カーボンニュートラル(Carbon Neutral)
人間の活動によって排出されるCO2をはじめとする温室効果ガスを、植林や森林管理といった人為的な活動により吸収させ、合計を実質ゼロにすること。
排出を完全になくすことは現実的に難しいため、排出量を可能な限り削減し、排出せざるを得なかったぶんについて同じ量を「吸収」または「除去」することで差し引きゼロにすることを目指すといか考え方。
国内においては2020年に当時の首相であった菅総理が、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言している。
温室効果ガスの「吸収」、「除去」には、植林により大気中のCO2の吸収量を増やすことの他に、大気中から直接CO2を回収し地中に埋めて貯留する「DACCS」、「BECCS」といった新たな「ネガティブエミッション技術」の研究開発も進んでいる。
排出される温室効果ガスの量が、吸収や除去された温室効果ガスの量よりも少ない状態のことを「カーボンネガティブ」という。
出典:環境省Webサイトより