Gemini(ジェミニ)の使い方ガイド|始め方や活用事例を紹介
公開日:2026年06月19日
更新日:2026年06月23日
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近年、生成AIは日常生活だけでなく、ビジネスシーンにも活用されてきています。そこで今回は、Googleが開発した生成AI「Gemini」の使い方や具体的な活用事例などについて解説します。この記事を参考にして、ご自身の業務にもお役立てください。
生成AI:Gemini(ジェミニ)とは
「Gemini」とは、Googleが開発・提供している生成AIです。
生成AIは、ユーザーが入力した情報に応じて適切な回答を出力する技術を指しますが、Geminiはテキストに加えて画像や動画、音声、さらにプログラミング用のソースコードまで扱えるマルチモーダル型という生成AIに分類されます。
また、Google DeepMindなどの研究成果を基盤に、多様な公開データやライセンスデータ、人間が作成した学習データを組み合わせて訓練されており、幅広い場面で信頼性のある応答が期待できるAIモデルです。
Geminiの概要
Geminiは基本的に無料で利用できますが、有料プランに移行することで、より高性能な言語モデルや追加機能を利用することができます。
この「Gemini」というサービスは、もともとGoogleが提供していた生成AIサービス「Google Bard」を前身としています。
Bardは2023年3月に公開され、その後も機能拡張が進められてきましたが、2024年2月に名称と基盤モデルを刷新し、Geminiとして新たに提供されるようになりました。
Bardでは大規模言語モデル「PaLM 2」が搭載されていましたが、Geminiでは製品名と同じ名前の言語モデル「Gemini」が採用され、テキストに加えて音声や画像なども扱えるマルチモーダル対応が実現されています。
Geminiの使い方
生成AIを利用する人は増えてきていますが、まだ使ったことがないという方も少なくありません。今後はビジネスの現場でも生成AIが幅広く活用される可能性が高いため、本格的に触れる前にGeminiの基本的な使い方を押さえておくと安心です。
新規アカウントの作成・ログイン
Geminiを利用するには、無料版であってもGoogleアカウントが必要です。アカウントをお持ちでない場合は、あらかじめ作成しておきましょう。
Googleアカウントにログインした状態であれば、そのまますぐにGeminiを使い始めることができます。ログアウト状態でアクセスした場合は、再度ログインが求められます。
Geminiの使い方(PC)
PCからGeminiを利用する場合は、公式サイトにアクセスすればすぐに利用を開始できます。
画面上の入力ボックスに質問や相談内容を入力すると、Geminiが自然な応答を返してくれます。もし生成AIを初めて使うのであれば、「何ができますか?」といったシンプルな質問から試してみるのもおすすめです。
生成AIに投げかける質問や指示は「プロンプト」と呼ばれます。プロンプトの工夫によって返答の内容や精度が変わるため、結果がイメージと違う場合は、指示の仕方を少し変えて再度試してみましょう。
参考:Gemini公式サイト
Geminiの使い方(スマホ)
Geminiはスマートフォンからも利用できます。iOSでもAndroidでも基本的な使い方は共通しているので、どちらの端末でも同じように操作できます。PC版と同様にGoogleアカウントがあればすぐに始められますが、操作感にはいくつか違いがあります。
スマホの場合は専用アプリ(Geminiアプリ)やGoogleアプリのGeminiタブからアクセスでき、外出先や移動中でも手軽に使えるのが特徴です。入力方法はキーボード入力に加えて音声入力にも対応しており、PCよりも直感的に操作できる点が強みといえます。
さらに、スマホでは位置情報を活用した回答も可能です。たとえば「近くのカフェを教えて」といった質問をすると、端末で設定した位置情報をもとに結果を提示してくれます。これはPC版にはない便利な機能です。
Geminiが得意なこと
ビジネスでGeminiを活用するにあたっては、まず「何が得意で、どんな分野で力を発揮できるのか」を理解しておくことが重要です。得意な領域を押さえることで、適材適所で業務に取り入れやすくなります。
テキストの処理
Geminiはテキストデータの処理を得意としています。ユーザーが入力した文章を理解し、要約・翻訳・質疑応答・文章作成など、さまざまな形で活用できます。
たとえば会議の文字起こしデータを入力すれば、要約や議事録作成を自動化できます。人手で行うと時間のかかる作業も効率化できるため、担当者は確認や仕上げに集中できます。ただし、生成AIの出力は常に完璧ではないため、内容のチェックは欠かせません。
大量の情報の処理
Geminiは大量の情報をまとめて処理するのも得意です。膨大な資料や長時間の会議の文字起こしなど、人間が目を通すには時間がかかる内容を短時間で整理し、必要な形で出力できます。AIにも一定の処理時間はかかりますが、ユーザーが複雑な操作をする必要はなく、その間に他の業務を進められるのが利点です。
Webコンテンツの理解
Geminiは、ネット上の情報を活用する場面でも役立ちます。Google検索と連携し、公開されているWebコンテンツを参照しながら文章を作成したり、要約を提示したりできます。
ユーザーがURLを指定すれば、そのページの内容をもとに回答できる場合もあり、情報収集や資料作成にかかる手間を減らすことが可能です。
画像の認識
Geminiは画像を入力として処理することも可能です。
たとえば「大きな木が3本立っている」「女の子が笑っている」といったように、画像に含まれる内容を把握し、説明や関連情報を提示してくれます。従来のツールでは難しかった画像理解を活かすことで、活用の幅が広がります。
他の生成AIとの違い
Geminiは幅広い場面で活用できる可能性を持つ生成AIですが、生成AIに分類されるサービスはGeminiだけではありません。ビジネスに導入する際は、他の生成AIとの違いを理解しておくことが重要です。
ChatGPTとの違い
「ChatGPT」はOpenAIが開発・提供している生成AIサービスです。有料プラン(ChatGPT Plus)ではより高性能なGPT-5を利用できる他、画像入力や画像生成(DALL·E)、音声でのやり取りといったマルチモーダル機能にも対応しています。
Geminiもマルチモーダルに対応したモデルで、テキスト・画像・音声・映像・コードなど複数のデータ形式を統合的に理解・処理できるよう設計されています。これはGoogle DeepMindがPaLM 2やLaMDAの後継として開発した次世代モデルならではの特徴です。
ChatGPTとの違いを挙げるとすれば、GeminiはGoogle検索やGoogle WorkspaceといったGoogleのサービスとの統合性が高い点です。検索結果の活用やドキュメント作成などと組み合わせて利用しやすく、情報収集から業務活用までをスムーズに結びつけやすい特徴があります。
Microsoft 365 Copilotとの違い
Microsoftは法人向けに「Microsoft 365 Copilot」を提供しています。Word・Excel・PowerPoint・Outlook・TeamsといったMicrosoft 365アプリに直接組み込まれており、日常的にOffice製品を使っている組織であれば、AI機能をシームレスに活用できるのが大きな強みです。
一方でGeminiはGoogleが提供しており、Google検索やGoogle Workspaceなど、Googleの各種サービスとの連携に強みがあります。どちらを選ぶか迷った場合は、普段使っているビジネスツールとの相性を基準に判断するとよいでしょう。
Claudeとの違い
「Claude」はAnthropic社が開発・提供する生成AIサービスです。Anthropicは元OpenAIのメンバーによって設立された企業であることから、ChatGPTと比較されるケースが多いサービスでもあります。
ClaudeはAPIを通じて利用しやすい点が評価されています。また、長文の処理能力や、安全性を重視した設計(憲法AIのアプローチ)が特徴です。性能評価においては、テストによってChatGPTを上回るスコアを示すこともあり、その実力に注目が集まっています。
また、日本語にも対応しているため、Geminiと同様に国内のユーザーでも問題なく利用できます。
Geminiの活用シーン
Geminiには幅広い機能が備わっており、ビジネスのさまざまな場面で活用することができます。導入を検討する際には、具体的にどのようなシーンで力を発揮できるのかを理解しておくことが重要です。ここでは代表的な活用例を紹介します。
企画立案・アイデア創出
新規事業の立案や商品企画、マーケティング戦略の策定などは、ビジネスにおいて特に頭を悩ませやすい作業です。ゼロから独自性のあるアイデアを出すのは時間も労力もかかります。
Geminiは、企画の方向性を考えるためのヒントを提示したり、既存の市場事例をもとに新しい視点を提案したりすることが可能です。たとえば「若年層向けの新しいサブスクリプションサービスを考えたい」と入力すれば、価格帯・提供内容・競合との差別化といった観点を整理してくれます。これにより、ブレインストーミングの段階で多様なアイデアを効率的に得ることができます。
文書・資料作成の効率化
企画がまとまった後には、必ずプレゼン資料や提案書の作成が必要になります。良いアイデアを持っていても、資料の質が低ければ関係者に十分に伝わりません。
Geminiを活用すれば、プレゼンのアウトライン作成や資料に載せる文章の草案を自動生成できます。たとえば「マーケティング施策のプレゼン資料の骨子を作って」と依頼すれば、章立てや主要メッセージを提示してくれるため、ゼロから考えるより短時間で形にできます。担当者はその叩き台をもとに、デザインや表現のブラッシュアップに集中でき、結果的に資料全体の完成度を高められます。
画像データの活用
Geminiは、入力された画像を解析してその内容を説明したり、画像に含まれる文字を抽出したりすることができます。たとえばプレゼン資料に挿入するグラフを読み込んで「売上が右肩上がりで推移している」と要約させたり、紙の資料を写真に撮ってテキスト化する、といった使い方が可能です。
こうした機能を活用すれば、人手で行っていた確認や転記作業を効率化でき、担当者は結果の解釈や資料づくりに集中できます。
情報収集の迅速化
経営判断や提案資料の作成には、常に最新の情報が欠かせません。しかし担当者が手作業で検索し、複数のサイトを読み込んで要点をまとめるには時間がかかります。
GeminiはGoogle検索と連携しているため、指定したトピックに関する情報を整理して提示できます。たとえば「生成AIを活用した最新の事例を教えて」と尋ねれば、関連する情報を短時間でまとめてくれる場合があります。また、URLを入力して要約を依頼できるケースもあり、ニュース記事やレポートを効率的に把握する助けとなります。こうした機能により、担当者は情報収集にかかる時間を減らし、意思決定や資料作成により多くの時間を割けるようになります。
多言語対応の効率化
グローバル化が進む中、外国語でのコミュニケーションや資料作成は多くの企業で課題になっています。翻訳ツールは存在しますが、文章量が多い場合や専門用語が多い場合は効率的に対応できないこともあります。
Geminiには翻訳機能が備わっており、日本語から英語への翻訳や、英語から日本語への翻訳を即座に行うことができます。たとえば海外の調査レポートを日本語に翻訳して要約したり、日本語で作成した提案書を英語に変換して海外の取引先に提出したりといった業務を効率化できます。これにより、外国語スキルが十分でない担当者でも国際的な業務に対応できるようになります。
エンジニアのプログラミング支援
システム開発や業務改善の場面では、ちょっとした自動化ツールやアプリケーションを作りたいというニーズが多くあります。しかし、プログラミングには専門的な知識が必要で、エンジニアのリソースを割けないことも少なくありません。
Geminiはソースコードの生成や関数の提案が可能です。たとえば「CSVデータを読み込んで集計するPythonスクリプトを書いて」と依頼すれば、実用的なコードを生成してくれます。これにより、専門知識が不十分でも小規模な自動化を実現でき、エンジニアはより高度な開発に集中できます。
Geminiと外部ツールを使い分けて業務を効率化しよう!
業務を効率化するには、目的に応じて適切なツールを使い分けることが大切です。
Geminiは企画立案や資料作成、情報収集など幅広い用途に活用できますが、会議や打ち合わせの記録・共有といった場面では、専用ツールを利用する方が効率的な場合もあります。
たとえば toruno はリコーが提供する会議の文字起こし/要約サービスで、「録音・文字起こし・議事録作成・要約・メンバー共有」を一括で行えるのが特長です。
Web会議だけでなく、対面会議でも使えます。また、画面キャプチャ機能もあり、プレゼン等でモニターに表示されている画面も自動キャプチャでき、音声・文字起こし結果とともに会議を丸ごと保存できます。
操作もシンプルで、誰でもすぐに使える点が評価されています。
1クリックで会議やセミナーの発言・会話をすぐにテキスト化しまるごと記録。会議の振り返りや共有が劇的に変化。生成AIで議事録作成も効率化。
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