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【無料】PCの内部音声の録音方法(Windows・Mac)

From: ウェブマガジン

2025年08月20日 07:00

この記事に書いてあること

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ビジネスの現場では、PCで再生される音声を録音したい場面があります。たとえば、動画コンテンツの再生音を作業記録として残したり、社内プレゼンの音声付き資料を確認用に保存したりするケースなどが考えられます。外部の録音機器を使わずに、PC内部で鳴っている音声をそのまま録音できれば、業務効率の向上にもつながります。この記事では、そうしたPC内部音声の録音方法を、OS別にわかりやすく解説します。

PCの内部音声の録音方法

PCで再生される音声、たとえば音楽や動画、システムの通知音などを録音したいと思っても、「外部スピーカーから流れた音をマイクで拾うしかないのでは?」と考えてしまう方も少なくありません。
しかし実際には、PC内部で鳴っている音声をそのまま録音することが可能です。録音したデータはそのまま保存・編集・共有にも活用できるため、PCだけで完結する録音方法は非常に効率的です。ここでは、PC内部音声を録音するための基本的な方法について解説します。

PCに標準搭載されている機能を使う

PCを使って内部音声を録音する方法は大きく2つに分かれており、1つ目は「PCに標準搭載されている録音機能」を使って録音する方法です。ほとんどのPCには、OSと一緒に基本的なアプリケーションがあらかじめインストールされています。その中から、録音機能を有するソフトを起動して録音するという流れです。
この方法のメリットは、PCに特定のソフトをインストールするといった準備が不要で、すぐに使える点が挙げられます。また、録音ソフトを購入したり、月額制のサービスに登録するといったことが不要であり、無料で録音できる点もメリットです。会員登録やログインといった手続きも不要なため、個人情報を入力することなく、安心して利用できます。

外部ソフトを使う

2つ目の方法は「録音機能を持つ外部ソフト」を使って録音する方法です。
PC向けにさまざまなソフトが提供されており、録音機能を持ったソフトは録音以外の機能も一緒に利用できるものがあります。利用方法はインターネット上で希望する機能を持った録音ソフトを探し、規約に基づいてPCにインストールするか、オンラインで使う方法があります。
標準搭載の機能ではなく外部ソフトを利用するメリットはクラウドなどの外部ストレージに録音データを保存できること、文字起こしなどの機能がついていることなどが挙げられます。
どのような状況で録音を必要とするのかを整理し、必要な機能を備えた使い勝手の良いソフトを選定することで、録音の利便性を高めることができます。ただし、ソフトによっては無料プランでは利用に制限があり、十分な効果を得られない場合もあるため、確認が必要です。

Windows11で内部音声を録音する方法

PCを使用した内部音声の録音は、どういったデバイスを用いるかによって状況が大きく異なります。Windowsでもバージョンによって使用方法や設定が異なる部分がありますので、ここではOSごとの録音時に必要な操作について解説していきます。まずは「Windows11」を搭載したPCでの内部音声の録音方法です。

ステレオミキサーを有効にする

PCでの内部音声の録音で注意すべき点は、「ステレオミキサー」の設定です。この機能を有効にすることで、PCで再生中の音声を録音できるようになります。例えば、Web会議の発言内容を録音したい場合は、ステレオミキサーを有効化していないと録音できないため、PC内の音声を録音したい場合は事前に設定しておきましょう。

  • 1.スタートメニューから「設定」をクリックする
  • 2.「システム」をクリックする
  • 3.「サウンド」をクリックする
  • 4.「すべてのサウンドデバイス」をクリックする
  • 5.入力デバイスの項目にある「ステレオミキサー」をクリックする
  • 6.全般の項目内のオーディオ欄にある「許可」をクリックする
  • 7.上記「サウンド」の画面まで戻り、入力の項目にあるステレオミキサーの欄にチェックを入れる
  • 8.ボリュームを調整する

内部音声の録音終了後は、設定を元に戻しておきましょう。ステレオミキサーを入力デバイスとして有効にしたままだと、外部の音をマイクで拾えなくなることがあります。

Windows11に限った話ではありませんが、バージョンが変わると設定項目が変化する場合があります。機能自体は失われていないはずなので、該当しそうな項目をクリックして、設定してください。もしくは、最新情報を解説しているページの内容を参照しましょう。

ボイスレコーダー / サウンドレコーダーで録音する

上記の設定が完了したら、以下の手順でボイスレコーダー / サウンドレコーダーのアプリを利用しましょう。

  • 1.「スタート」から「すべてのアプリ」をクリックする
  • 2.「ボイスレコーダー」または「サウンドレコーダー」をクリックする
  • 3.「マイクへのアクセスを許可しますか?」と表示された場合は「はい」をクリックする
  • 4.ボイスレコーダーを選択した場合は、後述するWindows10での録音方法を参照して録音する(以降の解説はサウンドレコーダーの操作方法)
  • 5.「録音の開始」をクリックする
  • 6.録音が終わったら「録音を停止」をクリックする

録音に成功した場合は同じアプリ画面から録音データの再生や簡易的な編集、共有機能などを利用できます。こちらの場合も簡易的な編集作業しかできませんので、加工や流用などをする場合は必要な機能を備えたソフトと連携してください。

ステレオミキサーは、USBやBluetooth接続の出力デバイスでは動作しない場合があります。音声が録音されないときは、PC標準のオーディオ出力に切り替えてみましょう。

Windows10で内部音声を録音する方法

次に解説するのは、Windows 10でPC内の音声を録音する方法です。

ステレオミキサーを有効にする

こちらの方法でもステレオミキサーを有効にしておく必要があります。

  • 1.コントロールパネルを開く
  • 2.「ハードウェアとサウンド」をクリックする
  • 3.「オーディオデバイスの管理」をクリックする
  • 4.「録音」タブを開く
  • 5.空白部分を右クリックして「無効なデバイスの表示」にチェックを入れる
  • 6.ステレオミキサーの項目が追加されたら右クリックして「有効」をクリックする
  • 7.もう一度ステレオミキサーの項目を右クリックして「既定のデバイスとして設定」をクリックする
  • 8.ステレオミキサーの項目が選択された状態で「プロパティ」をクリックして設定する

内部音声の録音終了後は、設定を元に戻しておきましょう。ステレオミキサーが既定のデバイスのままだと、外部の音をマイクで拾えなくなることがあります。

ボイスレコーダーで録音する

上記の設定が完了したら、スタートメニューからボイスレコーダーのアプリを起動してください。表示されたマイクのマークをクリックしたら、録音が開始されます。もう一度クリックすれば録音は終了します。録音に成功した場合、同じ画面から録音内容を再生できますので、必要な音声がきちんと録音できていることを確認してみましょう。
簡易的な編集作業も、同じ画面からできますが、本格的に録音データを編集したい場合は音声編集ソフトを使用するのがおすすめです。

ステレオミキサーは、USBやBluetooth接続の出力デバイスでは動作しない場合があります。音声が録音されないときは、PC標準のオーディオ出力に切り替えてみましょう。

MacのPCで内部音声を録音する方法

Macでは、内部音声を録音する機能は標準では搭載されていません。
仮想オーディオドライバーをインストールするなどして、内部音声を録音できる環境を整える必要があります。

PCで内部音声を録音するときの注意点

PCを使った録音は、その後の外部ソフトとの連携もスムーズになるなど、ビジネスシーンにおいて利便性が高いです。しかし、録音機能を利用する際にはいくつか注意しなければならないポイントがあり、これらを無視すると余計なトラブルを発生させることになります。特に、今後さまざまなシーンにおいて録音を繰り返す場合はミスをおこさないようにするために、注意点をしっかりと把握して社内マニュアルなどに整理しておきましょう。

録音環境と音質を確認する

1つ目の注意点は、録音環境と音質の確認です。
PC内部音声を録音する際、ほかのアプリケーションから出力される通知音や不要なシステム音が一緒に録音されてしまうことがあります。録音中は、関係のないアプリは極力終了し、必要なアプリもサウンド設定で音量をミュートにしておくなど、録音対象以外の音が混入しないよう対策をしておきましょう。
また、ステレオミキサーなどを使う場合は、入力・出力設定が適切になっているか、録音前に必ず確認してください。可能であれば、本番前にテスト録音を行い、録音品質をチェックしておくと安心です。

PCのストレージ容量を確認する

2つ目の注意点は、録音するPCのストレージ容量を確認しておくことです。
PCで録音する場合、録音した音声データは何らかのファイル形式でそのPC内に保存されます。音声データのファイルサイズは録音時間に応じて大きくなりますので、特に音質にこだわって長時間録音する場合は録音データが大きくなるので保存容量が足りなくなる可能性があります。
予定しているファイル形式で出力する場合に、予定している録音時間でどれくらいのファイルサイズになるのかを調べておき、録音前にPC内にそれ以上の保存容量が確保できていることを確認しておきましょう。なお、録音ソフトの中には録音データをオンライン上のクラウドで保存できるサービスもありますので、PCの保存容量に不安がある場合や頻繁に録音する場合、長時間の録音が多い場合は利用を検討してください。

PCに外部ソフトを入れて録音する方法

多くのPCには標準の録音機能が備わっており、設定さえ整えれば追加費用なしで録音が可能です。ただし、録音機能の操作性や音質、保存形式などに不満がある場合は、外部の録音ソフトを活用することで、より快適な録音環境を整えることができます。
無料ソフトの中には、録音機能に特化したシンプルなものもあり、「とにかくPCの内部音声を記録したい」というニーズには十分応えられるものもあります。録音時間や保存形式の制限がないかを確認した上で、自分の利用目的に合ったソフトを選定することが大切です。

PCでの録音はtorunoがおすすめ

torunoはリコーが開発・提供しているツールで、ビジネスにおいて録音が必要なシーンで活用できます。torunoは録音だけでなく、文字起こしまで行えるため、記録作業の効率化にもつながります。操作はシンプルで、インストール後すぐに使い始められるのが特長です。クラウド保存や再生機能、画面キャプチャとの連携なども備えており、PC上の作業記録や再生中コンテンツの保存にも役立ちます。
また、torunoはステレオミキサーなどの事前設定を行わなくても、PCで再生されている音声をそのまま録音(※)できるため、初心者でも手軽に内部音声を記録できます。録音環境の構築に手間をかけたくない方にもおすすめです。

PCで再生される音声を録音する機能はWindowsデスクトップアプリでの提供のみです。

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