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ボイスメモから文字起こしする方法|iPhone/Android対応

From: ウェブマガジン

2025年05月22日 16:55

この記事に書いてあること

編集・監修:toruno編集部

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※録画や録音が禁止されているシーンでのご利用はお控えください。

iPhoneの「ボイスメモ」は簡単に録音できるアプリです。記録に残したい会話や発言を録音してデータを保存できますが、この音声を文字起こししたいと思うこともあるでしょう。そこで今回は、ボイスメモを活用した録音から文字起こしまで進める方法について解説します。

iPhoneのボイスメモをから文字起こしするにはアプリが必要

iPhoneで声を文字に起こすには、音声入力方式による文字化とボイスメモで保存した音声ファイルを文字起こしする必要があります。音声入力方式による文字起こしは、長時間の音声を文字起こしすることができないことが多いため、会議や講義などのシーンではボイスメモを取っておいて後から文字起こしするのが一般的かと思われます。
しかし、iPhoneで録音した音声を手作業で文字に起こすのは手間がかかり、例えば会議の議事録を作成のたびに毎回、文字起こしするのは生産的ではありません。そこで便利なのが文字起こし用のアプリです。音声ファイルを自動的に文字に起こしてくれるので大幅な工数削減に繋がります。この記事では、音声ファイルから文字起こしが可能なアプリをご紹介いたします。

ボイスメモはAndroidには搭載されていない

なお、「ボイスメモ」はiPhoneやその系列のデバイスでのみ起動するため、Android端末では利用できません。Android端末にはAndroid向けの標準機能がありますが、端末によっては標準のボイスレコーディング機能が組み込まれていないこともあります。ただし、その場合でも代わりとなる録音アプリがインストールされている場合がありますので、お使いのAndroid端末を操作して該当するアプリが何か確認してください。
例えば、下記のようなアプリになります。

  • SamsungのGalaxyシリーズ:Galaxyボイスレコーダー
  • GoogleのPixelデバイス:レコーダー

Android端末に限った話ではありませんが、スマホやPCで利用できるアプリやソフトは、基本的な機能が同じでもツールごとに細かい性能は異なります。録音ツールも録音できる点は共通でも、編集や共有、文字起こしなど次のステップに相当する機能はツールごとに特徴が分かれているのです。音声から文字起こししたい場合は、録音ツールにどこまで求めるかを明確にして、外部ツールとの連携も視野に入れて利用する必要があります。

iPhoneのボイスメモをで録音・文字起こしする方法

ここからは、iPhoneのボイスメモを使って録音・文字起こしする方法を解説していきます。
手順は下記のとおりです。

  • 1.ボイスメモを使って文字起こししたい音声を録音する
  • 2.文字起こしアプリを使って文字起こしする

詳しく見ていきましょう。

ボイスメモを使って文字起こししたい音声を録音する

まずはiPhoneのボイスメモで音声を録音しましょう。ボイスメモアプリはiPhoneにデフォルトで搭載されていますので、誰でも利用することができます。操作は下記のとおり、非常に簡単です。

  • 1.ボイスメモアプリを起動する
  • 2.下部の赤丸ボタンを押し録音を開始する
  • 3.iPhoneに向かって話しかけるように音声を読み込ませる

また、保存された音声ファイルのトリミングやファイル名の変更もアプリ内で可能です。
保存した音声データはメールで送ったり、iCloudに保存することで共有可能ですので、好きなデバイスに転送することができます。

文字起こしアプリを使って文字起こしする

ここからはiPhoneで録音した音声ファイルを「toruno」を使って文字起こしする方法をご紹介します。
torunoは音声ファイルをアップロードするだけで自動で文字起こしをしてくれるアプリです。

  • 1.「会議ログ一覧」 画面にアクセスする
  • 2.画面右下にある「ファイルをアップロード」 ボタンをクリックし、画面に沿って操作する
  • 3.「会議ログ一覧」 画面にアップロードしたファイルの記録と共に「文字起こし中」の文字と「完了時刻(目安)」が表示される
  • 4.その時刻以降で 「会議ログ一覧」画面にアクセスし、記録を開く

torunoをご利用するには会員登録が必要です。会員登録はtorunoのサイトで行ってください。

会議まるごと記録サービス(toruno)

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手順は以上になります。
詳しい使用方法、対応ファイルや条件は以下の記事よりご確認ください。
音声・動画ファイルの文字起こしについて | torunoヘルプセンター
もし対応していないファイルを文字起こししたい場合は自身で変換して利用するか、ファイルを再生しながら文字起こしすることも可能です。
リアルタイムでの文字起こしもできますので、会議などのビジネスシーンでも活用できます。

ファイルとして保存する

最後に会議ログの文字起こしが終わったら、テキストファイルとして保存しましょう。会議ログ画面の右上のダウンロードボタンを押すことで、「Wordファイル」「テキストファイル」「CSVファイル」での書き出しが可能となっています。
ダウンロード機能について | torunoヘルプセンター
また、会議ログの共有も可能となっています。法人向けの toruno ビジネス では、同じチームのメンバーにURLを教えて同じ会議ログを閲覧することが可能です。

文字起こし精度が悪かった時は・・・

集音環境が悪く音質が良くなかった可能性があります。文字起こし精度は音質に依存するため、話す人のそばにiPhoneを置くおくことや、可能であれば、iPhoneに拡張マイクを接続して同じく話す人のそばに拡張マイクをおくことで、改善する場合があります。
文字起こし精度(音声認識精度)の高め方 | torunoヘルプセンター

iPhoneのボイスメモ以外の文字起こしソフト

ここからはiPhoneのボイスメモ以外の文字起こしソフトについて紹介します。

iPhoneのメモアプリ(標準機能)を使用して文字起こしをする

iPhoneに標準搭載されている「メモアプリ」を使って文字起こしができます。ただし、iPhoneのメモアプリには、外部の音声を文字起こしすることができますが、同じスマホ内に保存してある音声データから文字起こしする機能は搭載されていませんので注意してください。
iPhoneの標準機能のメモアプリを使う場合は、音声を発する近くに置きましょう。
やり方としては下記のとおりです。

  • 1.メモアプリを起動する
  • 2.右下のマイクマークをタップする
  • 3.iPhoneに向かって喋りかけるようにして音声を読み込ませる

Googleドキュメントを使用して文字起こしをする

次に紹介する方法は、文書ツールである「Googleドキュメント」です。メモアプリと同様に、音声入力機能を活用して音声データから文字起こしを行います。

  • 1.お使いのPCのステレオミキサー機能を有効にする(設定方法はデバイスごとに異なる)
  • 2.お使いのブラウザのマイクの設定を「ステレオミキサー」に設定する
  • 3.ブラウザよりGoogleドキュメントを起動する
  • 4.上部メニューの中から「ツール」「音声入力」の順にクリックする
  • 5.表示されたマイクマークをクリックして音声入力を開始する
  • 6.文字起こししたい録音データをPCで再生する
  • 7.文字起こしされていることを確認する
  • 8.文字起こしが完了したらマイクマークをクリックして音声入力を終了する

ステレオミキサーは、PC内で再生している音声を認識させる機能です。これにより、リアルタイムで発音しなくても、録音データを再生することで音声入力機能を活用できます。PCで録音データを再生する必要がありますので、ボイスメモで出力した音声データの拡張子に対応する音楽ツールを用意してください。

Google翻訳を使用して文字起こしをする

次に紹介するのは、翻訳ツールである「Google翻訳」です。このツールにも音声入力機能が搭載されていますので、PCの場合であればGoogleドキュメントと同様にステレオミキサー機能を設定して、PC内で再生している録音データを文字起こしします。スマホの場合はメモアプリのケースと同様に、2台のスマホを使って入力側と出力側を分担して文字起こしする流れです。
使い方は下記のとおりです。

  • 1.Google翻訳にアクセスする
  • 2.マイクボタンを押してデバイスに向かって話しかけるように音声を読み込ませる

Google翻訳を使った文字起こしのメリットは、外国語の録音データを日本語の文章に翻訳できる点にあります。ビジネスでは日本語以外の言語圏の人の発言を録音するケースもありますから、日本人にわかりやすいように日本語での文字起こしが欠かせません。Google翻訳を使用することで、文字起こしと翻訳ができるため、最小限の手間で録音音声の文字起こしが可能になります。

iPhoneの文字起こしアプリおすすめ6選

ボイスメモで録音した音声データから文字起こしするという条件であれば、iPhoneで利用できる文字起こしアプリを導入する必要があります。今回は、iPhoneで利用できる文字起こしアプリを6つ紹介します。

toruno

「toruno」は音声ファイルをアップロードするだけで自動で文字起こしをしてくれるアプリです。ファイルアップロードの他にリアルタイムでの文字起こしも可能となっており、様々なWeb会議サービスも文字起こしできます。
また、「音声の録音」と「画面の自動キャプチャ」をしてくれる機能も搭載されていますので、後から会議や記録を振り返る時に、会議の内容を思い出しやすいツールとなっています。
torunoの詳細はこちら

Notta

「Notta」は、AIを用いて音声を自動的にテキスト化する議事録作成ツールです。豊富な言語に対応しており、各言語にあったAI音声認識エンジンを使用することでスピーディかつ高精度での文字起こしが可能となっています。音声ファイルからの文字起こしだけでなく、リアルタイムの文字起こしやWeb会議ツールと連携した文字起こしにも対応しているので、ビジネスにおけるさまざまなシーンでの文字起こしに活用できるアプリなのです。
無料版では3分間の文字起こしができますが、ビジネスではそれ以上の長時間の録音シーンも多いので、ビジネスに導入する場合はアプリ内課金によって有料プランへ加入するとよいでしょう。
Nottaの詳細はこちら

LINE WORKS AiNote

「LINE WORKS AiNote」は、AI音声認識で録音音声を自動で文字に変換するツールです。
元々はβ版として「CLOVA Note」の名称で提供されていましたが、2024年11月に「LINE WORKS AiNote」として正式にリリースされました。
話者分離、AI要約、専門用語の登録といった機能に加え、法人向けのセキュリティ対策も備えています。
無料版のほか、ソロ・チーム・ビジネス・エンタープライズの各プランがあり、用途に応じて選択するとよいでしょう。
LINE WORKS AiNoteの公式サイトはこちら

Texter

「Texter」は、音声・画像・動画から文字起こしできるアプリです。AI技術により録音データや画像、動画から瞬時にテキストに変換でき、「驚くほど正確で使いやすい」ことをアピールしています。Whisper(OpenAI)による音声の高精度文字起こし機能(自動言語認識、翻訳オプション付き)や、文字起こしからの要約機能、他のアプリやiCloud Driveからのファイルインポート機能など多機能な文字起こしアプリです。
このアプリは無料でダウンロードできますが、いくつかの機能が有料コンテンツとなっています。導入前にあらかじめどの機能が有料なのかを確認するとよいでしょう。
Texterの詳細はこちら

Otter

「Otter」は、英語のセミナーやビジネスに活用できる文字起こしアプリです。AIの性能によってリアルタイムで音声を録音と文字起こしを行い、文章の段落や区切りも自動認識により対応できます。音声データや議事録やメモなどをチーム内で共有し、カレンダーアプリと同期できるためタスク管理しやすく、ビジネス向けの機能として活用できるでしょう。
Bluetoothを介しての録音や、音声データのインポート機能、Zoom(Pro以上)アカウントと同期した文字起こし機能も備えています。無料版では文字起こし可能な時間に制限が設けられていますので、使う頻度に応じて適切な有料プランへの加入を検討するとよいでしょう。
Otterの詳細はこちら

Rimo Voice

「Rimo Voice」は、日本語に特化したAIを搭載している文字起こしアプリです。音声データや動画をアップロードしたり、マイク機能でリアルタイムでの文字起こしも可能、自然言語処理技術で音声を文字に変換します。ChatGPTを利用して文字起こしデータから要約も自動化でき、ビジネス目的で録音した会議やインタビューの録音を議事録などの形に最小限の手間で加工できるようになります。
無料トライアル版が用意されています。有料プランは、個人向けプランが従量制の料金設定で、法人向けプランは要問合せとなります。法人プランでは自動話者分離機能やユーザー数の制限なし、動画の録画容量の制限がないなど、サービスが充実しています。
Rimo Voiceの詳細はこちら

iPhoneのボイスメモで録音・文字起こしする時に注意すべき点

ここでは、iPhoneのボイスメモで録音から文字起こしを行おうとしている場合に、注意するべきポイントを2点解説します。

スマホの設定

1つ目の注意点は、iPhoneを使って録音に臨むにあたってはスマホ側の設定を万全に整えておくことが重要です。例えば、ボイスメモでの録音中にスマホに着信があった時は、録音が中断されてしまいます。また、特に長時間の録音を予定している場合はスマホのバッテリーが足りなくなって録音中に電源が切れてしまったり、ストレージ(容量)が足りなくて録音データを保存できなかったりする可能性も考えられるのです。
対策としては、事前にリスクになりそうなことを回避できるような設定をしておく必要があります。録音中の通話に対する設定をあらかじめ実施しておき、予定する録音時間に対して十分な充電とストレージ容量が確保できることを確認して録音に臨んでください。どうしても対応できないリスクがある場合は、外部ツールの活用も視野に入れて、録音が中断される事態が起きないように対策しておきましょう。

収音環境

2つ目の注意点は、iPhoneを使った録音に際しての収音環境についてです。録音する際には収録環境によって録音データの音質が大きく変化する可能性があり、例えば発言者の声が聞き取りにくかったり、周囲の音が録音に入り込んだりして音質を悪くする可能性があります。録音データの音質が悪いと聞き取りにくいだけでなく、文字起こしツール側でも正確な文字起こしができない可能性が高いのです。
なお、スマホで録音するにあたって、途中で余計な音が入る可能性がある場合は事前に取り除いておきましょう。部屋の窓を閉めて外の音が入り込まないようにしたり、録音する発言者に明瞭に話してもらうなどの工夫で音質を改善することができます。
外部の音だけではなく、デバイス側の問題も考えられますので、録音用のマイクなどの機器を接続したり、予備の収音機器を用意したりして対応しましょう。

文字起こしソフトをうまく利用してメモを効率化

最近はWeb会議をする機会が多くなってきているため、比例して文字起こしをしたいと思う機会も多くなってきています。
まずは、使い方が簡単か、文字起こしの質はどうか、などの点に着目して文字起こしソフトを導入するようにしましょう。
文字起こしアプリを利用することで、手作業よりも圧倒的に効率良く文字起こしが行なえますので、是非利用して効率良くメモを取ってみてください。

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無料でお試しもできるので、ぜひ一度、詳細をチェックしてみてください。

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