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SNSのススメ Vol.1 今どきのリクルートって?Part.1

From: ダイレクトマーケティングラボ

2025年01月29日 07:00

この記事に書いてあること

昨今、情報を手に入れるツールとして“SNS”は欠かせないものとなっています。 個人だけではなく、自社のブランディングや販促ツールなど企業が“SNS”を活用していく時代です。「SNS活用のススメ」シリーズでは、企業が“SNS”を活用していくポイントを紐解いていきます。
初回は、業種関係なくどの企業でも注力している「採用」に着目した内容をお届けします。そもそも企業の採用活動にSNSって必要なの?という方こそ、ぜひご一読ください。

Z世代は就活でもSNSを活用!

デジタルネイティブと言われるZ世代。日頃からSNSを利用することが当たり前となっている彼らは就職活動において、どのように情報収集を行っているのでしょうか。

出典:株式会社No Company調べ (n:設問ごとの有効回答数)
https://www.no-company.co.jp/news/240723-release-research

Z世代を対象に2023年から2024年に行われたインターネット調査によると、「就職活動において、SNSで情報収集することはありますか?」という質問に対し、就職に関する情報収集を始める時期(以下:情報収集期)に「ある」と回答した学生は58.1%、内定を獲得したどの会社に入社するか意思決定をする時期(以下:意思決定期)に「ある」と回答した学生は64.4%となっています。
また、上記の問いで「ある」と回答した学生に対し、「SNS上の企業情報を見て選考や入社の意向度は上がりましたか?」と質問したところ、情報収集期では「非常に上がった」「やや上がった」と回答した学生が64.7%、意思決定期においては「非常に上がった」「やや上がった」と回答した学生は79.6%となっています。
以上のことから、半数以上のZ世代が就職活動においてSNSを利用しており、6割以上の学生がSNSを介して得た情報で企業への選考・入社意向を高めていることが分かります。特に意思決定期には、6割以上の学生がSNSで情報収集を行い、その内の約8割もの学生が企業への選考・入社意向が上がったと回答していることから、企業がSNS運用することは自社への印象UPに繋がり、逆に就活生に対しマイナスな印象を与えるリスクは少ないと分かります。つまり、SNSを上手に活用することは就活生の自社への入社意向を向上させ、人材を確保するひと押しに欠かすことのできないツールだと言えます。

Z世代が手に入れたい情報って?

では、Z世代は就職活動中、どのような情報をSNSで知りたがっているのでしょうか。

出典:株式会社No Company調べ (n:設問ごとの有効回答数) https://www.no-company.co.jp/news/240723-release-research

「企業に対して、オンライン上でどのような情報を発信してほしいですか?」という質問に対し、情報収集期・意思決定期ともに「1日の仕事の流れ」「社内の人間関係・職場の雰囲気」「福利厚生」が上位3つの回答となっています。
このことから、Z世代は「働く環境」についてSNSで情報収集していることが分かります。Z世代は、出世することよりもワークライフバランスを大事にしたいという傾向が強い世代であるため、SNSで手に入れたい情報においてもその傾向が表れていると考えられます。
また、これら上位3つの情報は企業のホームページなどでも掲載されていることもありますが、特に社員や職場の雰囲気といった要素においては、SNSよりもフォーマルな場であるホームページや就活情報サイトの性質上、見かけが綺麗に整えられた情報であると捉えられている傾向があります。一方、SNSは、カジュアルかつリアルタイムな情報が提供される場であり、情報を発信する側と受け取る側が同じ目線に立つコンテンツという特性があるため、社員や職場の雰囲気もより素に近い情報が提供されます。つまり、Z世代がSNSで知りたい情報とは、リアルな情報であり、入社後のライフスタイルをイメージしやすい情報なのです。

就活生が情報発信を求めているSNSって何?

SNSと一口に言っても、様々な媒体があります。その中でZ世代が就職活動において情報を収集したいと考えているSNSは一体何なのでしょうか。

出典:株式会社No Company調べ (n:設問ごとの有効回答数) https://www.no-company.co.jp/news/240723-release-research

「企業に対し、どのSNSやメディアで就活関連の情報を発信してほしいですか?」という質問に対し、情報収集期・意思決定期ともに「X(旧:Twitter)」と回答した学生が最も多くなっており、時期によって順位に変動があるものの、続いて「Instagram」「Youtube」と回答した学生が多くなっています。これを見ると、Z世代は企業に対して日常で使っているSNSでの情報発信を望んでいることが分かります。中でもXやInstagramでは、1つの投稿で情報が簡潔にまとめられており、情報を獲得するまでにかかる時間が短くなっています。また、Youtubeでもここ数年でInstagramのリール動画のようなYoutubeShortsのサービスが開始されたり、通常の動画も長押しで倍速再生が可能となったりと、1つのコンテンツを視聴するのにかかる時間が短くなるような機能が追加されています。この傾向
は、デジタルネイティブ世代であるZ世代がタイパ、いわゆる“タイムパフォーマンス”を重視しているというのが大きく影響していると考えられます。子供のころから情報社会に生きているZ世代は、日常生活ではもちろん就職活動においても、SNS上に溢れるたくさんの情報から効率よくかつ最新で適切な情報を手に入れたがっているのです。そのニーズを満たすためにも、「X」「Instagram」などのSNSを活用していく必要があるのです。

まとめ

ここまで、「SNS」をZ世代の就活実態と共に見てきました。
自社ではBtoCの商品などSNSで発信する情報なんてないと、SNSの活用に対し消極的な方もいらっしゃったかもしれません。
Z世代など新規人材の争奪戦が起きている現代において、SNSは自社への興味を引き入社まで導くための重要なゲートとなっています。ぜひ1度自社のSNS活用についてご検討してみてはいかがですか?
次回からは、Z世代が就活情報を発信してほしいという声が大きかったSNSのうち、「X」と「Instagram」の2つについて深堀りしていきます。お楽しみに♪

Part2  https://www.ricoh.co.jp/magazines/direct-marketing/column/pp-solution-sns-02/index.html
Part3  https://www.ricoh.co.jp/magazines/direct-marketing/column/pp-solution-sns-03/index.html

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