EV急速充電器を導入してEVユーザーの利便性を高めCO2削減に取り組む 株式会社ホンダカーズ東京 様(東京都)
2024年03月15日 13:13
この記事に書いてあること
ホンダカーズ東京様は、文京区、台東区、墨田区、江東区、江戸川区、葛飾区といった東京の下町地域に13店舗を展開するホンダの正規ディーラーです。
「ホンダカーズ東京」の称号となったのは2008年のことですが、その前身である日本バイク工業株式会社の設立は古く、1948年の本田技研工業株式会社の設立からわずか2年後の1950年に営業を開始され、以来ホンダとともに長い歴史を築いてきました。
現在ホンダカーズ東京様は、CO2排出量の前年比3%削減を目標に、全社をあげて環境保全活動を実施されています。今回は、急速充電器を導入された経緯とEV普及の見通しなどについて、技術サービス次長の 村田 史明 様にお話を伺いました。
お客様や地域の皆様への義務として、急速充電器を設置
CO2の削減は、製造から使用、廃棄に至るまでの各過程でその排出が避けられない自動車業界において最優先の課題の一つとなっています。ホンダも2040年までに4輪のガソリン車を全廃することを宣言しており、2024年中頃には人気車種「N-VAN」にもEVを追加するなど、EV化を進めています。
このような状況の中、メーカーと共に歩む販売店にもCO2削減に向けた取り組みが求められています。
ホンダカーズ東京様においても、2018年の「クラリティPHEV」発売をきっかけにしてEV急速充電器の設置を開始しました。
村田様は、「EVやPHEVを利用されるお客様のために急速充電器を導入することは、お客様や地域の皆様に対して私たちが果たすべき最低限の義務だと考えています」と語ります。
ホンダカーズ東京様が設置している急速充電器は、ホンダ車のオーナーだけでなく、すべてのメーカーのEVユーザーに開放されており、ネットワークに加入すればどなたでも利用することが可能です。

ホンダカーズ東京 技術サービス部 次長 村田 史明 様
丁寧な作業が見て取れるので、任せて安心
ホンダカーズ東京様とリコージャパンとのお付き合いは古く、OA機器だけでなく、リコー電力販売サービスもご利用いただいています。今回取材させていただいた押上店は、江戸川店と一之江店に続いて3軒目のEV急速充電器の設置店舗となりました。
「リコージャパンさんにはいろいろなことをお願いしていますが、急速充電器の設置も頼んだのは、安心感があるからです。アスファルト一つとってみても、他の業者さんだと2度塗りで終わりにするところを、きちんと3度塗ってくれる。施工会社の人とのやり取りを聞いていても信頼関係が厚いことが分かりますし、実際に仕上がりもいい。保守も含めて安心してお任せできます」(村田様)
押上店では、お客様が運転操作を誤って急速充電器をなぎ倒すという大きなアクシデントがありましたが、半導体不足の影響でブレーカーなどの部品が手に入りにくい状況の中、手を尽くして部品を取り寄せ、短期間で復旧させることができました。このような対応を含めて評価いただけているようです。

充電ポートの位置は車両によって異なるため、EV急速充電器を利用する自動車の駐車スペースは広めに取られている
業界の動きや技術動向を把握して、効果的なタイミングでの設備更新を予定
世の中一般では、脱炭素の観点からEV化は避けられないと考えられていますが、村田様はそれほど楽観視してはおられません。「正直なところ、EVが本格的に普及していくためには、まだまだ多くの課題が残されていると思います。
使用済みバッテリーの処理やリサイクルもそうですし、EVに搭載されるバッテリーや充電池もさらに機能が向上していくと考えられます。
そのため、設備更新のタイミングが難しいのです。機器の性能向上やEVの普及スピードなどを考慮しながら、費用対効果が最大限になる時期導入を進めたいと考えています。
リコージャパンの営業担当の方は、急速充電器に限らず、自動車業界に関係する最新の技術動向や新商品の情報などを定期的に持ってきてくれるので、とてもありがたく思っています。私たちの設備更新のタイミングにも直結する話ですので、これからも有益な情報をいち早く届けてもらいたいですね」(村田様)


| 会社名 | 株式会社ホンダカーズ東京 |
| 本社 | 東京都台東区上野5-14-9 |
| HP | https://www.hondacars-tokyo.co.jp/ |
| 設立 | 1950年(日本バイク工業株式会社) |
| 事業内容 | ホンダ車の販売、及び点検・車検・整備、自動車損害保険、生命保険代理業 |
※本記事に掲載の会社名および製品名はそれぞれの各社の商号、商標または登録商標です。
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