
MP3や動画ファイルを文字起こしする方法!おすすめツールも紹介
2025年06月03日 07:00
この記事に書いてあること

編集・監修:toruno編集部
1クリックでAIが会議やセミナーの発言・会話をすぐにテキスト化して表示し、まるごと記録!会議やセミナーの振り返りや共有が劇的に変化します!
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MP3ファイルの音声を、テキストファイルに文字起こしする方法を紹介しています。その他にもおすすめツールと使い方、文字起こしツールを使用する時の注意点も掲載していますので、是非参考にしてください。
MP3の文字起こしにはアプリ、ツールが必要
MP3ファイルを手作業で文字に起こすのは手間がかかり、例えば会議の議事録を作成のたびに毎回毎回やるのは生産的ではありません。そこで便利なのが文字起こしアプリです。文字起こしアプリはその名の通り自動で文字起こしを行ってくれるアプリで、AIが音声データを認識してテキストに変換してくれます。Webブラウザやスマホ/タブレットのアプリからMP3ファイルをクラウドにアップロードして文字起こしするものがあります。
おすすめの文字起こしツール
MP3や動画を文字起こししたいときに使える、便利な文字起こしツールを8つ紹介します。無料で使えるものもあるので、ぜひ参考にしてください。
toruno
「toruno」はMP3やm4aファイルをはじめとする音声ファイルをアップロードするだけで自動で文字起こしをしてくれるアプリです。動画ファイルにも対応しています。また、ファイルアップロードの他にリアルタイムでの文字起こしも可能となっており、様々なWeb会議サービスも文字起こしできます。
辞書機能もありAIが苦手な専門用語や会社独自の用語なども、登録することで正しく文字起こしができるのが特徴のひとつです。
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Googleドキュメント
「Googleドキュメント」は、Googleが提供するオンライン型の文書作成ツールです。これ自体は文字起こしするツールではないのですが、音声入力機能を使ったリアルタイム文字起こしであれば可能となります。パソコンのステレオミキサーを使って録音データからの文字起こしも可能ですが、設定には手間がかかる場合もあります。Googleドキュメントは上記の機能を無料で利用できるので、コストをかけずに文字起こししたい場合はトライしてみましょう。
Googleドキュメント使った文字起こしの手順は下記の記事で紹介していますので、参考にしてください。
Googleドキュメントは会議や音声データなどから簡単に文字起こしすることができます。これにより議事録作成などの作業を効率化することができます。Googleドキュメントの使い方や、文字起こしの際の注意事項などを解説します。
LINE WORKS AiNote
「LINE WORKS AiNote」は、AI音声認識アプリにより録音から文字起こしを行うツールです。
従来は「CLOVA Note」としてβ版でサービス提供していましたが、2024年11月に「LINE WORKS AiNote」として正式リリースされました。
話者分離機能やAI要約機能、登録機能などを利用できます。
お試しができる無料版の他、ソロ、チーム、ビジネス、エンタープライズのプランが用意されており、用途に応じて選択することができます。
LINE WORKS AiNoteの公式サイトはこちら
notta
「notta」は、音声ファイルからの文字起こしだけでなくリアルタイム文字起こしにも対応しているツールです。AIにより重要ポイントを自動抽出・要約することもできます。インストール不要のWeb版と、スマホアプリ版、Cromeの拡張機能でも利用できます。無料版では月当たり120分利用できますが、1回あたりの文字起こしは3分までです。
有料版ではこれらの制限が拡張されますので、各プランの制限内容を確認して使用感に応じたプランを選択しましょう。
nottaの公式サイトはこちら
文字起こしさん
「文字起こしさん」は、音声や動画ファイルだけでなく、画像ファイルからも文字起こしが可能なツールです。豊富なファイル形式に対応しており、音声と動画は8種類ずつ、画像は6種類のファイル形式に対応し、PDFデータからも文字起こしできます。無料お試し版では、文字起こしの利用が、音声の最初の3分までとなるため、3種類の有料プランから文字起こしのニーズに合わせて最適なプランを選択しましょう。
文字起こしさんの公式サイトはこちら
Rimo Voice
「Rimo Voice」は、日本語に特化したAIで文字起こしするツールです。音声や動画ファイルからの文字起こしだけでなく、マイク機能でその場での録音もできます。音声データとテキストが同期しているため、文字を選択すると該当部分の音声を聞き返すことが可能です。個人向けプランは完全従量制で料金設定されており、法人向けプランは要問合せとなっています。
Rimo Voiceの公式サイトはこちら
MyEdit
「MyEdit」は、音声データをアップロードして文字起こしするツールです。オーディオ編集ツールですが、文字起こし機能など音声データを使ったさまざまな編集作業ができます。アップロードできる音声ファイルは最大90分・900MBまでなので、長時間の会議の録音データには向いていません。無料プランには一部制限がありますが、ビジネス用途では有料プランをご利用いただくことで、より充実した活用ができるでしょう。
MyEditの公式サイトはこちら
PCでMP3の文字起こしを行う方法(torunoの場合)
今回は、torunomをPCで使った場合のMP3の文字起こし方法を紹介します。
torunoにログイン
「toruno」を利用するには、まず会員登録(無料)をしてログインしましょう。手順は以下の通りです。
- 1.torunoのサイト(※)より「ログイン」をクリックする
- 2.「新規登録画面へ」をクリックする
- 3.メールアドレスとパスワードを入力して「同意して新規登録」をクリックする
- 4.確認コードが添付されたメールが届くので、コードを確認して入力する
- 5.登録完了を確認し、ログイン画面を開く
[音声ファイルをアップロード] からMP3をアップロード
ログイン後、「会議ログ一覧」の画面にアクセスします。個人の場合は画面右下に、ビジネス契約の場合は左のメニューから「チーム」からチーム名を選択した後同じく右下に「ファイルをアップロード」ボタンが表示されますのでこちらを選択しましょう。
詳しい使用方法や対応ファイル、条件は、以下の記事よりご確認ください。
音声・動画ファイルの文字起こし方法 | torunoヘルプセンター
手持ちのファイルが以下の条件に当てはまっていない場合は、形式の変換やサイズの圧縮をする必要があります。
また、リアルタイムでの文字起こしもできるので、ファイルを再生しながら文字起こしするという方法もあります。
処理が終わったらファイルとして保存する
「会議ログ一覧」 画面にアップロードしたファイルの記録と共に「文字起こし中」の文字と「完了時刻(目安)」が表示されます。その時刻以降に記録を開くとファイルとして保存できますので、会議ログ画面の右上のダウンロードボタンを押すことで、「Wordファイル」、「テキストファイル」、「CSVファイル」での書き出しが可能です。
ダウンロード機能について | torunoヘルプセンター
スマホでMP3の文字起こしを行う方法(torunoの場合)
ここではtorunoをスマホで使い、文字起こしをしていく流れを解説していきます。
torunoにログイン
スマホのwebブラウザからtorunoにログインすることにより、スマホからでも自動文字起こしを行うことができます。
スマホのボイスメモで録音した音声を文字起こししたい場合は、PCに共有する必要がないのでスマホから行うのが便利です。
ログイン方法は「PCで文字起こしを行う方法」で説明したのと同様で、新規無料会員登録をしてログインします。
[ファイルをアップロード] からMP3をアップロード
こちらもPC版と同様で、「会議ログ一覧」の画面にアクセスした後「音声ファイルをアップロード」ボタンを選択することでアップロード可能です。
PCと違いドラッグ&ドロップでアップロードができませんので、「ファイルをアップロード」のモーダルが表示されたら「ファイルを選択」を押してスマホのフォルダからアップロードしましょう。
また、ボイスメモから移動させないと選択できませんので、iPhoneユーザーの方はボイスメモのファイルをファイルアプリに保存してください。
処理が終わったらファイルとして保存する
ファイルとしての保存方法もPC版と同様です。
「会議ログ一覧」 画面にアップロードしたファイルの記録と共に「文字起こし中」の文字と「完了時刻(目安)」が表示されます。その時刻以降に記録を開くとファイルとして保存できますので、会議ログ画面の右上のダウンロードボタンを押すことで、「Wordファイル」「テキストファイル」「CSVファイル」での書き出しが可能です。
(番外編)torunoのiPhoneアプリで文字起こしをおこなう方法
torunoのiPhoneアプリを使えば、録音したmp3ファイルを探してファイルアップロードするといった手間なく、録音からファイルアプロード・文字起こしが手軽に行えます。
詳しくは、こちらのページをご確認ください。
iPhoneアプリ の使い方 | torunoヘルプセンター
MP3ファイルや動画の文字起こしで使えるAIツールのおすすめ機能
MP3や動画データからの文字起こしは、手動で行うよりもAIツールを導入して自動化した方が効率的です。そこで、AIツールを使った文字起こしにどんなメリットがあるのか、ツールの機能の下記の点から解説します。
- ・作業時間の効率化
- ・編集機能と頭出し再生機能
- ・話者識別
- ・タイムスタンプ
- ・共有、管理機能
- ・自動要約、議題の自動抽出
それぞれ詳しく見ていきましょう。
編集機能と頭出し再生機能
音声認識AIによる文字起こし結果の精度は、もとの音質にもよりますが適切な環境下で使った場合、8~9割の精度となります。そのため、利用目的によっては、修正が必要となる場合があります。
文字起こしをおこなう多くのツールでは、結果を正しい内容に修正するために、関連する周辺機能がついています。
例えば、気になる個所から音声を再生できる「頭出し再生機能」、ゆっくり再生したり早く再生するための「低速・倍速機能」、すぐに修正できるようにする「ダイレクト編集機能」などがあります。
話者識別
AIの文字起こしツールには、話者を自動的に識別して誰が発言したのかわかるように分けて表示する機能があります。
録音内容に複数の発言者が存在する場合、誰が発言したのか判別できないと困る場面も出てくるでしょう。文字起こしツールには話者を識別する機能があるため、誰がどの発言をしたのか見やすくなり、発言者が複数になる議事録作成やインタビューの文字起こしで役立ちます。
タイムスタンプ・タグ付け機能
AIの文字起こしツールには、発言時間を表示できるタイムスタンプ機能や発言に重要・ToDoなどのタグを付けられる機能があります。
例えば文字起こしデータをチェックした際に「ここはおかしいかも、実際の音声データと比較しよう」という必要性が出てくることもあるでしょう。文字起こしツールは発言内容が参照データのどの時点で言われたのかを把握できるため、特定の話題が何分何秒あたりに始まって終わったか瞬時に把握できるのです。
前述の頭出し再生機能と編集機能を組み合わせることで、修正作業の効率化も実現できます。
共有・管理機能
AIの文字起こしツールには、テキストデータを他のユーザーと共有し、クラウド上で管理する機能があります。
文字起こししたデータは社内で誰が参照し、誰が編集することになるかわかりません。AIの文字起こしツールは出力したデータを保存して編集等ができる管理画面が備わっており、チームでの共同作業や情報共有、重要データの保管に役立つのです。
自動要約・議題の自動抽出
AIの文字起こしツールには、重要ポイントや議題を自動的に抽出して要約を作成する機能があります。
長時間の音声データから文字起こしすると文字数が膨大になるため、文字起こししてもどこに重要情報が記載されているかわかりにくいです。文字起こしツールの中には自動要約機能が備わっているものがあり、重要ポイントを自動的に抽出して短い文章でまとめることができ、会議などの情報収集の効率化に貢献します。
文字起こし精度が悪かった時は・・・
集音環境が悪く音質が良くなかった可能性があります。文字起こし精度は音質に依存します。解決策は、話す人のそばにレコーダー(スマートフォンで録音する場合はスマートフォン)をおくことです。可能であれば、拡張マイクをレコーダーやスマートフォンに接続し、話す人のそばにおくことで、より改善する場合があります。
文字起こし精度(音声認識精度)の高め方 | torunoヘルプセンター
MP3ファイルや動画の文字起こしツールを使うときの注意事項
文字起こしツールをビジネスで活用する上では、失敗できない場面もあります。
文字起こし内容に重大なミスがあってチェック漏れがあると、どのようなトラブルに発展するかわかりません。文字起こしツールでミスがないように扱うには、下記の2点に注意しましょう。
- ・音声素材の品質
- ・セキュリティ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
音声素材の品質
ツールでMP3や動画ファイルから文字起こしする際には、ツールに提供する素材の音質に注意が必要です。
ツールが正確に判断できないほど音質が悪いと、本来の発言とは異なる内容で文字起こしされるリスクが高まります。文字起こしすることを前提に録音・録画する場合は、ノイズの少ない環境を用意することや、参加者にクリアな発音を要求するなどして音質の良いデータを準備しましょう。
セキュリティ
ツールでMP3や動画ファイルから文字起こしする際には、セキュリティも重要になります。
ビジネスでは機密情報を扱うことがも多くあります。万一、文字起こしツールやクラウドから音声データや文字起こし結果が流出すれば取引先や顧客に迷惑をかけたり場合によっては損害への対応が必要となる可能性があります。
また、データが機械学習で利用される契約かどうかの確認も必要です。
セキュリティ対策の取り組みや提供機能、データがAIの学習利用ない契約であるかなど、確認することをお勧めします。
なお、今回紹介したtorunoのセキュリティや学習データ利用については、こちらのページを参考にしてください。
セキュリティの取り組みに関する資料 | torunoヘルプセンター
文字起こしを利用して業務を効率化しよう
以上がMP3の文字起こし方法になります。音声ファイルをアップロードするだけで簡単に自動で文字起こしができますので、手作業での文字起こしを脱却して業務を効率化してみてはいかがでしょうか。
会議まるごと記録サービス(toruno)
文字起こし&議事録作成なら「toruno(トルノ)」がおすすめです。
torunoはリコーが開発・提供しているツールで、Web会議や対面会議を録音・文字起こしできます。また、音声ファイルや動画ファイルのアップロードによる文字起こしもできます。議事録作成の効率化や、情報共有の効率化に利用できます。操作もかんたんで、誰でも利用しやすいのが大きな特徴です。
無料でお試しもできるので、ぜひ一度、詳細をチェックしてみてください。
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