Zoomの録画をホスト以外がする方法(無料の外部ツールも紹介)
2025年05月22日 07:00
この記事に書いてあること
※本記事の内容は記事制作時点での情報に基づく記載となります。
※可能な限り情報の正確性を心がけていますが、正確な情報提供を保証するものではありません。
※Zoom製品の詳細な使用方法については、公式のZoomサポートページをご確認ください。Zoomおよび関連サービスのご導入については、リコージャパン担当営業にお問い合わせください。無料トライアルもございます。
Zoomで会議やセミナー参加を行った際、「議事録として録画したい」「録画してメモを残したい」と思った経験はありませんか?
Zoomの録画機能を使えるのは会議を主催したホストだけですが、実は、ホスト以外でも録画する方法があります。今回は、ホスト以外の人がZoomを録画する方法やツールを使った記録方法や注意点を詳しく解説します。まずは、Zoomの録画のためにすべき準備や、実際に録画する際の手順を確認しましょう。
Zoomでホスト以外が録画する2つの方法
Zoomの録画は、基本的にはホストにしかできません。ただし、ホストがゲストに対して権限を付与することで、ゲストも録画できるようになります。
録画の方法は、「クラウドレコーディング」と「ローカルレコーディング」の2種類あります。
ここでは、Zoomでホスト以外が録画するための詳しい操作方法を見ていきましょう。
ローカルレコーディングのやり方
ローカルレコーディングとは、Zoomで使用しているデバイスに録画データを保存する方法です。
無料アカウントで使用できるため、誰でも利用できます。デフォルトではゲストは録画できませんが、ミーティング中にホストにリクエストを送り承認されれば録画できます。保存された動画は、オフラインで視聴することができ、ダウンロードした動画を他の人へ共有することも可能です。
ホストがローカルに録画する方法は以下の手順です。
- 1.Zoomを起動し、ミーティングを開始する
- 2.画面下部の「詳細」より「レコーディング」>「このコンピュータにレコーディングする」をクリックする
ゲストがローカルに録画する方法は以下の手順です。
- 1.ゲストが、ミーティング画面下部の「詳細」より「レコーディング」>「このコンピュータへのレコーディングをリクエストする」をクリックする
- 2.ゲストの画面上にリクエスト送信確認画面が表示されるので、「リクエストを送信」をクリックする
- 3.ホストの画面上に、リクエスト受信画面が表示されるので、ホストが「承諾」をクリックする
- 4.ゲストの画面上に、レコーディングが許可された旨のメッセージが表示される
- 5.ゲストが、画面下部の「詳細」より「レコーディング」>「このコンピュータにレコーディングする」をクリックする
また、レコーディングの設定画面より、録画をリクエストできるゲストのユーザーを限定する設定や、会議開始と同時に自動レコーディングする設定もできます。
詳細な設定項目は設定画面をご確認ください。レコーディングの設定画面の表示方法は以下手順です。
- 1.Zoomのサイトよりログインする
- 2.画面左の「設定」を選択し、画面上部の「レコーディング」タブを選択する
参考:Zoomログインサイト
クラウドレコーディングのやり方
クラウドレコーディングとは、Zoomのクラウド上に録画データを保存する方法です。
ホストが有料プランに加入することで利用することができます。
ホストがクラウドに録画する方法は以下の手順です。
- 1.Zoomを起動し、ミーティングを開始する
- 2.画面下部の「詳細」より「レコーディング」>「クラウドにレコーディングする」をクリックする
ゲストがクラウドに録画する方法は以下の手順です。
- 1.ゲストが、ミーティング画面下部の「詳細」より「レコーディング」>「クラウドレコーディングを開始するようにホストにリクエストする」をクリックする
- 2.ゲストの画面上にリクエスト送信確認画面が表示されるので、「リクエストを送信」をクリックする
- 3.ホストの画面上に、リクエスト受信画面が表示されるので、ホストが「承諾」をクリックする
- 4.ゲストの画面上に、レコーディングが許可された旨のメッセージが表示される
- 5.ゲストが、画面下部の「詳細」より「レコーディング」>「クラウドにレコーディングする」をクリックする
ミーティング参加者が権限関係なしで録画する方法
ゲストがZoomの内部機能を用いて録画するためには、ホストからの権限付与が必要です。しかし、外部ツールを利用すれば、ゲストであってもZoomの記録が可能となります。では、外部ツールとはどのようなものを使用すればいいのでしょうか。
ここでは、Zoomの録画機能に代わるおすすめの記録方法を2つご紹介します。
- ・torunoを活用する方法
- ・PCの画面収録機能を使用する方法
下記で詳しく見ていきましょう。
オンライン会議まるごと記録サービス「toruno」の活用
「toruno」を利用することで、動画でのZoom録画はできませんが、音声の録音+30秒に1回自動で撮影される画面キャプチャ機能で、Zoom会議の内容を記録することができます。
「toruno」はリコーが開発・提供しているWeb会議の記録ツールで、WindowsのPCで使用することが可能です。
Zoomのホスト以外でも、torunoを使えば録音と画面キャプチャが簡単にできます。高度な文字起こし機能も備わっており、AIが会議の会話をすぐにテキスト化してくれます。
記録した内容は、「音声のテキスト情報+録音音声+キャプチャした画面」がひとまとめになったWeb画面で確認ができます。
自動キャプチャした静止画の中から該当箇所を選んで録音を聞くことができるので、動画と異なり気になる場所を探しやすく、落ち着いて振り返りすることができます。
振り返りや情報共有のDX、議事録作成の時短化のために企画・開発されたサービスで、会議をした後に発生する様々な業務を効率化できるツールです。
円滑な業務のために、Zoomの録画機能だけでなく、その他のサービスもあわせて活用いただくことも選択肢の一つです。
無料プランも用意されているため、実際にダウンロードしてお試しください。
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PCの画面収録機能を使用する方法
Zoomの標準機能を使わずに録画したい場合は、PCに標準搭載されている画面収録機能などを使う方法があります。
WindowsとMacそれぞれ説明します。
Windowsの場合
Windows 10以降であれば、「Xbox Game Bar」を使って画面録画ができます。
Windowsで録画する場合は以下の手順で行います。
- 1.「Windowsキー」+「G」を押してXbox Game Barを開く
- 2.「キャプチャ」ウィンドウの「録画」ボタンをクリックすると、録画が開始される
- 3.録画を停止するには、「録画の停止」ボタンをクリックする
Macの場合
Mac OSでは、OSの仕様上、システムオーディオを録音することは制限されています。この影響で、Mac OS 標準機能で内部音声(Zoomなどアプリから出力・再生される音声)を録音することはできません。
画面収録のみおこなえますので、その方法を紹介します。以下の手順で行います。
- 1.「Shift」+「Command」+「5」を押すと、画面収録のツールバーが表示される
- 2.録画したい範囲とオプションで音声の出力先を選択し、「収録」ボタンをクリックする
- 3.録画を停止するには、メニューバーの「画面収録を停止」ボタンをクリックする
以上のとおり、Windowsの標準機能では画面録画と録音が可能で、Macでは画面録画のみ可能となっています。
画面録画や音声の収録は、複雑なソフトウェア開発や技術が必要です。アプリケーションによって、録音に対応していなかったり、画質や音質が低かったりする場合があります。そのため、より高画質・高音質で録画したい場合や、文字起こしや高度な編集機能を使いたい場合は、用途にあったアプリケーションを探す必要があります。
Zoomのホスト以外が録画する際の注意点
セミナーや研修会などでは、主催者側が録画を禁止するために、録画できないような設定にしている場合があります。
このような場合では基本的に録画は控えることが望ましいでしょう。
どうしてもZoom録画したい場合は、あらかじめ記録してもいいか確認するのが無難です。
気をつけたい点として、次の3つが挙げられます。
- ・録画の告知
- ・権利侵害
- ・社内規定
それぞれ詳しく見ていきましょう。
録画の告知
会議などを録画する場合は、録画していることを他の参加者に伝えるのがマナーです。
録画の告知をすることで、参加者は発言内容に注意を払うことができ、会議の質を高めることにも繋がります。
権利侵害
会議で話された内容や共有された資料、画像、音声には、当事者間から漏らしてはならない秘密情報や、知的財産権・著作権などに関係している内容が含まれることが多々あります。
そのため、録画が禁止されている場合は、録画や記録自体を控えましょう。また、仮に録画が許可されたとしても、情報の公開はさらに別の話となります。関係者の同意や許可を取らずに内容を公開してはいけません。
上記の他、Zoomの録画には、参加者の氏名や顔、発言内容など、個人を特定できる情報が含まれることもあり、プライバシーや肖像権、個人情報保護法で守られている情報に関わるためです。
録画した内容を外部に公開したり共有したりする場合は、関係者間での契約やルール、関連する法律、倫理的な観点に照らし、問題がないかをよく確認することと、必要な同意取得や手続きをしっかりとおこなうことが必要です。
社内規定
会社や組織によっては、録画に関するルールが定められている場合があります。
例えば、録画したデータの保存方法や保存期間、アクセス権限などが規定されている場合がありますので、事前に社内規定を確認し、ルールに沿って録画を行いましょう。
また、特定の会議の録画を禁止している場合や、録画の際に特別な手続きが必要な場合もあるため、確認が必要です。
Zoomの録画や外部ツールを使いこなそう
Zoomの録画ができれば、Zoomで行われた会議をそのままの動画で見ることができます。ゲストの場合はホストに権限を付与してもらいましょう。
難しい場合は、外部ツールのtorunoを利用することで、ホストではなくても簡単にZoom会議を記録することができます。torunoは議事録作成ツールとしての要素もあり、Zoomの録画と異なるメリットがあります。記録をすると、テキスト化した文字情報、録音音声、画面キャプチャが一つの画面にまとめられるので、使いこなすことで、議事録作成・振り返りを簡単におこなうことができます。
スムーズな業務運営のために、ぜひ利用を検討してみましょう。
会議まるごと記録サービス(toruno)
文字起こし&議事録作成なら「toruno(トルノ)」がおすすめです。
torunoはリコーが開発・提供しているツールで、Web会議や対面会議を録音・文字起こしできます。また、音声ファイルや動画ファイルのアップロードによる文字起こしもできます。議事録作成の効率化や、情報共有の効率化に利用できます。操作もかんたんで、誰でも利用しやすいのが大きな特徴です。
無料でお試しもできるので、ぜひ一度、詳細をチェックしてみてください。
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