
リフレーミング効果とは?
2017年08月08日 00:00
この記事に書いてあること
視点を変えると短所が長所に! リフレーミング効果
こんにちは。結局、能力も努力も足りないってことなんですけどね、明日提出のコピーがまだできていない、という状況に追い込まれると「まだひと晩あるさ!」と考えるようにしているコピーライター、Kです。 まぁアレです、「もう時間がない、だめだぁ」と落ち込むよりずっといいんじゃないかと。しっかりご飯食べて机に向かおうじゃないかと。一夜漬けの勉強でなんとか生きてきたので、その影響でしょうか(ヒトゴト)。
水が半分入ったコップを見て、「半分なくなった」と思うか、「半分も残ってる」と思うか。同じ状況にあっても、考え方ひとつでまったく違う解釈が成り立ちます。
モノは言いよう。あばたもえくぼ。
さて、今回のテーマは「リフレーミング効果」です。
リフレーミングとは、モノゴトを認識する枠組み(フレーム)、あるいは光の当て方や視点を変えて、現状を見直すというもの。つまり「モノは言いよう」で、トラブルをチャンスと認識できたり、短所を長所に変えることができるわけです。
それぞれ、同じモノゴトを指しているんですが、後者のほうがずっとポジティブでいい感じですよね。リフレーミング効果バンザイ!
男の薄毛は自己実現の証なのだ!
ソフトバンクグループ孫正義代表のような世の中を動かすカリスマは、リフレーミングの達人でもあります。数年前に話題になった「つぶやき」をご紹介しましょう。全国約3,000万?の薄毛に悩む男たちを奮い立たせた名言です。
髪の毛が後退しているのではない。
私が前進しているのである。
孫正義@masason
なんて見事なリフレーミング! ハゲしく同意のリツイートがネットを駆け巡ったのは言うまでもありません。ただ、薄毛に悩む男たちのハゲましにはなったものの、世間一般の認識を変えるには至らなかったことはちょっと残念でしたけれども。
買う人激増! 名作CMのリフレーミング効果とは?
リフレーミング効果は広告でもよく見かけるテクニックですよ。30年近く前のCMにわかりやすい事例があるのでご紹介します。青汁のCMだったのですが、このCMをきっかけに商品の見方が変わり、買う人がハゲしく増えたんです。すごい〜!
何がすごい〜って、マズ第一に食品のCMなのに「マズい~!」と言わせたこと。このセリフは出演した八名信夫さんの発案だった、というのがすごい〜の2つめ。そして、青汁は体に良さそうだけど飲めたものではない、という当時の一般的な認識を逆手にとり、「そんなにマズいなら体にすごくいいのだろう、マズは飲んでみたい」と思わせた=リフレームに成功したのが、いちばんのすごい〜!
「マズい〜!」というトンデモない短所を、「栄養満点」という最高の長所に変えられることが証明されたわけです。歴史の転換点にリフレーミング効果あり、ですよ。
セルフリフレーミングで行こう(かな)。
私の妻は写真好き。iPhoneで写真日記を撮っています。彼女いわく「写真の命は構図です(キリッ)」。プロの作品を参考に、上から撮ったり下から撮ったり、虫の目で見たり子どもの目で見たり。構図のトライアンドエラー(リフレーム)を繰り返しているうちに、すっかり腕が上がっちゃった。絞りもシャッター速度もお構いなし。私、妻の写真のファン。
反省せざるを得ません。
私に必要なのは、まだひと晩あるなどとゴマカシリフレームをいつまでも続けるのではなく、追い詰められる前に手を打つ気になるリフレームなんですよね。ええ、わかってますとも。
人の振り見て我が振りリフレーム (K)
お粗末さまでした。
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