Windows11で画面録画・収録する方法|無料ソフトも紹介
2025年06月13日 07:00
この記事に書いてあること
パソコンの画面を録画する機会は、業務の中でも意外と多くあります。たとえば、オンライン会議の内容を残したり、操作手順を動画で共有したりする場面です。
この記事では、Windows11に標準搭載されている画面録画機能の使い方をわかりやすく解説します。あわせて、録画できないときの原因や対処法についても紹介しますので、業務に活用したい方はぜひ参考にしてください。
Windows11の標準搭載機能で画面録画・収録する方法
最近のPCには、あらかじめ録画機能が備わっていることが一般的です。
まずは、PCに標準搭載されている機能を活用した画面録画の方法を紹介します。Windows11では主に2つの方法があります。どちらも基本的な録画が可能で、状況に応じて使い分けると便利です。
業務で録画機能を継続的に使う場合は、操作手順を共有できるようにまとめておくと、社内での活用がスムーズになります。
「Xbox Game Bar」を使って画面録画・収録する方法
Windows11に標準搭載されている「Xbox Game Bar」を使ってPCの画面録画ができます。
下記が画面収録の手順となります。
- 1.PCで録画したい画面を準備する
- 2.「Windows」キー+「G」キーを押してXbox Game Barを起動する
- 3.マイク録音の有無など必要な設定を行う
- 4.「キャプチャタブ」にある「録画を開始」ボタンをクリックする
- 5.画面録画を終了したい場合は「録画を停止」ボタンをクリックする
PC内の音声も一緒に録画したい場合は、あらかじめ音声設定を確認しておきましょう。なお、動画ではなく静止画像としてキャプチャする機能もあります。
「Xbox Game Bar」はシンプルで使いやすいですが、画面録画に関しての細かい設定はできません。また、録画したデータを編集する機能も搭載していませんので、何らかの内容に加工したい場合は動画編集ソフトを別途用意して、そちらで編集作業を行ってください。
「Snipping Tool」を使って画面録画・収録する方法
「Snipping Tool」を使ったPC画面録画の方法について解説します。こちらもWindows11に標準搭載のツールになります。
- 1.PCで録画したい画面を準備する
- 2.「Windows」キー+「Shift」キー+「S」キーを押してSnipping Toolを起動する
- 3.カメラマークをクリックして録画モードに切り替える
- 4.「+新規」をクリックして録画したい範囲を指定する
- 5.ツールバーから「スタート」をクリックする
- 6.録画を終了したい場合は「録画終了」をクリックする
録画中はツールバーにおいて、録画の一時停止と再開、録画の停止や記録の破棄が表示されるので、必要に応じて操作してください。この方法で出力される動画のファイル形式はMP4です。このツールも、動画を編集する機能は搭載していないため、編集が必要であれば、動画編集ソフトを活用してください。
※なお、Windowsのバージョンなどによって「Snipping Tool」での録画が利用できない場合もございます。
参考:Snipping Tool を使ってスクリーン ショットをキャプチャする |Microsoftサポート
Windows11の標準搭載機能で画面録画・収録ができない理由
上記の方法は「OSに標準装備されている機能を使って録画する」という特性上、事前にツールのインストールを必要としない点は大きなメリットです。しかし、何らかの理由でこれらの方法で録画できないケースが発生することも考えられます。もし録画の本番タイミングで上記の方法を使って画面を録画できない場合は、以下の要因が発生している可能性が考えられるので対応してみてください。
PCの要件や設定に問題がある
録画機能が使えない場合、まず疑うべきはPCの設定や動作環境です。
録画ツールが標準搭載されていても、セキュリティソフトやシステム設定によって起動が妨げられていることがあります。特にセキュリティソフトは、自動的に特定の機能を制限することがあり、自分で設定した覚えがなくてもブロックされている場合もあるため注意が必要です。
録画ツールに関連する設定を一通り確認し、制限がかかっていないかチェックしておきましょう。
また、OSのバージョンによっては、先述した録画方法をサポートしていないことがあります。その場合は、最新の状態にアップデートしてから再度試すことをおすすめします。
著作権保護の観点
録画できない原因として、著作権保護による制限がかかっている可能性もあります。
一部のサービスやコンテンツは、ツールを問わず録画そのものが禁止されており、映像が真っ暗になったり音声だけが録音されるといった現象が起こります。
このような保護機能が働いている場合は、他のアプリやプラグインが干渉していないか確認し、録画を妨げるものを一時的に終了させると改善することがあります。
ハードウェア要件を満たしていない
パソコンの性能が原因で録画できないこともあります。ツールの起動には、一定のスペックが必要です。
標準機能でも、メモリ不足やCPUの負荷が高い状態だと動作が不安定になることがあります。
タスクマネージャーで使用中のリソースを確認し、不要なソフトを終了してから再試行してみましょう。
改善しない場合は、PCを再起動してメモリをリフレッシュするのも有効です。
PCの空きストレージ容量がない
録画したデータを保存するには、十分なストレージ容量が必要です。
空き容量が不足していると、録画自体はできてもファイルの保存に失敗する恐れがあります。
500MBの録画を保存するには、それ以上の余裕を持った容量を確保する必要があります。ぎりぎりではエラーになる場合もあるため注意が必要です。
頻繁に録画を行う場合は、HDDやSSDなどの外部ストレージを活用し、保存領域を拡張しておくと安心です。
その他の外部ツールを使って画面録画・収録する方法
Windows11の標準機能を使えば、追加の費用やインストール作業なしに画面録画が可能です。ただし、シンプルな構成であるため、細かな設定や編集機能が不足しており、用途によっては物足りなさを感じることもあるでしょう。
そこで、より多機能な外部ツールの一例として、ビジネスシーンで役立つツールを紹介します。
toruno
「toruno」は、会議画面のキャプチャと同時に文字起こしができるツールです。
専用のデスクトップアプリを使用することで、対面会議でモニターに移している映像の画面キャプチャを自動で記録することや、Microsoft Teams、Zoom、Google Meet™などのWeb会議の画面を自動キャプチャすることが可能です。
同時に、録音や文字起こしもされるので、会議終了後の議事録作成を効率化することができます。
2025年7月以降、Microsoft Teamsでスクリーンショット防止機能が導入される予定です。導入後のMicrosoft Teamsのキャプチャはできない場合があります。
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Windowsの画面録画・収録は外部ツールの活用もおすすめ
Windows11の標準機能を使えば、手軽に画面を録画できます。ビジネスで繰り返し使う場合は、基本的な操作方法と特徴をあらかじめ把握しておくと安心です。
ただし、標準ツールには機能面での制限もあるため、録画内容を加工したり、より柔軟に活用したい場合は外部ツールの併用がおすすめです。
たとえば、文字起こしに対応したツールを使えば、会議の記録や共有がスムーズに行えます。用途に応じて適切な方法を選び、業務効率の向上につなげましょう。
会議まるごと記録サービス(toruno)
文字起こし&議事録作成なら「toruno(トルノ)」がおすすめです。
torunoはリコーが開発・提供しているツールで、Web会議や対面会議を録音・文字起こしできます。また、音声ファイルや動画ファイルのアップロードによる文字起こしもできます。議事録作成の効率化や、情報共有の効率化に利用できます。操作もかんたんで、誰でも利用しやすいのが大きな特徴です。
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