PPA

PPA(Power Purchase Agreement)は、電力販売契約と訳される。PPA事業者の持つ発電設備で発電された電力を需要家が買い取って使用する契約で、第三者所有モデル(Third Party Ownership:TPO)とも呼ばれている。
需要家である企業や自治体等の「敷地内」に、PPA事業者が太陽光発電システム等の設備を設置し、発電された電力を施設保有者が買い取り使用する形態のものをオンサイトPPAという。
需要家の「敷地外」にPPA事業者が設置した発電設備から一般の送電線を通して需要家に送電した電力を小売電気事業者を経由して需要家が買い取り使用する形態のものをオフサイトPPAという。
いずれの場合も発電設備の設置費用、運用・保守費用はPPA事業者の負担となる。

PPAの主なメリットとデメリットは下記の点にある。

【メリット】
・初期費用、保守費用が不要である
・電力料金が通常の一般小売電気事業者から購入するより料金変動リスクもなく割安になりやすい。(オンサイトは再エネ賦課金、託送料金がかからないのでよりメリットが大きい。)
・再生可能エネルギーを利用していることにより環境に配慮していることを対外的に訴求できる。
・災害時にも発電機能が稼働していれば電力を使用できる。(オフサイトは送電線や中継設備に支障があると使用できない。)

【デメリット】
・一般的に契約期間が15年~25年と長期である。
・契約期間満了後はメンテナンス費用は自己負担となる。
・オンサイトPPAの場合、余剰電力を売電できない。
・オフサイトPPAの場合、設備が大規模となるため中小企業は導入しにくい。

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