蓄積された臨床データを活用することで、診療内容の向上に役立てられます」と医療情報システムの利活用を展望する。
 リコーはプリンターとそれに関わるソリューションを通じ、引き続き戸田中央総合病院様の医療活動に役立つ提案を続けていく考えだ。

お客様プロフィール

画像:戸田中央総合病院

戸田中央総合病院

  • 所在地 埼玉県戸田市本町1-19-3
  • 開 設 1962年8月
  • 病床数 492床(2015年7月31日現在)
  • 診療科目 内科、外科、小児科など29科目のほか、禁煙外来などの専門外来がある
  • 導入機器 モノクロプリンター IPSiO SP 6110/4010
     キーワード振り分け印刷ソリューション RICOH Rule Based Print
  • 1都4県で医療・介護・福祉を展開する戸田中央医科グループ(TMG)の基幹病院。「愛し愛される病院」を理念に、地域に密着した急性期病院として「安心で安全な医療」を目指すとともに、医師や看護師、技師らの専門性を高め、QI(Quality Indicator)による「医療の質の向上」などに取り組む。
  • URL:http://www.tmg.or.jp/

本ページに掲載されている情報は、2015年9月現在のものです。

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