中小企業こそSNSを活用しよう-YouTube編-

From: バックオフィスラボ

2022年01月27日 08:00

この記事に書いてあること

「YouTubeはユーチューバーと呼ばれる人が動画を配信していて、成功すれば凄い広告収入をもらえる動画サイト」こんな印象を持っている人は多いでしょう。
しかしこのYouTube、企業のマーケティングツールとして現在大きな注目を集めています。

マーケティングツールと言っても、企業が動画を作って配信しユーチューバーのように広告収入を得るということではありません。また、広告のような動画をYouTubeで配信し、商品を直接売るということでもありません。

企業が行うYouTubeの活用とは、動画を通じて自社サイトや自社が行っているSNSなどへアクセスしてもらい、見込み客として期待できる方々とつながることが目的です。

中小企業がYouTubeで広告活動をを行うことのメリット

安価で効果を出すことができる

中小企業は広告に大きな予算をとることはできません。
テレビCMなどは1回の放送で最低でも数百万円~数十万円の費用がかかります。

しかしYouTubeなら、動画制作に多少のお金はかかるものの、アップロードは無料で行うことができます。さらに一過性の広告とは異なり、その動画はYouTube上でずっと観ることができます。

多くの情報を、分かりやすく伝えることができる

YouTubeは動画の配信ですので、画像や文章での情報告知よりも多くの情報を伝えることができます。
また、文字をきちんと読んでもらうような作業も不要なため、視聴者にとっては情報を受け取りやすい楽な形で伝えることができます。長さも自由なので、伝えたい情報をしっかりと伝えることができます。

各階層に細かくアプローチできる

YouTubeからは、視聴されている地域、時間帯などさまざまなデータを取得することができます。
そのため自社がアプローチしたい層に合わせた動画を、反応・効果を見きわめながら配信していくことができます。

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YouTubeを始めるために

企業チャンネルの開設

企業がYouTubeを行うには、まず自社の企業チャンネルを開設することが必要です。チャンネル開設自体は無料です。

自社のチャンネルを開設し、動画をアップすることで、視聴者に気に入ってもらえれば「チャンネル登録」をしてもらえるなど自社のファン、少なくとも自社に興味を持っていただける方(将来の見込み客)につながることができます。

SNSと連動させる

冒頭でも述べた通り、YouTubeを介して商品を直接売ることは、今のところ考えにくいケースです。YouTubeを開設するときには、観ていただいた方を誘導する受け皿となるSNSを必ず用意しておきましょう。

SNSはYouTubeよりも拡散性に優れています。つまりSNSと連動することで、多くの方に動画の存在を知ってもらうことができます。逆にYouTubeからSNSに行ってもらうことで、視聴者と双方向の関係を築くこともできます。

そのため動画内でも、積極的に「チャンネル登録」やSNSへの登録を訴求するように心がけましょう。

「面白い!」が一番

企業がコンテンツを制作する場合、どうしてもクオリティーを求めてしまう傾向があります。
しかしYouTubeを視聴する方々にとっては、「楽しい内容」であることが一番です。お金をかけてしっかりした動画を作るよりも、安価なものであっても面白ければ観てもらえる可能性が高まります。

お金をあまり使えない中小企業にとってYouTubeはアイデアで勝負できる、ありがたい存在であるといえます。

目的は「ファン作り」

リストを集める

YouTubeで動画を配信する大きな目的なファンを作り、ファンとつながることです。SNSへの誘導もその方法の一つですが、リスト作りもぜひ行いたいことの一つです。
しかし、単に動画で楽しいコンテンツを提供したり、SNSでつながっているだけでは、なかなかリストを作ることは困難です。そこで考えられるのがプレゼント。例えば

  • 詳しい資料を期間限定でプレゼント

  • メルマガ登録でプレゼント

といった情報を、動画内や動画が終わったときに告知したり、概要欄にリンクを載せたりすることでメルマガ登録に繋げます。

配信した動画の評価

動画の評価は再生回数だけでなく、視聴完了数も見る

YouTubeに配信した動画をどう評価するのかも、企業にとっては難しいところです。もちろん再生回数が多いか少ないかは大切な評価の一つとなりますが、始めたばかりでは、多くの方に動画を見ていただけることは難しいのが正直なところ。

ここで大切なのが視聴完了数です。視聴完了数とは、最後まで動画を見てくれた方の数。つまり動画の内容にしっかりと興味を持ってもらえたという評価がこの数字です。つまり将来の見込み客につながる可能性が多いという数字でもあります。

もちろん再生回数が増えても同じなのですが、初期の段階では特に視聴完了数は重要です。

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