ゼロエミッション

ゼロエミッションとは、1994年に国連大学より提唱された考え方で、産業活動に伴う廃棄物等に起因する排出(エミッション)をできる限りゼロに近づけるため、廃棄物の再利用による有効活用を促進し、最終的な排出(エミッション)を抑えた新たな循環システムの構築を目指すというもの。
資源を廃棄せずに循環して再利用する経済システムであるサーキュラーエコノミーは、ゼロエミッションの考え方を発展させた考え方である。
もともとは脱炭素、経済活動から排出される廃棄物全般についての考え方であったが昨今ではカーボンニュートラルの観点から、温室効果ガスの排出量ゼロを目指す意味合いで使われることが多い。

東京都は、2050年までにCO2排出量実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京戦略」を2019年に策定、さらに2021年には行動を加速させるために2030年までに都内の温室効果ガス排出量を2000年比で50%削減すること、再生可能エネルギーによる電力利用割合を50%程度まで高めることを表明した。

その他、国や地方自治体、企業などでもカーボンニュートラルに向けた様々な取り組みがおこなわれている。

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