GX(グリーン・トランスフォーメーション)

GXとは、グリーントランスフォーメーションの略で経済産業省が提唱した脱炭素社会実現の為の経済社会システム全体の変革を指す。
経済産業省では、「GXリーグ基本構想」の中でグリーントランスフォーメーションを「2050年カーボンニュートラルや、2030年の国としての温室効果ガス排出削減目標の達成に向けた取り組みを経済の成長の機会と捉え、排出削減と産業競争力の向上の実現に向けた、経済社会システム全体の変革」と定義している。*
*出典:経済産業省「GXリーグ基本構想」

カーボンニュートラルとの考え方の違いは、ただ単に温室効果ガスの排出量を人為的な活動によって吸収させ実質ゼロにするという環境問題への取り組みだけにとどまらず、これら脱炭素社会の実現に向けた取り組みを通じて、経済も成長させるという観点が含まれている点にある。

地球温暖化による気候変動がもたらす環境問題の深刻化が大きな問題となり、世界各国でカーボンニュートラルの実現に関する目標が掲げられる中、日本国内においても2020年に当時の菅首相が所信表明演説で、2050年までのカーボンニュートラル実現を宣言。
その後、2022年6月に岸田内閣はグリーントランスフォーメーションを政府の重点投資分野の一つとして位置付け、今後10年間で官民協調で150兆円規模のグリーントランスフォーメーション投資を実現するとしている。*
*出典:内閣官房「新しい資本主義の グランドデザイン及び実行計画」

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