従業員の安全・安心が製品の安全・安心にRICOH EH SensorCloud 2が働く現場の環境改善をサポート 株式会社 パロマ様(愛知県)
公開日:2026年01月23日
この記事に書いてあること
パロマ様は1911年に創業され、115年の歴史を持つ給湯機器、厨房機器、空調機器の開発・製造・販売を行う会社です。
社名の由来であるパロマはスペイン語で「白いハト」を意味し、平和の象徴としてのハトに平和で豊かな暮らしの願いを込めて名付けられています。
近年では、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」実現に向けて、既存のエコ製品の拡販に加え、環境問題や社会環境の解決に資する新しい製品作りに力を入れています。
社是に掲げる理念は、活動の根底を変えることなく、生活インフラを支えるモノづくり企業としての自負を持つことです。常に「お客さまのお声をよくお聞きする」姿勢で、素材加工からの一貫生産体制および全国を網羅した営業・アフターサービス体制により、小さなお声も大切に、きめ細かくお応えするモノづくりに取り組んでおられます。
グループ全体での2024年の地域別売上構成比では、日本国内が約7%、北米・中南米が約83%と、海外にも多くの拠点を持つグローバル企業でもあります。
今回、リコージャパンから導入いただいたのは、RICOH EH SensorCloud2です。その導入の経緯について、生産・調達統括本部 副本部長 角田 智之様,本社第二工場 工場長 三田 朋樹様、生産・調達統括本部 EHS統括室 平岩 清和様にお話を伺いました。
RICOH EH SensorCloud 2 導入のきっかけは、WBGT値の計測課題から
「国内生産拠点の工場10ケ所にRICOH EH SensorCloud 2を導入する前は、WBGT値(気温、湿度、日射(輻射熱)を考慮した熱ストレスの指標の計測)とCO2濃度を可視化するために、各工場の定められた場所にデジタル計測器を設置していました。そして、各工場の安全衛生管理担当者が1日に3回、朝、昼、夕と目視で確認を行い、計測値を紙に記入しExcelで管理をしていました。」と角田様、平岩様は語られます。
課題は、広大な工場の敷地を巡回し記録する手間の軽減と役員からの「もし職場環境が悪化しているのであればいち早く知りたい」という要望への対応でした。

生産・調達統括本部 副本部長 角田 智之 様

生産・調達統括本部 EHS統括室 平岩 清和 様
さらに熱中症対策の義務化、熱中症リスク軽減のために
三田様は「日頃からリコージャパンの営業に対して、目新しいものがあれば情報提供してほしいとお伝えしています。情報として持っておけば、後々検討が必要になった際の意思決定がスムーズになるからです。RICOH EH SensorCloud 2も最初に話を聞いたときは、正直あまり関心はありませんでしたが、2025年6月に改正労働安全衛生規則が施行されたことや、職場の熱中症対策が義務化されること、会社のルールが変更になり、各工場のWBGT値とCO2濃度状況の一元管理が必要になったことから本格的に検討に入りました。」と導入の経緯を語られます。
RICOH EH SensorCloud 2はセンサーが自動で測定した温度・湿度のデータをクラウドで一元管理できるシステムで、センサーには次世代太陽電池が搭載されており、少ない照明でも継続的に稼働することが可能です。
RICOH EH SensorCloud 2の導入で、安全衛生管理担当者が広大な工場の敷地を巡回し、記録する作業が不要になりました。またパソコンやスマートフォンからクラウドを経由してリアルタイムで温度状況を把握でき、現場に足を運ばずに必要なデータを確認できます。これにより「もし職場環境が悪化しているのであればいち早く知りたい」という役員からの要望にも対応できるようになりました。
さらに、工場内の電源は200Vが多いのですが、別途100V電源がいらないことも非常に良かった点です。
業務の効率化だけでなく、作業負担の軽減も実現しました。安全衛生管理担当者の業務にゆとりが持てたことで、現場作業のリスク軽減にもつながっています。

本社第二工場 工場長 三田 朋樹 様

RICOH EH CO2センサー D101
労働時間・休憩の変更実施で、今年の夏は熱中症ゼロ件に
工場で働く従業員の安全、安心のために、労働時間・休憩の変更も実施されました。50分作業し、10分の休憩を取る規定を実施して、より安全確保の周知徹底をされています。
各工場では従業員の目のつく場所に、サイネージモニターを設置し、画面にWBGT値とCO2濃度状況のモニタリングを表示しました。
従業員に対してこれらの数値を見える化したことで、職場環境の変化に対するアクションや意識向上の変化もありました。その効果もあり、今年の夏は熱中症ゼロ件という成果につながりました。冬には湿度の監視で静電気やウイルス感染の対策にも役立てたいと考えられておられます。
計測データは自動で取得し、クラウドに保存されます。パソコンやスマートフォンからアクセスでき、データを画面で閲覧可能です。さらにアラート機能があり、万一異常を検知した場合にはメールで通知。これまでのようにチェックのためだけに現場に向かう必要はなくなりました。
「過去のデータも一元管理できるので、たとえば屋根に耐熱塗装した工場について、前年と比較して効果を検証できるので助かります。一方で設定にもよりますが、昨年の夏は猛暑だったので頻繁にアラートメールが来てとても大変でした」と三田様がお話しくださいました。

各工場のサイネージに掲示されている画面
パロマ様のCO2削減目標は2050年脱炭素社会の構築を目指し、事業所、製品、海外を含むCO2排出量ゼロ化を目標にされています。カーボンニュートラル実現に貢献する製品や技術で省エネ性・環境性を追求した給湯・厨房・空調機器等を開発し、これからの環境にやさしい製品の普及・促進により、家庭でのCO2排出量の削減を目指しておられます。
最後に「リコージャパンさんからは、今後も常にいろいろな角度から商品・サービスの情報提供の継続をお願いしたい」との嬉しいお言葉もいただきました。

工場で製造されている製品

工場で製造されている製品

| 会社名 | 株式会社パロマ |
| 本社 | 愛知県名古屋市瑞穂区桃園町6番地23号 |
| ホームページ | https://www.paloma.co.jp |
| 創業 | 1911年2月 |
| 事業内容 | 給湯機器、厨房機器、空調機器、開発、製造、販売 |
※本記事に掲載の会社名および製品名はそれぞれの各社の商号、商標または登録商標です。
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